しおん

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HSP(Highly Sensitive Person)のキャリアコンサルタント。HSPのことをもっと社会に広めたいです。趣味はラジオを聴く、散歩、ヨガ、読書、国内外の旅行。HSPとキャリアコンサルの話を主に書きたいと思っていますが、趣味や日常もつづっていきたいです。

マガジン

  • HSPのままでいきましょう!

    HSP(Highly Sensitive Person)の素敵なところ、苦労するところなどみなさんにシェアしたいことをHSPの視点からまとめています。HSPを自認している人、そうかもしれないと思っている人、HSPではない人にも読んでいただけると嬉しいです。

最近の記事

蜷川実花「瞬く光の庭」展 東京都庭園美術館

夏休みの思い出第二弾として、蜷川実花さんの写真展について書きます。訪れたのは7月下旬のお天気の良い、暑い日でした。 蜷川実花さんの写真は、これまであまり意識して見たことがありませんでした。「見たことある」くらいの認識でしたが、人気のある写真家なのですね。鮮やかでコントラストが強く、独特のハレーションが特徴的な植物の写真が印象的な人です。私は蜷川さんの写真が自分の好みなのかわからなかったのですが、とても評価されているようなので、一度きちんと見てみたいと思って行きました。 ほ

    • 「自然と人のダイアローグ」展 国立西洋美術館リニューアルオープン

      最近は涼しくなり、秋の気配を感じられるようになってきました。みなさん夏休みはどんなふうに過ごしましたでしょうか。3年ぶりに行動制限のない夏でしたが、私はまだちょっと旅行の気分ではなく、1年前の夏と同じように過ごしました。 私の夏のお出かけのひとつ、国立西洋美術館リニューアルオープン記念「自然と人のダイアローグ」展をご紹介します。 ご紹介しますと言っても、公式のホームページをご覧になれば具体的な内容はわかりますし、ブログなどで詳しく書いている個人の方もたくさんいると思います

      • HSPにおすすめする工夫と思考②

        前回に引き続き、HSP気質のみなさんにおすすめしたい工夫と思考法をご紹介します。HSPは感度が高いためHSPではない人に比べて、さまざまな刺激を多く受け取っています。そのため刺激が多すぎる傾向があります。だれでも刺激が多すぎると疲れますよね。また、刺激が多過ぎると混乱してしまい、いつものパフォーマンスができなくなることがあります。刺激とのバランスの取り方や思考法など、HSPならではの工夫をおすすめします。 前回の「HSPにおすすめする工夫と思考①」では、 ・休息の時間をたっ

        • HSPにおすすめする工夫と思考①

          HSPは社会生活を営むうえでストレスを溜めやすいといわれています。HSPではない人たちがマジョリティの社会ですから、HSPが職場や学校で疲れやすいのは自然なことです。 敏感で多くのことを感じ取ってしまう、共感力があり人が困っていたり痛みを抱えていると気づいて無視できない、そのことに対して自分が何もしない・できないと責任を感じてしまうなど負担になることが多いです。周囲からは気にしすぎ、考えすぎと言われることもありますが、気になってしまうのは自分ではコントロールが難しいのです

        蜷川実花「瞬く光の庭」展 東京都庭園美術館

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        • HSPのままでいきましょう!
          14本

        記事

          繊細さを味方につける! HSPについて学ぶ オンラインセミナーを開催してみて

          先日、女性向けキャリアスクール「ワタシル大学」の公開講座として、「繊細さを味方につける!HSPについて学ぶ」オンラインセミナーをさせていただきました。 セミナー講師というだけで緊張するものですが、HSPのテーマは私自身の価値観や生き方に直結する大切なものなので、準備の段階からわくわくドキドキが大きすぎて圧倒されそうでした。この内容でよいのだろか、この表現で大丈夫なのか、どんなふうに受け取ってもらえるだろうかと、正直ちょっとナーバスにもなりました。このこと自体がHSPらしい反

          繊細さを味方につける! HSPについて学ぶ オンラインセミナーを開催してみて

          キャリア自律を考える②

          前回に続いて、キャリア自律を考えるオンラインセミナーの内容を紹介しつつ感想を書きたいと思います。講師であるリクルートマネージメントソリューションズの古野庸一氏は、キャリア自律に関しての大きな問題は「今の仕事が合わないこと」と「将来への不安」であるといいます。 今の仕事が合わない キャリア自律を阻害する1つの要因が、会社からの期待・役割に適応しすぎて、自分に合わないことをやっているということがあります。今の仕事が合わないことを自覚しているケースもあれば、無自覚のこともあるよ

          キャリア自律を考える②

          キャリア自律を考える①

          キャリア自律をテーマにしたオンラインオンラインセミナーに参加しました。 キャリア自律という言葉に耳馴染みはあるでしょうか?キャリア自律とは、自分の責任で自分のキャリアを構築していくということですが、これを機会に調べてみたところ以下のような要素があるようです。 ・自分のキャリアに興味を持つ ・自分のキャリアについて主体的に考える ・自らのキャリア形成を企業に依存しない ・自らのキャリアに責任を持つ ・学習やキャリア開発を自ら行っていく ・生涯にわたって行うコミットメント

          キャリア自律を考える①

          HSPの長所

          HSPの長所について書いてみます。HSPは敏感、繊細で生きづらいといった側面が強調されているように思います。ときには長所に目を向けて、HSPであることのすばらしさ、メリットをじっくりと味わってみたいです。HSPのみなさんに「ああ、そうそう」と思っていただけるものがあれば嬉しいです。 ・とにかく仕事が丁寧でよく行き届いている。 ・周りの人たちが心地よく過ごせているか、困っていないか、傷ついていないか常に気にかけている。 ・細かいところまでよく考えて、予測できる結果を十分に

          HSPの長所

          今年は寒いですね!

          今回はHSPの話題でもキャリアの話題でもなく、つぶやきです。 今年は本当に寒いですね。雪国の人たちには笑われてしまいますが、東京の暮らしでも十分に寒いです。換気のため窓や扉を開けていることもあり、暖房があまり効いていないことも多いです。自治体で働いている友人は、エコ活動重視のため職場がすごく寒いと言っていました。ほかにも、建物全体の暖房が入る時間が決まっているため、時差出勤で早めに職場に着くとしばらく暖房なしで仕事をせざるを得ないという話も聞きます。 こうしてみると悲惨な

          今年は寒いですね!

          HSPは良い聞き手になれますが…

          友人と会話をする際、相手が一方的に話を続けて、私が聞き役に徹してしまうことがまれにあります。私も話したい、というシグナルを出すのが下手なのかもしれませんが…。 相手にストレスが溜まっていて発散させたいような状況だと、そのことを察して聞き役になってしまいます。私は疲労しすぎて、その夜は眠れません。相手の気持ちが和らいだならよかったと思いつつ、私の話も少しは聞いてもらいたかったと悶々とします。翌日まで疲労を持ち越すことも珍しくありません。 HSPやそのほかの敏感な人は、相手の

          HSPは良い聞き手になれますが…

          キャリアコンサルタント講習「組織と仕事の特性を知る」

          先日、キャリアコンサルタント講習に参加しました。今年2つの目に受講するものでしたが、久々の対面での講習で受講生がたったの4名、それに対して講師2名という非常に充実したものでした。対面での学びはいいですね!初めて会う人たちと終日ご一緒して、少し緊張しつつも新鮮な体験でした。  テーマは「組織と仕事の特性を知る」です。地味なテーマに感じられますが、キャリアコンサルティングではさまざまな業界のクライアントとお会いしますので、業界ごとの特性と、それによってどんな組織や働き方になって

          キャリアコンサルタント講習「組織と仕事の特性を知る」

          HSPでも刺激を求めますか?

          HSP(Highly Senstive Pserson)のなかには、刺激を求めるタイプの人もいます。刺激探求型(HSS:High Sensation Seeking)と呼ばれています。HSSは退屈しやすく、新しいことにチャレンジするのが大好きです。HSPでそんな人はいるのかと思うかもしれませんが、HSPである(敏感である)ことと、HSSである(刺激を求める)ことはそれぞれ独立した気質です。どちらかが高い、両方高い、もしくは両方低いということがありえます。 HSS(High

          HSPでも刺激を求めますか?

          HSPはエスパー?

          「〇〇さんはエスパーなんですか?」こんな言葉を身近な人からもらったことはありませんか? あるとき後輩社員が上司に呼び出されているのを見て、HSPである私の友人は、これはきっと異動の話だなとピンときたそうです。 上司がいきなり声をかけていたこと、その場では用件を言わなかったこと、 そのときの雰囲気、後輩の年齢や経験年数を考慮すると、ああこれは異動だなと。 異動の時期が決まっている職場ではなく、いつ言われるかはわかりません。 社内で公表される数日前に、いきなり上司が本人に告

          HSPはエスパー?

          転職できない

          今の職場は合わないから転職したい、しかし踏み切れない理由はいろいろあります。 ・自分に合う職場がそんなに簡単に見つかるとは思えない ・今は待遇面で恵まれている。辞めたら後悔するのではないか ・今辞めると同僚に迷惑をかけてしまう ・今の職場でまだやれることはあるかもしれない ・次の人事異動まで待ってみたら、希望が叶うかもしれない ・こんな理由で辞めたいと言ったら、周りの人に否定的に思われるのではないか 挙げればキリがありません。他人からみれば「そんなこと気にしているの?」と

          転職できない

          HSPの特徴「丁寧で深い情報処理を行う」を聞いて、何をイメージする?

          HSPの特徴がまとめられている文章がNHKのサイトにあります。 https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/451/ この概念を提唱しはじめた心理学者イレイン・アーロン氏が挙げるHSPの4つの特徴が紹介されています。 ・丁寧で深い情報処理を行う ・過剰に刺激を受けやすい ・感情の反応が強く、特に共感力が高い ・ささいな刺激にも反応する これら4つの特徴のなかでいちばん最初に挙げられている「丁寧で深い情報処理を行う」を聞いて、具体的にど

          HSPの特徴「丁寧で深い情報処理を行う」を聞いて、何をイメージする?

          HSPはとても誠実?

          「はい」と答えるのにためらいを感じるHSPチェックリストの一つに、「とても誠実・良心的(conscientious)である」というのがあります。HSPはとても誠実なのでしょうか?自分のことを振り返ると、ほかの人から誠実だと言ってもらえることはあるし、どちらかといえば良心的なほうだと思うけど、そうでないときもあるし。。。と迷ってしまいます。自分に厳しい人や自分のことを客観視している人ほど、「とても誠実・良心的である」に対して、「はい」と答えるのにためらいを感じるものでしょう。

          HSPはとても誠実?