パンプスと胸の痛み

仕事でパンプスを履く。
ほぼ毎日、何時間も履くので
すーぐにボッロボロになってしまう。
今年のお正月、たまたま割引券があったので、
年も明けたことだし
パンプスを新調することにした。


去年のクリスマス、
胸が痛くてたまらない出来事が起きた。
絶対に失いたくないと思っていた彼を、
失ってしまった。
強がりなんかじゃなく、
"彼の運命の女性は間違いなく私だ"って
何の疑いもなくそう思えるくらいの恋だった。
それなのに、それなのに、
付き合ってたった3日で
何も言わずに私の前から消えてしまうなんて。
そんなのルール違反だよ、ずるいよ。

↓彼のこと

彼を失った私は、
というか、彼に3日で捨てられた私は、
あまりにも苦しくて胸が痛かった。
でも、どうしても涙は出てくれないから、
それがまた苦しかった。
人は本当に悲しい時には
涙が出ないんだと思います。
そんな胸の痛みは
2023年に置いていこうと思ったけれど、
私にそんなことができるはずもなくて、
しっかり2024年に持ってきてしまった。
胸はずっと痛いし、
新調したパンプスは思っていたより足に合わず、
毎日足も激痛で、私はボロボロだった。
胸が痛くても足が痛くても
働くしかないから、必死のパッチで働いた。
毎日毎日びっくりするほど働いた。
その合間を縫っていろんな男の子に会って、
でもどの子に会っても彼を思い出して
余計に胸が痛くなるだけだった。


最近ようやく、パンプスが足に馴染んできた。
仕事をしていて足が痛いなと思うことは
あんまりなくなった。
あぁやっぱり、
どんなに痛くても、どんなに苦しくても、
時間がそれを癒してくれるんだね。
_____時間と共にどんな痛みも消えてゆく
_____時間と共にどんな痛みも乗り越えてゆける
それはいつも間違いないんだね。

いつか必ず消えるのだろうけど、
彼を失った胸の痛みは、まだ少し感じる。
(ちなみに足もまだほんのちょっとだけ痛い。)
彼と繋いだ手のぬくもりを忘れることは
まだできそうになくて、
住む世界がまるで違うのに
こんな私を見つけ出してくれた奇跡を
まだ信じていたいと思う日もあって、
まだもう少しだけ私はこの胸と足の痛みと共に
生きねばならんのだな、と。笑
でも、パンプスが完全に私の足に馴染む頃には、
痛みを乗り越えた私が、きっと笑っている。
そう信じて、
今日もパンプスを履いて、
一生懸命働くわ。



次の記事でちゃんと書こうと思っているけど、
彼を失った胸の痛みを忘れたくて会った
たくさんの男の子たちの中に、
とても優しく暖かく、素直な子がいた。
その子といると私の胸の痛みは和らぐ。
その子に会いたいなって今も思っている。
次は捨てられたりしないよね、さすがに。笑
またその子のことも書きますので、
私の次の恋を応援していてください!笑

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