心地よい風

昨日、 久しぶりに電車に乗った。なんと心地よいことか。まぁ、昨日の朝は、一歩外に出ただけで、あぁ心地よい風、毎日部屋に閉じこもっているなんてもったいない。と思ったり、ホームに立った時も、風の心地良さに感動さえ覚えたほど最近、とてもとても、風に飢えていたことに気が付いた。
たまたま、昨日は恵まれていたのかもしれない、と思うほど、心地よい風と戯れてきた。 特に、千葉からの帰りの車内は、午後も早い時間だったからか、座席が程よく埋まる程度で、程よい温度と風を感じる車内。病院での待ち時間と少しの緊張もあって疲れたのかもしれないのだけれど、千葉から横浜まで2時間近く(?)ほとんど眠っていた。 隣に、kayoちゃんがいてくれたから、そんなことできたのは言う間でもないけれど、睡魔は、それでもおさまらないで、帰宅後又千葉駅で買ってきたお弁当を食べて、また眠る人となって今朝。行くときは、久々の電車に、子供のように車窓の景色を眺めていた。と、言っても、ほとんど、見えるのは、マンションなどの建物とその向こうに横たわるように見えるのは、空。空。空。

朝の電車は、東京を過ぎると一気にガラガラ感の車内になって、やっと、ずっと先に、長く横たわるように伸びる空をが眺められるようになる。その、空にも、その土地の空があるように思うのは、私だけだろうか。ね、千葉の空、なんかなつかしいね。って言ったら、となりのkayoちゃんは、わたし、千葉の空、覚えていないもの。ですって。
千葉大病院まで行くバスの中からも、街を吹き抜ける風がとっても心地よさそうに見えた。そのことを、伝えようと話しかけても、kayo ちゃんには、揺れるバスの中では伝わらないらしい。そういえば、5年ぶりぐらいに訪れた千葉駅から、千葉大病院までの街の風景を思い出してみると、何といううのか見通しの良い風通しの良い街に変わっていた風にも思う。変わっていたのは街の風景ばかりではない。30年前kayoちゃんが手術をしていただいた先生が、部長先生に。むかーし、入院していたころ、ざわざわしている病室も、今日は部長先生の回診よ、と聞くと、病室内はシンと静かになり、雑然としていたベッド周辺も、さっときれいにしていたものだ。めそめそしていた子も泣き止んだりして。いまは、その部長先生がI先生。あの頃は、おひげをはやしたW先生だったなぁとあの頃を思い出しながら、I先生ととても誇らしい気持ちでお会いしてきた。相変わらず、あの頃の先生と患者の関係に近いままにふるまう kayoちゃんに、はらはらするのはわたしだけ。I先生は、そりゃそうだよな、なんて、あの頃と変わりなく、kayoちゃんと接してくださっていた。けれど、けれど、、けれど、、、しつけがなってないよ。と、母は思う。
今日は、わたしも、右足も借り物のようだけれど、風を感じながら空や雲を眺めるだけの旅も、なんか、とてもステキ、出かけたいなぁ。   


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