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BeautyJapanで広がる多様性ー共感覚の認知を目指すー

#多様性を考える

noteにこのテーマがあったので色々と考えてみた。

多様性(たようせい)とは、幅広く性質の異なる群が存在すること。 性質に類似性のある群が形成される点が特徴で、単純に「いろいろある」こととは異なる。
Weblioより引用

最近よく様々な場で言われるようになった多様性とはまずどういうことだろう。それが広がる社会になることで、どういったことがいいのだろうか。

なぜ多様性の尊重にこだわるか。
多様性を尊重する社会は
①誰にとっても生きやすい社会
②自分と違う人を受け入れる寛容な社会は国民の幸福度が高いと指摘されているから
また③多様性を尊重することが経済成長につながるからです。
石川衆議院議員ブログより引用

全く異なる何かを差すのではなく、同じ人間でありながら違う特性をもっていても、それが原因で生きづらさを感じる社会を変えていこう、そんな想いがあるのだろう。

共感覚の認知も、多様性だ。

共感覚は他の人と違う感覚のため、本人があまり公にしないことも多い。
変なことを言うと言われてしまったり、いじめられることもあるからだ。

これがもっと認知されていけば、感覚の見え方にも多様性があると気付いてもらえたら、「私は共感覚だ」が、「私は左利きだ」と同じくらいの位置になるのではないだろうか。

左利きの認知から考える多様性

ちなみに上の例に挙げた通り私は左利きだ。左利きだと言うとなにかしらの反応をされるが、

「左利きが存在する」という事実はたくさんの人から認知されているため、人と違うせいで気持ち悪がられることはない。

だから堂々と言っても何も恥ずかしくないし、何も臆することなく左を使っている。

しかし昔はもっと左利きを認めないという人間が多く、右に矯正をしたり、無作法にあたると言われたりなど、左利きで生まれた所以に降りかかる苦悩は多かっただろう。

実際に私は保育園の頃、先生から左を使うことを厳しく咎められ、間違って箸を左で持ってしまうと手を叩かれた。母に泣きながら言うと驚いて、すぐにやめさせたとのことだったが「左をよく思わない風習」は、まだまだある世の中だった。

そして母もそのことをきっかけに「左利きを矯正させないでほしい」と園に訴えたそうだが、1年生にあがる前に母は「小学校で困らないように」といい、ノート1冊分右でひらがなを書く練習を私にさせた。

書道が習える年になると右手で毛筆、硬筆を週に2回習うようにもなった。筆ははらいなどがあり物理的に左手で書くことが困難ではあるが、日常では字を書くことに左を使うので、6段以上まであがった書道の階級は今は何も活かされていないままだ。

それでも母が私にしてきたことは「社会で左利きで困らないように」という親心からなのだ。

それから何年も経ち、世の中は左利きへの認知が高まり今では左利き用の物という存在が当たり前になってきた。不便さはところどころで感じてはいるが、「左利きで手を叩かれる」という世界ではもう決してない。

共感覚における多様性

これをふまえ、今の共感覚の活動と照らし合わせながら考えていくと、今はまだまだ認知が少ない。名前を聴いたことがあるけれど…という人がほとんどだ。

そして共感覚に多様性が結びつかないという人も多いだろう。

だからこそ私は共感覚に、多様性というものが適用されるべきだと発信したい。

人は自分には観えないもの、違うものを理解しようとするのは難しく、批判してしまう方が簡単だ。それゆえ、少数派の左利きはそのような扱いだったのだろう。

私は現時点でも、「隠してしまっている共感覚者」がもっともっとたくさんいるのではないかと思っている。少しだけある、という人も数に入れるととても多いのではないだろうか。

視覚、嗅覚、聴覚、味覚、触覚。
それらが皆に備わっているのと変わらず、同時に感じる感覚がある人間というのがいるということを、もっと「すごいこと」と思われない、当たり前の世界になっていければとても生きやすくなると考える。

BeautyJapan出場から生まれる「希望」

多様性は、認める人が増えなければならない。
BeautyJapan出場を決め、止まっていた共感覚の発信を再度積極的に動かした。SNSを強化していた私の言葉を聴いてくれる人が増えていた、ファイナリストだからと聴いてくれる人も増えた。

これは、私の願いの中の「希望」だ。

BeautyJapanを通し、共感覚が多くの人に広がっていくきっかけの場でもあるだろう。堂々と、伝えていきたいことを伝える。

「多様性」が共感覚にも行き届いて欲しいという、私の願いを多くの人に聴いてもらえるチャンスだ。

生きづらさをなくし、どんな感覚者でも幸せに過ごせる社会に。
この想いをしっかりと伝えていこう。


山口葵

現在、BeautyJapan2022中日本大会初代ファイナリストとしてグランプリを目指して奮闘しています。

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