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浅蘇芳
2020年11月23日 22:07
私はビッチレラ。本当の名前はエラだけど、継母にそう呼ばれているの。この前、王子の寝室に忍び込んだものの、初体験は失敗に終わった。私はいまだに、私の中に男性を受け入れられるのか、不安なまま。でも私の秘めた場所はずっと濡れていて、早く満たしてほしかった。元執事で今は僧侶のセバスチャンに、処女を奪ってほしいとお願いしたけれど、優しく諭され家に帰らされちゃったわ。家では、継母と継姉がな
2020年11月22日 20:31
私はビッチレラ。本当の名前はエラだけど、継母にそう呼ばれているの。私の本当のママが生きていたころ、家には執事がいたんだけど、パパがしばらく家を留守にしていている時、私は見てしまったの。ママはベッドでお尻をつきだし、執事のセバスチャンは自分のものを激しく突き立てていた。しばらくして、セバスチャンは執事の仕事を辞めて僧侶になり、お腹がふっくらしてきたママは、突然死んでしまった。でもね
2020年11月21日 12:21
私はビッチレラ。本当の名前はエラだけど、継母にそう呼ばれているの。きょうは、お城に行って王子の寝室に忍び込んじゃった。「ねえ、王子。私ね、試したいの。ちゃんと入るかどうか」ベッドの上で真赤なエナメルのハイヒールを脱ぎ、足を広げて見せたんだけど、王子はたじろぐばかりでちっとも動かない。驚かせてしまったみたい。彼は私の中に入る状態にはならなかった。そりゃそうよね、不意打ちすぎたわ。
2020年11月20日 00:10
An immorality jurnal by Bitchrella.私はビッチレラ。本当の名前はエラだけど、継母にそう呼ばれているの。きょうは、継姉がビスケットを作ったというので、いくつか内緒でハンカチに包み、宮殿の庭園にあるベンチに体を預けるようにして、食べていたの。イケメンの見習い騎士と、イケナイ遊びをしようと思って。すると、ビスケットが割れて欠片が谷間に落下してしまった。
2020年11月18日 12:38
前作 ≪No.1≫ からのつづき。3件目のメッセージは彼の父親を名乗る男からで、その内容は、彼がバイクに乗っているときにトラックと接触事故を起こし、病院に運ばれたというものだった。慌ててその男性に連絡してみると、彼は1ヶ月前に事故にあい昏睡状態だったが、今朝亡くなったという。彼が入院しているという病院を訪れると、彼の家族が集まっていた。私が近づくと彼の母親らしき女性が、涙を押し殺しな
2020年11月17日 21:25
私が初めて性的に快感を得たのは、3人目の彼との行為でのことだった。彼とは所謂、セフレの関係だったけれど、体の相性が良かったようで、その体験をした時は、頭の中が真っ白になるというのはこの事か、と思った。「なんで泣いてんの?」彼とのクライマックスでは、気が付くと涙が出ていた。悲しいわけではないのに。彼に対して恋愛感情がまったくなかったかというと嘘になるけれど、しばらく連絡がなくても気
2020年11月17日 10:03
父と電車に乗って海へ向かっている。 海につくと父はどこかに行ってしまうが、帰りの電車は同じ車両に乗っている。 父はいつも無言だった。 そんな夢をみるようになったのは、父が亡くなってからだ。あるとき、父は私に言った。
2020年11月16日 17:48
太ももの内側の敏感な部分に、口づけをされた。その皮膚のあたりが、赤く腫れている。彼女は、私が油断して開いた足の間に近づき、口でそこをそっと吸い上げた。そして、そのまま去っていった。何も言わずに。私は今、悩ましく残った赤い跡に悶え、もどかしさを覚えている。そう、彼女は蚊。11月になっても、まだいるのだ。キンカンは刺激が強すぎるので、パーフェクトポーションのアウトドアバーム
2020年11月13日 12:41
私は素直になれなかった。こんなにあなたを好きなのに。手の届かない体の奥深い沼底から、じんじんと痛くて切ない泉が沸き上がる。私は沼の底に閉じ込められて、息が出来ない。助けて。あなたの気持ちを確かめることができたなら、この泉は甘い蜜に変わるのに。あなたはただキスをするだけで、沼の底から救ってはくれなかった。これは、あなたが与えた罰。素直になれなかった私への。抜け出したい。
2020年11月11日 13:18
この記事を読んで浮かんだ、妄想の未来。きみの頬を両手で包み込み、その指先は耳たぶに優しく触れる。敏感な耳の裏を掠めながら、そのすぐ下の紐を外す。まずは右の耳から。露になる鼻の先。艶めかしく濡れる唇。左の耳も、裏の敏感な素肌をそっとさすりながら紐を絡め取り、マスクをすっかり外す。ぼくはもう一度、柔らかい唇に視線をもどし、指でそっと触れる。きみはうっとりと唇を開き、恍惚となる
2020年11月10日 10:00
ぼくは隣のお姉さんが好きだ。まだ幼っかったときに、お姉さんに言ったんだ。「ぼくは大人になったら、お姉さんにプロポーズをするよ」お姉さんは笑って受け流していたが、ぼくは真剣だった。***しばらくすると彼女は、東京から来たという男と一緒にいた。男にはすでに妻子があったが、どうどうと彼女を彼の隣の家に住まわせた。ぼくはなんであんな男と一緒にいるのか、彼女に聞いた。「あたしね、
2020年11月9日 20:02
私は毎晩待っている。部屋の片隅でじっと。今夜もあの人は来ないかもしれない。でもやっぱり待ってしまう。ため息が糸を揺らす。やっと誰かが来たみたい。胸がちくちくする。けれど、今夜訪れたのは待ち人ではなかった。もう、耐えられない。その晩からは毎日違う人が訪れ、私はそのすべてを受け入れた。でもやっぱりあの人は来ない。胸のちくちくは増すばかり。そして今夜は誰も