見出し画像

繊細さを味方につける! HSPについて学ぶ オンラインセミナーを開催してみて

先日、女性向けキャリアスクール「ワタシル大学」の公開講座として、「繊細さを味方につける!HSPについて学ぶ」オンラインセミナーをさせていただきました。

セミナー講師というだけで緊張するものですが、HSPのテーマは私自身の価値観や生き方に直結する大切なものなので、準備の段階からわくわくドキドキが大きすぎて圧倒されそうでした。この内容でよいのだろか、この表現で大丈夫なのか、どんなふうに受け取ってもらえるだろうかと、正直ちょっとナーバスにもなりました。このこと自体がHSPらしい反応だと自覚しつつ、参加してくださる方にできるだけのものを届けよう、これだけ準備すればきっと届くと自分に言い聞かせ、そちらに気持ちをフォーカスするよう心がけました。

10数名のみなさんが参加してくださいました。予想していた通り、HSPを自認している方やHSPかもしれないという方が多かったですが、そうではないけれど関心があるという方の参加もありました。

お話した項目と分かち合い

1.HSPとは何か、特徴(DOES)
2.HSPは大人だけ?病気や障がいでもありません
3.HSS型(刺激探求型)HSPとは ~HSPの多様性~
4.HSPはみんな内向型なの?~HSPの多様性~
5.HSPの長所、活かせるところ
6.自身がHSPだったら気を付けること、身近なHSPに配慮したいこと

途中でブレイクアウトルームを2回はさみ、1回目のブレイクアウトルームでは自身がHSPだと思った体験、HSPではない人は周りの人でHSPらしいと思った体験を分かち合っていただきました。

私がファシリテーションを担当したブレイクアウトルームでは、HSPならではの体験に共感し合い、温かな場になりました。ブレイクアウトルームのあと、それぞれのルームで出たことをファシリテーターに報告してもらいましたが、同じHSPでも共通することもあれば異なることもあり、新たな発見がありました。何よりも、みなさんがお互いに打ち解けて話が弾んだ様子で、笑顔を見せてくださったことが嬉しかったです。

2回目のブレイクアウトルームでは、HSPの長所(HSPではない人は身近なHSPの長所)を話していただきました。私が印象深かったのは、HSPを自認している方が自分の長所ではなくて、ご自身の上司の長所について話してくださったことです。周りの人のことを本当によく観察されているし、その人の良さを理解していらっしゃると感銘を受けました。こんなHSPの方が職場にいてくれたら、一緒に働く人たちはたくさんの恩恵を受けることができますね。

ほかにもHSPの長所として、すぐに元気になれる(可愛い犬を見かけたらテンションが上がり嬉しい気持ちになる、家にお花を飾ると心が和みエネルギーが高まる)という声がありました。すぐに元気になれるっていいですね。HSPは周りのネガティブな影響を受けやすく、こちらの特徴が注目されがちですが、同時にポジティブな影響もたくさん受け取ることができます。

みなさまに感謝!


おかげで無事に楽しく講座を終えることができました。ご参加いただいた方々や関心を寄せてくださったみなさんに感謝しています。私の説明に耳を傾けていただき、ありがとうございました。またみなさんの気遣いと積極的な参加のおかげで、居心地の良い場が守られ、実りある分かち合いになりました。

このような機会を与えていただいたワタシル大学のみなさまにも、心からの感謝をお伝えします。講座の準備段階から当日の運営まで、貴重なアドバイスとサポートを本当にありがとうございました。

ピアサポートと社会に広く知ってもらうこと


5人に1人がHSPと言われています。今の世の中はどうしても5人に4人の人たちが中心にまわっていますので、HSPは生きていくのがしんどいと感じるものだと思います。当事者どうしのサポート、いわばピアサポートは大事だと思いましたし、HSPではない方に知ってもらうのはお互いにとって社会にとって重要なことだと改めて強く感じました。このテーマはライフワークとして続けていきたいです。

HSPはここ数年でだいぶ認知度が上がったと思いますが、まだよく知らない人も多いのではないかと思います。繊細さという言葉にネガティブな印象を抱き、自分に当てはめて考えないようにしている人もいるかもしれません。

HSPは置かれている環境によっては、その繊細さを強く感じるときと、それほど感じないときがありますが、持って生まれた気質に変わりはありません。もしまだ気づいていない人がいるのなら、HSPであることに気づいて、HSPの特徴を生かしたキャリアとライフを選んでもらいたいというのが私の願いです。

また、HSPであることや繊細さについて周りに伝えると、特別な配慮を求めているように受け取られのではないかと不安に感じる方もいるようです。HSPでない人にも、HSPのことを伝えていけたらと思います。

講座でお話した内容は、noteの記事にしてご紹介していきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?