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キャリア自律を考える①

キャリア自律をテーマにしたオンラインオンラインセミナーに参加しました。

キャリア自律という言葉に耳馴染みはあるでしょうか?キャリア自律とは、自分の責任で自分のキャリアを構築していくということですが、これを機会に調べてみたところ以下のような要素があるようです。

・自分のキャリアに興味を持つ
・自分のキャリアについて主体的に考える
・自らのキャリア形成を企業に依存しない
・自らのキャリアに責任を持つ
・学習やキャリア開発を自ら行っていく
・生涯にわたって行うコミットメント

「自分」が強調されている感じがします。以前は仕事において、「自分」や「個人」はあまり重視されていなかったことを物語っているようです。そこからの転換を強く求められている気がします。自身のキャリア形成は勤務先には頼れない、転職も含めて自分で考えたいという姿勢はかなり一般的になったと言ってよいのではないでしょうか。

人生100年時代と言われるように寿命が長くなり、その分、人生の長い期間働くことになります。社会の変化は激しくなり、仕事の寿命は短くなっています。自分のキャリアは自分でコントロールし、主体的に選んでいくキャリア自律がクローズアップされるのは当然の流れですね。

キャリア自律は大事だと言われれば確かにそうだと思うけれど、キャリア自律を求められてもどうすればよいのかわからない、日々の仕事をこなすのに精一杯でそんなこと言われても…という人は現実には多いのではないでしょうか。実際、リクルートマネージメントソリューションズが2021年に実施した若手・中堅社員の意識調査では、80パーセントを超える回答者が「自律的・主体的なキャリア形成」をしたいと答えた一方で、約65パーセントは「自律的・主体的なキャリア形成」を求められることに息苦しさを感じると答えたそうです。

昔に比べれば生き方の多様性は増していますし、キャリアの選択肢が多いのは確かです。しかし、選択肢が多ければ幸せかといえばそう簡単な話ではありません。どのように決めたらよいのかわからず、そのことにストレスを感じている人がたくさんいるというのは共感できますし、無視できないと感じました。

次回はもう少し詳しい内容と所感を書きます。


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