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クリエイティブに生きていく!|▶︎こじらせ女子の恋愛のこと▶︎アスペルガーとカサンドラのこと▶︎学生時代に書いた戯曲...and more|

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  • こじらせプリン

    戯曲「こじらせプリン」です🍮

最近の記事

東京という保冷剤

こないだ、東京に行って来た。 学生の頃、夢を追いかけて、 なんかしょっちゅう行ったっけ。 良くも悪くも冷たい場所。 _____お前は本当にその夢を追いかける覚悟があるのか?ないだろう、帰れ!今すぐに! どこからともなく誰かのそんな声が聞こえてくるような気がして、大学生の私はいつも、足早に東京を去っていた。 今回も一泊だけして帰った。すぐ帰った。 特に理由があって行ったわけじゃない。 強いて理由を言うとすれば、 なんか東京の冷たさが恋しくなったから。 それはこの夏が異常に暑

    • ブロッコリーとカタツムリの呪い

      恋愛とはつまり呪いだよなぁ、と つくづく思う。 マッチングアプリとは しばらく距離を置いて過ごし、 気力がそれなりに復活してきたので また再開したのが最近のこと。 ありがたいことになんか仕事が忙しすぎるので、 適度に適当にやれている。 いいなぁと思うコもいる。 また会いたいなぁと思うコもいる。 でも、私にかけられたブロッコリーの呪いが、 また私の足をすくませる。 また私を過去に引き戻す。 まだ寒かった3月頭、 君にまた会えると思っていたのに、 どうしてそれが叶わなかったの

      • 太陽がうっかり、月を傷つけてしまった話。

        こないだマッチングアプリを消しました。 (彼氏はできてないです。) 今回は半年くらい続けたから過去最長(笑) 告白してくれた子がいたり、 本気で好きになった子がいたりと、 なかなか盛り沢山なアプリライフだった。 彼氏できてないのになんで消したかって言うと、 「あ、コレ、やばいやつや。」って思ったから。 前回の記事の最後に少し登場した 優しくて素直な年下の男の子が、 私の前から消えてしまいまして(またかよ)、 その後ヤケクソでマッチングした ハイスペイケメンにも当日ドタキャン

        • パンプスと胸の痛み

          仕事でパンプスを履く。 ほぼ毎日、何時間も履くので すーぐにボッロボロになってしまう。 今年のお正月、たまたま割引券があったので、 年も明けたことだし パンプスを新調することにした。 去年のクリスマス、 胸が痛くてたまらない出来事が起きた。 絶対に失いたくないと思っていた彼を、 失ってしまった。 強がりなんかじゃなく、 "彼の運命の女性は間違いなく私だ"って 何の疑いもなくそう思えるくらいの恋だった。 それなのに、それなのに、 付き合ってたった3日で 何も言わずに私の前から

        東京という保冷剤

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        • こじらせプリン
          10本

        記事

          「貴方の運命の人は間違いなく私だよ。」

          先日、えいやっ!と勇気を出して 1人で街コンとやらに行ってみた。 街コンてどんな感じなんやろ〜って 割と楽しみにしていたくせに、 まさかの財布を忘れてしまったことに 受付で気付き、 父に連絡をして持ってきてもらうという、 最高に親不孝な私なのでした。 (さすがに親に街コンとは言えなかった。笑) 私は恋愛ドラマが好きで、 いちばんはなかなか決められないけれど、 やっぱり"花より男子"は最高に好きだ。 エンタメとして、自分の人生とは切り離して そのドラマを好きでいたけれど、 街

          「貴方の運命の人は間違いなく私だよ。」

          私がいるから、貴方は無敵だよ。

          ちょっと色々あってしんどかったときに、 お巡りさんに助けてもらったことがある。 その女性のお巡りさんは、 強くて優しくておおらかで、 なにより、大きな愛に満ちた人だった。 _____私たちがついてるから、貴女は無敵やで そんな彼女が、私にそう言ってくれたあの日、 "無敵"という言葉に救われたあの日、 あぁ、私もいつか、 誰かにそう言ってあげられたならいいのに 涙を流しながら、私はたしかにそう思った。 マッチングアプリをしていて思うのは、 弱さを抱えた男性はたくさんいるん

          私がいるから、貴方は無敵だよ。

          アプリの海で溺れる私の、取るに足らない話。

          昨日書いた のっぺらぼうの彼を失ったダメージが 思ったよりも大きいので、 どうにもこうにも調子が出ない。 辛いなぁ、私はやっぱり頭がおかしいなぁ、 早く死んでしまいたいなぁ、 とか思うけど、 こういう状態の私が書いた文章が、 私は、いちばんすきなのです。 だから、調子悪いけど今日も記事書きます。 ↓昨日書いたやつ "そんなこと取るに足らないよ" _____私はずっと、 私にこの言葉をくれる人を探している気がする。 今日はこの言葉について、書いてみますね。 のっぺらぼう

          アプリの海で溺れる私の、取るに足らない話。

          拝啓、のっぺらぼうの貴方へ

          私は男性の顔を覚えることができない。 顔だけじゃなく、声も。 いや、覚えられないというか、 "意識的に覚えないようにしている" と言った方が正確だな。 _____そうしている理由? そんなの、 自分を守るために決まってんじゃんか。 前回の記事に登場した 私の誕生日をお祝いしてくれた彼。 エンストした私は、 彼のことが好きなのかどうか まったくわからなくなってしまったけれど、 それでもまた必ず会いたいという思いは 消えることがなかった。 _____いやいや、お前さんよ、 そ

          拝啓、のっぺらぼうの貴方へ

          エンストバースデー?

          マッチングアプリで知り合った人と、 カフェに行こうという話に。 私が直近で空いている日がなさすぎて、 会う約束は2週間くらい先になった。 それでもその2週間の間も 連絡は途切れなかった。 無理して連絡を取り続けているわけでもなく 日常の一部として彼との連絡は続いた。 そして当日。 なんかちょっと 思ってた雰囲気とは違う男性が来たけど、 それでも写真の面影はきちんとあったし、 悪い人ではないと直感的にわかったので、 私は自分の中のギアを上げて 拗らせ感が全く出ないよう気をつけ

          エンストバースデー?

          エナジーヴァンパイアの恋模様

          とある占いによると、私は、 人からエネルギーを奪い取ってしまうタイプ らしい。 そういう人を エナジーヴァンパイアと呼ぶみたい。 もうすぐ私の誕生日。 今年の誕生日こそは 彼氏じゃなくてもいいから 好きな男の子に「おめでとう」って 言ってもらえたらいいなって思って、 会員数の多そうなマッチングアプリを インストールしたのがちょうど1週間ほど前。 そこで私は、 エナジーヴァンパイアに出会ったのでした。 その男の子は一番最初にマッチングした子で マッチングした翌日には電話もし

          エナジーヴァンパイアの恋模様

          瞼と願いは変わるし、私はブスじゃない。

          私の右目は、重い一重瞼だった。 高校生の私にとってそれは 真っ先に解決すべき最重要課題だったので、 寝ても覚めても授業中も(コラ!) アイプチに勤しんでいた。 もちろん先生には怒られた。 左目はというと、まあまあちゃんと二重瞼。 (ぱっちりくりくりとかではないけど。) つまり、右と左で目の形が全然違っていて、 それがどうしてもどーーーしても嫌で "ぱっちり二重じゃなくていいから 右目を左目と同じ形にして欲しい"と 神様にずっとお願いしていた。 左右の目の形が違っていたら この

          瞼と願いは変わるし、私はブスじゃない。

          貴方と私の、唯一の音

          学生の頃のバイト先に、 とてつもなく可愛い女の子がいた。 その子の名前には「声」という字が入っていて、 初めて見る読めない名前だったけれど、 とても素敵な美しい名前だった。 彼女の名前を初めて見たときの感動は 私の中で全く色褪せることはなく、 いつか子どもができたら、私も、 「声」という字を使った名前を 我が子にプレゼントしたいと思っている。 自分の声を誇りに思って生きて欲しいし、 その大切な声で、 誰かの名前をたくさん呼んであげて欲しいから。 声というのは、 本当に本当に

          貴方と私の、唯一の音

          嘘つきにしてしまってごめんね

          26年間、何度も人を嘘つきにして生きてきた。 最近は、誰を好きになっても、 「今だけだ。最初だけだ。 この恋もどうせ初期速度が速いだけで、 あとはもう、止まるのを待つだけだ。 この人のことも嘘つきにしてしまうんだ。」 _____そんな風に思ってしまう。 今までの人生の中で 果たしてもらえなかった約束が、 数え切れないほどたくさんある。 誘ってきたのは、そっちじゃないか。 ご飯行こうって言ったのも、 運転してあげるよって言ったのも、 ぜんぶ、ぜんぶ、 そっちが最初に言ったんじ

          嘘つきにしてしまってごめんね

          強がる私はひとりで旅をする

          時々ひとりで旅をする。 コロナもあったから 最近は近場ばかりだったけど 学生の頃は東京とかよく行ってたな。 せっかく来たしと思って、 ひとりでスカイツリーも東京タワーも登った。 カップルまみれだったので 恥ずかしくてたまらなかったぜ。 「ひとり旅が好きなんです」 自己紹介をするたびに何度もそう口にした。 たしかに好きだよ。 ひとり旅は気楽でいいもんね。 ノープランでも誰にも怒られたりしない。 ひたすら歩いて食べて、 ひたすら食べて歩いて。 そして、 この場所でしか見られない

          強がる私はひとりで旅をする

          私の大切な2人のお巡りさん

          久しぶりにしっかりと恋をしている。 ずっと気分が悪い、 吐いてしまいそうだ。 立っていられない、 声を上げて泣いてしまいそうだ。 あぁそうだったそうだった、 恋愛は、私にとって、いつも、 こんなにも苦しいものだった。 私には、 自分を殺そうとして失敗した経験がある。 たぶん、いや絶対、 死ぬ勇気なんてなかったけど、 もしかしたら死ねるかもって思って、 そういう行動に出た。 見ていた誰かが通報してくれたんだろうね、 お巡りさんやレスキュー隊の人が ヒーローのようにやってきてく

          私の大切な2人のお巡りさん

          結婚式に忘れ物をした

          先日、私は親友の結婚式に行った。 「結婚することになった!」 と報告を受けたときからずっと、 "彼女の結婚式に行くときには忘れ物をしたい" と思い続けてきた。 そしてちゃっかり忘れ物をした。 忘れ物をしたいと思う理由は 以前記事にしたので ↓こちらを読んでいただけたら嬉しいです。 なんだかんだで、 私は彼女の結婚式を大変楽しみにしていた。 まずそもそも 結婚式というものに 行ったことがなかったからね。 しかもそんな私に、 受付という大役を任せてくれてとても嬉しくて。 ネイ

          結婚式に忘れ物をした