みやうちふみこ

傘寿。これから始まる物語。 つぶやきや詩やエッセイ、折々俳句、折々短歌で語っていきたい。

みやうちふみこ

傘寿。これから始まる物語。 つぶやきや詩やエッセイ、折々俳句、折々短歌で語っていきたい。

最近の記事

国政調査

我が家の郵便受けに2通の国勢調査の書類が届いたのは、9月半ば過ぎだったと思う。我が家は、苗字は違っても母娘同世帯。なので、国勢調査表は世帯主の宛で1通で間に合うのにご丁寧にと思った。二人別々に記入するようになったのかしら、と手にした一方の封筒には、住所は同じでも、違う人の苗字宛。 間違いと気づいて、問い合わせ先を探したのだけれど、「調査についての問い合わせは国勢調査コールセンター」の他は見当たらなかった。なので、国勢調査コールセンターへ確認の電話を入れて、書類は世帯主と同居人

    • 詩集「母の詩(うた)」みやうちふみこ

      「みやうちみこ詩集、母の詩(うた)」(モノクローム・プロジェクト)の刊行がは、10月1日だから、あれからかれこれ10日余りが過ぎている。校正を繰り返しながら、どうか間に合いますように、と祈っていた、母方の従兄は、9月10日昇天。間に合わなかった。急ごうとするたびに、「早く完成させるより、優れた作品を完成させた方が、従兄の方だって喜ぶんじゃないの」と一色先生に促されながら、前詩集「カバの本籍」と同時進行させていた原稿に、再度向き合ったのは、今年の元日からだった。それから間もなく

      • 三角みづ紀、第8詩集「どこにでもあるケーキ」を読んで

        「どこにでもあるケーキ」とは、あの苺ショートケーキみたいなケーキをさすのだろうか。送られてきたその詩集は、丁寧に幾重にも包まれていて、白い手のひらに載るぐらいの箱が、パラフィン紙に包まれた入っていた。蓋の中央には、13歳の少女、焼きあがったばかりのケーキを想像する絵が、画家、塩川いづさんの手で描かれている。パラフィン紙を透して見える、その絵は、今よりも、もっと、鋭敏で、図太く見えて、も、繊細で、そっとそっと手にしないと、つぶれてしまいそうな気配を感じる絵だ。今の「詩人、三角

        • kayoちゃんのお供で千葉大学付属病院へ

          昨日のことになるのだが、予約が、午後1時頃だったので、家を出るのが、気温の上昇した10時ごろ。バス停についてから、エアコンを止めるのを忘れたことに気づいて、でも、そのままでも大丈夫だよ、と言ったのだったが、次のバスでも間に合うからと、かよちゃんが戻って、やっぱり、つけっぱなしだった、と、汗いっぱいかいて戻ってきた。そのあとは、スムース。電車で、今まで、体験した事なかった、席を譲って頂くという行為に、往復遭遇。行くときは男性だったので、恐縮してかけさせていただいたのだけれど、帰

          7月終わりの日

          もう、今日は7月、最後の日。 今月も、一昨日だったか、「詩と思想9月号」が届いた。 もしも、もう届かなかったら、すごく寂しい思いをするのだろうなぁと、なぜかふっと思った。詩人会議も、現代詩手帳も購読したことはあるけれど、わたしと詩の生活には結びつかなかったような気がしてならない。わたしの中で、詩との交流が始まったと感じたのは、だれがなんと言おうと「詩と詩想」の歩み(大げさかも)とともにある。いや、そのころ編集長をしていた、一色真理氏との出会いのお陰と言っても、過言ではない。な

          7月終わりの日

          心地よい風

          昨日、 久しぶりに電車に乗った。なんと心地よいことか。まぁ、昨日の朝は、一歩外に出ただけで、あぁ心地よい風、毎日部屋に閉じこもっているなんてもったいない。と思ったり、ホームに立った時も、風の心地良さに感動さえ覚えたほど最近、とてもとても、風に飢えていたことに気が付いた。 たまたま、昨日は恵まれていたのかもしれない、と思うほど、心地よい風と戯れてきた。 特に、千葉からの帰りの車内は、午後も早い時間だったからか、座席が程よく埋まる程度で、程よい温度と風を感じる車内。病院での待ち時

          梅雨明け?

          今朝、気配を感じて、おはよう、と言いながら顔を向けると、おはようの代わりのように、 Kayoちゃんは、昨夜の雷凄かったね!と、本当に凄かったように言った。でも、わたしには全然覚えがない。嘘!?わたしがそんなすごい雷に目を覚まさないなんて信じられない。彼女が、そんなことでウソを言う訳もないのだけれど、わたしとしては、第3者の証言はまだ得ていないので、いまだに、昨夜のすごい雷の話は、信じられないでいる。でも、たった今、急に部屋の中が明るくなったと思ったら、まばゆい太陽が顔を出して

          80歳の手習い

          今日は、ナナログ社さん主催の三角みづ紀さんの.オンラインでの詩の教室だった。パソコン苦手の私が、一大決心をして臨んだ初めての体験。ちょっと迷っただけで、いつしか教室に入れたのは、時間より30分よりも前に教室に待機していてくださった、ナナログ社の村井さんのサポートのお陰かも知れません。講師の三角みづ紀さんの詩についてのお話も、眼からうろこ。って言っても、なかなか取り入れられるものではありませんが、なるほどと思いました。授業後も居残って暫し三角さんとのチャットの時間もあったようで

          80歳の手習い

          詩人・宮尾節子著「女に聞け」を読んだ。

          詩人・宮尾節子を知ったのは、この詩集のあとがきにも記されている「明日戦争がはじまる」と言う詩を、どこでだったか、読んでからだ。2014年の1月にツイッターに掲載してから5年がたつというけれど、わたしが知ったのは3年ぐらいまえ、ごく最近のことだと思う。そらからずっと、宮尾節子という詩人を、とても遠~い遠~い存在に感じていた。彼女の詩は「明日戦争がはじまる」しか知らなかったし、遠くって、興味もなかったと言ったら叱られそうだけれど、それが正直な気持ちだった。しかし、たしか「詩と思想

          詩人・宮尾節子著「女に聞け」を読んだ。

          明け方見た夢

          誰だったかのお見舞いに、誰だったか女の人と二人でか行った。そこは千葉大学病院なのだが、今工事中で玄関前が大きく削られていて、玄関までいくのには、いまにも崩れそうな砂の山を上っていかなければならない。意を決して上り始めて、もう一歩のところで滑ってしまい庭池のようなところに落ちてしまった。そこに、男の人が二人飛んできて池から引き上げてくれたのだけれど、一人がふみこおばさん死んじゃいやふみこおばさん死んじゃいやって泣きじゃくりはじっめた。おどろいて、大丈夫よ、と言いながらその方を見

          明け方見た夢

          えんじ色の手帳より(1989年11月16日・金)あの日から10950日経過。

          午前中・10回目放射線治療。午後・初回インターヘロン・その後、熱39,5度・嘔吐・筋肉痛。(パパ出張帰り立ち寄る) 術後1か月。放射線治療も10回目。他に週1回のインターヘロン注射による投与の始まった日。照射にはだいぶ慣れてきたものの月曜日から5日連続の金曜日は1週間のうちで最も倦怠感のあらわれるのが金曜日。その日は、インターヘロンの注射による投与も初回目の日だった。そのころは、インターヘロンが使われ始めた頃で、注射後どんな症状が現れるのかも把握出来ていなかったのか、その夜

          えんじ色の手帳より(1989年11月16日・金)あの日から10950日経過。

          文化の日

          午前中、たっぷり休養をとって 昼食に、オムライスを作った。 ケチャップを入れてから良く炒めるのがコツとはどこまでも我流。 されど美味しいと応えてくれる人ひとりありてなごむ。    午後、彼女と二人で街に出た。街にはバスを乗り継いで着いた。 街には、もうクリスマスの気配が漂っていて、日々閉じこもり気味の わたしには、とっても新鮮に見えた。老若男女大勢の人行きかう 大型店舗で浴室用マットとベランダで使う室内用物干しを買って バスを乗り継いで帰宅した。バスには小さい日の丸の旗がそい

          実りの秋

          歩き始めた母に靴を買ってあげようと、昨日二人で横浜のデパートに行った。もちろん、母の街歩きのリハビリもかねてです。なかなかお気に入り靴には出会えないで、母は今回も新しい靴を買うのはあきらめたようだった。もうその頃は二人とも疲れて、お茶しようよ。と、腕時計を見た母が、あら、時計止まってる。と、大きな声でいうので、私は思わず足を止めた。そして、わたしがよかったじゃない、今気がついて。と言ったら、母は、そうね。と言い、すぐ時計売り場へ行った。店員さんに時計を見せたら、修理コーナーへ

          鈍感な小悪魔

          茨城県北部に住む姪から今年も栗が送られてきた。 今年は届きませんように、と心の中で念じながらいたはずなのに、届くと、訳もなくあったかな気持ちになる。いかに、気持ちとはいい加減なものだかが証明される。お陰様で、寝むけも気だるさも他すべてのことを返上して栗と向き合う。栗ご飯には、茶わん蒸しがかかせない。1日目は、栗ご飯に使う分の栗の皮をくりくり剝ぎ渋皮をくりくりむく。もうその辺でかなり疲れるのに、茶わん蒸しを献立に加える。しかし、そんな面倒な気持ちにさせるのは、栗を拾って義叔母さ

          有料
          100

          草取り

          お昼過ぎ、久しぶりに次姉から電話があった。 別に、用事じゃないんだけれど、歩けるようになったの? あぁ、歩ける。前も言ったじゃない。今日はここが痛いの、とかの痛さとはもう上手に付き合っていくしか仕方が年齢なんだけれど、歩けなくなるほ痛むのは病気なんだから、、って、何もしてあげら れないけれど、心配しているのよ。という。ありがとう、それで、充分。 以前だったら、ああだこうだと食べ物まで届けに来たり、宅急便で送って きたり、迷惑と思うほど騒がしかった次姉。大丈夫、と言って、なかな

          今日から10月

          目覚めてすぐの空模様 わぁ、きれいと思って カメラを向けた 今の空にはもう 千切れ雲は流れて 青い空の向こうに 白と青 とけ合ったような 雲が横たわっている 静かな我が家の休日の朝 昨日の夕方5時過ぎ、東京ガスライフバル町田の大平さんともう一人、大平さんより背の高い、前に来てくださった佐藤さんとはまた別の方が来てくださった。給湯器つきのお風呂にするとしても、(その件に関しての確かな回答はまだ かながわ土地建物保全協会からは届いていない)工事は来年になるらしい。でそれまで、前