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蜷川実花「瞬く光の庭」展 東京都庭園美術館

夏休みの思い出第二弾として、蜷川実花さんの写真展について書きます。訪れたのは7月下旬のお天気の良い、暑い日でした。

蜷川実花さんの写真は、これまであまり意識して見たことがありませんでした。「見たことある」くらいの認識でしたが、人気のある写真家なのですね。鮮やかでコントラストが強く、独特のハレーションが特徴的な植物の写真が印象的な人です。私は蜷川さんの写真が自分の好みなのかわからなかったのですが、とても評価されているようなので、一度きちんと見てみたいと思って行きました。

ほかにも、東京都庭園美術館の建物が好きなのと、友人に誘ってもらったのが大きなきっかけになりました。

アール・デコの装飾と一緒に楽しむ

東京都庭園美術館といえば、アール・デコ様式の装飾です。華やかさの中にも落ち着きのあるアール・デコと、鮮やかな蜷川さんの写真は、なかなか良い具合に調和していました。

緑あふれるお庭を背景に見ることができます。

写真はコロナが始まってから、この2年間ほどかけて、国内各地で撮影されたものだそうです。野生の植物ではなく、植物園の植物を撮影しているとのことでした。

どの写真も光が溢れ出るようで、蜷川さんの目にはこのように見えているのかなと思いました。眩しすぎて、ちょっときついと感じられる写真もありましたが、見る人の感性と好みの問題だと思います。私にとって、ちょうどよいと感じられる写真や穏やかな気持ちで見られる写真もありました。その時の体調や気分にも左右されそうです。

天気が良い日で、庭園の緑が映り込んでいますね!

映像作品の展示もあり、藤の花の作品が良かったです。いつまでも見ていられるものでした。(残念ながら写真は撮りませんでした)

最後に庭園を散策して終了

東京都庭園美術館といえば、素敵な庭園です。暑い夏の日でしたが、写真の余韻に浸りながらお庭を散策して帰りました。この季節だからこそ味わえる緑の濃さでした。

2階の窓には、作品が透けて見えています。
蜷川作品と同じくらい、生命力あふれるお庭でした。


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