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ベスハチとの出会い以前④ 2000年代前後からの、ひらけ!邦楽ロック生活

【前回記事↓】ベスハチとの出会い以前③ 元パンクスな母からの音楽体験


前回も、
Elizabeth.eight(エリザベス・エイト)こと 
ベスハチ に出会う以前の、
わたしの音楽人生におけるベースとなる体験について書いた。

今回は2000年当時から続く音楽生活の転機となった体験について書いていく。

例えて言うなら今までが、
某ネズミの国の最寄り駅から入場ゲートに向かう間に園内の世界観を模した道を歩いていく話だとすれば、
今回はようやく入場ゲートをくぐる。
そんなところにあたる話。


如何にしてベスハチの音楽にたどり着いたか。
わたしの通ってきた道と少しでも道が重なるのであれば、
これからこれを読むあなたには、
ベスハチを好きになる素質や素養がある。
そう思う。






▼ カラオケを主軸に考える音楽鑑賞


オタクでTVっ子であったわたし。
当時のエンタメの環境から流れてくるものを 
そのまま浴びた結果として女性ヴォーカルの音楽ばかり聴いてきたが、
Bluem of Youth によってその縛りは打ち砕かれた。

【↓参照:前々回記事】

それに伴い、徐々に聴いていく音楽にも変化が見られるようになる。


この頃、中学・高校と一緒であった友人たちと、
カラオケに行くのが恒例だった。
田舎で遊ぶ数少ない娯楽でもあったため、
2~3人で8時間みっちり歌うのが基本であった。
(長い時間入っているだけで特別歌がうまいとかでもない)

しかし、この少人数で8時間に耐える程のレパートリーは無く、
ネタが尽きる頃には『歌える曲』ではなく
『とりあえず知ってる曲』になってくる。
過去にかなり聴き込んではいても、
普段の地声も低いわたしにとって、
高音過ぎて歌えない女性アーティストの数々。

以前よりはアニソンでも積極的に男性ヴォーカルの楽曲も聴くようにはなっていたものの、
当然、レパートリーを広げる必要が出てきた。


そんな中、
普段とは別界隈の友人たち(仮称:バナナイカ)とのカラオケの際に出会ったのが、
ポルノグラフィティ
友人が歌っていた、
アニメ『GTO』の主題歌の『ヒトリノ夜』が気に入り、
気付けばレパートリー入りへ。

ただ、当時からも既に人気で、音楽番組への露出も多かったポルノ。
普段 共にカラオケに行く友人も同時期にポルノの曲を仕入れて来ており、
時折 取り合いのような構図にもなったが、
音域的に自分にとっても歌いやすく、重宝した。


その後 間もなくTVドラマ『ショムニ』の第2シリーズが始まった事で、
さらに男性ヴォーカルグループの開拓が進む。

この時点で既にTVの前にいる時間よりも机に向かって漫画を描いたりネットをする時間の方が長くなっていたが、
第1シリーズをすっ飛ばしていながらも久々にハマったドラマとなる。

普段ならあまり手を出さないような楽曲でもあるショムニ第2シリーズの主題歌
SURFACE(サーフィス)の『ゴーイングmy上へ』も、ドラマのおもしろさが相乗効果となってシングルを購入するまでに至るのだった。

これまでにも、
TVアニメ『SLAM DUNK』『遊☆戯☆王』 エンディングテーマ曲に器用されていた WANDS
TVアニメ『地獄先生ぬ~べ~』のエンディングテーマであった B'z 等を
アニソンでスポット的に摂取し、
それらのヴォーカルのタイプとSURFACEも近からずも遠からずといった括りで認識していたせいか、自分の中に取り入れるのも比較的 容易だったようだ。

ただ、
SURFACEは友人が好きだったアニメの主題歌として時折カラオケでも歌っていて、総合的には結局アニソンから入っていた。

身近な人間の好きなアーティストは不可侵であるべき(カラオケの被り防止のため)という謎の風習が廃れつつあった頃である。
みんな歌ってみんな楽しい、という道を選んだ結果だった。
(レパートリーが少ないからといってカラオケの時間を短くするという発想は無い)


さらにこの後、ポルノグラフィティが短期間のうちに
『ミュージック・アワー』
『サウダージ』
『サボテン』

等のシングルを続けてリリースし、
熱が冷める前に目新しいコンテンツの供給があったおかげか、
しばらくの間のカラオケはポルノで食い繋ぐような日々が続いた。

連続リリースの中でも『サボテン』は特に好きな楽曲となった。

余談だが、
普段の友人とのカラオケにおいても、
別界隈バナナイカとのカラオケにおいても、
ラストに全員で光GENJI『勇気100%』をワンコーラスだけ歌い、その続きを退場BGMとして帰り支度するという謎文化があり、
後の他の友人とのカラオケでも何気なくその文化を継承していたが、
我々の文化圏だけだったんだろうか。
※大抵はその場の全員が知っているからという理由による選曲。皆大好き忍たま乱太郎の主題歌。

『自分のところではカラオケでこんな文化があったぞ』というものがあれば、
是非ともコメントに書き込んで欲しい。



▼ 音楽に性は必要か?


カラオケを主軸に音楽を聴いていくなか、
普段から共にカラオケに行く友人が聴いていた音楽の中で、苦手意識のあるものが出てきた。

椎名林檎 である。

ただこれについては厄介な事に
この音楽そのものが苦手、という訳ではなかった。

その中で友人がカラオケで導入し始めたのが、
『本能』『歌舞伎町の女王』

この苦手意識は元はといえば、
やや時を遡って
TVで『ここでキスして。』のシングルのMVが流れるCMを観た事に始まる。

当時から自分の聴いていた音楽はほとんどが
女性ヴォーカルのグループではあったが、
自分の中では、それらのグループと椎名林檎には決定的な違いがあった。

女性としての性を前面に出しているか否かである。

それまで聞いてきた女性ヴォーカルというと、
歌い方やヴィジュアルイメージにおいて、
どちらかの性に偏ったイメージで売っているアーティストが少なかった。
居ても、MAXのような強い女というイメージで売っていたグループくらいである。
セクシーではあっても、決していやらしくない。
※個人の感想です


初めて椎名林檎の『ここでキスして。』のシングルのCMを観た時は、
楽曲としては特別 好きも嫌いも無い状態。

しかし、
あどけなさの中にも妖艶なイメージのある彼女の歌と映像は、
わたしにとっては いやらしさ が勝ってしまい、
本来女性として隠し隠されるべきものを露にしているようで、
何だかいけないものを観てしまっているような気持ちになっていた。

例えるなら、
MAXは、リオのカーニバルで踊る、露出が多くも健康的なイメージのダンサー
それに対する椎名林檎は、夜の町で性を売りにして生活する素人の女性、というような。
※批判ではなく『当時の』個人のイメージです

続く『本能』のMVも同様で、
女性性を前面に出している事で、
『これ』は男を狙ってターゲットにしており、
自分はそのターゲットから外れている
性(いやらしさ)を売りにしている時点で、
音楽としての正当な評価のテーブルから降りている
そんな風に思ってしまった。
※繰り返しますが批判ではなく当時の個人の感想です

もちろん、友人のような女性のファンも多くいるアーティストではあるし、
売り方としても表現としても、いやらしさがアートに昇華されたものは多くある。
完全なる物知らずで性的な表現に対して免疫がなさすぎた ひねくれ者の偏見なのだが、
その影響が多少残ったのか、
その後は女性のソロ・アーティストもあまり聞かなくなっていった。


しかし日に日に、
椎名林檎は音楽的にも この年代のアーティストの中でも飛び抜けた楽曲センス個性的な歌唱力による魅力を持っているという事を徐々に感じるようになるも、
ひねくれ者の偏見思考が邪魔した結果、椎名林檎という個人のアーティストとして真面目に向き合って聞く機会は訪れなかった。

何故敢えて これ を語ったか?
その理由は また次回に。

2023年現在では、
椎名林檎のソロ活動ではなくバンドとしての活動であれば普通に楽しめるようになった。
フェスやイベントでも、椎名林檎のバンド形態である東京事変が出ていれば、最初から最後までしっかり観るくらいには好きである。
椎名林檎に限らずだが、個人にフィーチャーされたアーティストによるヒトひとりの圧が苦手なのは今も変わらない。

また、
椎名林檎の作品の中に『百色眼鏡』という、
お笑いコンビ 元ラーメンズ小林賢太郎プロデュース演劇作品である『LENS』と世界観を同じくする短編映画作品があり、
ラーメンズが好きなわたしは、そこを通る事で ようやく自分自身の枷を外すことができたように思う。


▼ ヴィジュアル・イメージによる区別


時は変わって、椎名林檎のCMを観て間もなくの頃。
わたしは別界隈の友人たちバナナイカと共に二次創作の同人サークルを結成し、漫画製作に勤しんでいた。
活動は、我が家の車庫の二階にあるプレイルームに集まって行うのが主。

わたしだけが別の中学高校に進学した事によって出来た『別界隈』。
別々の学校になっても変わらずつるんでいたが、
わたし以外のメンバーが皆一様にオタク度を強めた結果のサークル立ち上げだった。
※ほぼ全員が『なかよし』読者

【↓参照記事】

このサークルでの漫画の作業中、
わたしはわたしで好きな曲を流したかったのだが、
自分以外のメンバーは全員が同じ学校。

わたしとは別の文化圏で生きており、
それぞれの趣味の違いも明確になっていったが、
わたしの普段のコミュニティでは手を出さないであろう音楽を聞きたい派が多数派となっていた。

それが、ヴィジュアル系V系) である。

メンバーの1人が SHAZNAシャズナ)に入れ込んでいた事は同じ学校の頃からも知っていたが、
どうやらそこから趣味が派生した結果、
わたし以外のメンバー全員がV系を嗜んでいた。

その結果として作業中BGMは、
MALICE MIZER (マリスミゼル)や GACKT といった、ゴシック系の要素が前面に押し出されたアーティストを延々垂れ流す状態に。

イベント出展に間に合わせるための原稿作業で修羅場化したプレイルームで、
上記の曲が1日中、数日間に渡って流れ続ける異様な空間。

TVで時折見かけていたV系アーティストたちは
音楽としては好きも嫌いもなかった
しかし、締切の迫る修羅場で微妙に空気の悪いギスギスとしたイメージが強く残ったせいか、
V系自体にあまり良いイメージを抱けなくなってしまい、
気付けばV系音楽のみならず、
先に苦手意識のできていた椎名林檎のゴシックなMVが頭に残っていた事も手伝って、
ゴシックな世界観のものまで苦手な部類になってしまった。


そして、当時は特に気にしてはいなかったが
わたしを除くバナナイカ界隈では、
特定の人間発の音楽それにまつわる文化
というコンテンツを楽しんでいるふしがあった。
コンテンツのメインが音楽ではなく
あくまで『ヒト』であり、
音楽はそれに付帯するコンテンツのひとつでしかないという認識。

当時から音楽における演者や制作者等を含めた『ヒト』への執着が薄かったわたしにとって、
そのような楽しみかたをしている友人たちの姿はとてつもなく異様で宗教じみたように映り、

まだ本格的に音楽を楽しむ前のわたしですら、
同じモノを聞いているようで全く別のモノとして楽しむ彼らの姿に
明確な違いを感じたのだった。


その後数年も、
なにかと苦手に感じる子やトラブルを持ち込む子が
V系 を嗜んでいる場面が多くあり、
より一層 遠退くばかりとなった。

当然、V系 アーティストは なにひとつ悪くない

今現在、身近にもこれらのアーティストが好きな友人は多くある。
単純にその当時のわたしの対人面と状況と運が、
偶々ことごとく悪かったというだけの話である。

しかし最終的に、
これらの括りに入るアーティスト、並びに
音楽 <<<<<< アーティスト本人
という視点で楽しむ属性の人々においては、
わたしの音楽生活とは完全に区別した存在となったのだった。
(※音楽もアーティストや演者本人と同等の熱量で語れる場合はこの限りではないし、本当に人によるので属性だけで判断してはいけない。戒め。)


(自分が好きな飲食店の常連客が通う理由が料理じゃなくてコック目当てだったとかだと話が噛み合わないよね、という話)

なんで書いたかはまた後ほどわかる。



▼ 音楽番組からの出会い、再び


2000年のポルノのシングルリリースラッシュ後、
しばらくの間はネット漬けの生活でもあった。

今のように定額で、気軽にいつでも誰でもネットに繋いでいる環境と違い、
一部のオタクが夜な夜なひっそりとネットに繋いでいた頃である。

その当時、オタクの集まるチャットサイトに入り浸り、自身の作ったばかりのホームページをいじり倒したり、チャットで知り合った人々のホームページで交流したりと、
夜更かしをする機会が増えた。

日付が変わる頃まで作業をしたりチャットしたりする事も多く、
その間、横でTVを流しっぱなしにするのが常であった。


オタク活動をするようになってからというもの
以前ほどはTVにかじりつく事はなくなっていたが、
特に土曜の夜中にTVを流していると、不意に意識が傾いてしまうものがあった。

JAPAN COUNTDOWN という音楽番組である。

CDショップのセールスチャートをカウントダウン形式で紹介しながら、最新音楽情報や旬なアーティストの特集やインタビューが盛り込まれた番組で、
ナレーターの 鮎貝 健 による小気味の良い声を、ついつい耳が拾ってしまっていた。

作業しながらなんとなく JAPAN COUNTDOWN を流すうち、
あるバンドのランクインが頻繁に耳に入るようになる。

それが当時、『天体観測』のシングルで人気を博した
BUMP OF CHICKEN であった。

先に書いてしまうと、結果的にかつてないほどにドハマりした
完全にここで、音楽の扉が開いてしまった

それまでに聴いてきたアーティストともだいぶ毛色が違ったが、
楽曲そのもの、ヴォーカルの藤原基央(藤くん)の声、バンドの演奏、世界観、
耳に入れば入る程に引き込まれ、
気が付けば、
吸い込まれるようにしてシングルを購入していた
そして購入したシングルで、さらにバンプに惹かれていく事になる。

まずは歌詞カード。
可愛らしい手書き文字とイラストが添えてある。
これまでも本当の意味で、
歌詞なんかろくに読んじゃいなかったし、
意味なんてあって無いようなものだった。
ただこの手書きのぬくもり感が
どうしようもなく輝いて見え、

特にカップリング曲であった
『バイバイ、サンキュー』
の楽曲と手書きの歌詞が刺さり、
初めてまともに歌詞の内容について考えたのだった。

それだけではない。
バンプのCDには、他にも外せない要素があった。

真夜中に自室での作業中にこのCDを流していて、
本来ならば2曲とも延々リピートで聞くつもりでいたところ、
何故か、無音のトラックが無駄にいくつも続いている。

しばらく無音が続くのでおかしいなと思いつつも、
作業から手が離せず放っておいていると、
突然の、誰とも知れぬ珍妙な声

真夜中に自室で一人という状況で、
まさかの ホラー展開…か………? とフリーズしていると、
続けて話し声とギター音と共に、珍妙な曲が始まった

バンプのCDでは恒例の、隠しトラックである。

一応はホラーではなくれっきとした曲だったという事に安堵したが、
次いで、なんじゃこりゃという感想しかなかった。
逆にこの要素が、バンプにハマる決定打だったのかもしれない。


即座に友人にこの事を共有した。
すると友人も瞬く間にバンプにハマる事態となる。

『天体観測』を聴いた後、
メジャー1stシングルの『ダイヤモンド』を聴いた。
カップリング曲の『ラフメイカー』の世界観にまたしてもヤラれ、
さらに
『天体観測』のシングルの隠しトラック以上に
意味のわからない隠しトラック
でグイグイ引き込まれ、
すぐさまインディーズのアルバム
『FLAME VEIN』、『THE LIVING DEAD』
を手に取った。

まだ手元に残っていた、バンプ入門二大アルバム。
『FLAME VEIN』でインディーズバンドの初期衝動の良さみたいなものを知ってしまった。
天体観測のシングルを含めシングル群は何故か見つからず。
少し前に見た気がしたのに。

特に『FLAME VEIN』の藤くんの手書きによる歌詞とイラストのブックレットで、
完全に心をもっていかれた
同じ絵を描く者としても、藤くんのイラストの魅力には抗えなかった。

今見てもなお色褪せぬ、熱量のこもった描き込みの歌詞カード。
藤くんが頻繁に描く猫の『ニコル』が好きだった。
このミチミチ具合、たまらない。
曲の補助ストーリー的なイラストも良い。

『FLAME VEIN』では歌詞カードに描かれた猫の『ニコル』が印象に残った事もあり、
特にこの『ガラスのブルース』が好きになった。

ここまでくると、カラオケを軸に考える選曲など、どうでもよくなっていた
どちらにせよ天体観測はキーが低いため、声の低い わたしでも、さすがに歌えなかった
(原曲キー至上主義)
(※2023年現在、歌えるようになりました)


そして当時、中高の友人たちとの間で
『暴走ノート』なる、
誰でも何でも描いて良い自由帳のようなものを作っていたのだが、
そこに書く内容もバンプ一色となってゆき、

これまでに読んだこともないような、バンプが載った古い音楽雑誌までも買い集めるようになる。
(バンプ本人たちのインタビューや写真以外にも、時々 藤くんの描いたイラストも載っている事があったため)

誕生日には 共にバンプ狂いだった友人から、
『ダイヤモンド』の隠しトラックが延々録音された中にぽつりと1曲『天体観測』の隠しトラックがねじ込まれた 
特級呪物のようなカセットテープ を送られたり、
卒業文集には、アツいバンプ語りをまるまる1ページ ギチギチに書いて埋めるという、
そこそこヘビーなバンプのオタク状態となっていた。

友人も同じくバンプのオタクとなった事で、
相乗効果で強火になっていったように思う。

それまでライヴに行くという発想が無かった わたしでも、
初めて自分の意志で行くライヴは絶対にバンプだと心に決めるようになった。

こうして、バンプを好きになった事で、
本当の意味で音楽人生のスタートを切ったのであった。


▼ バンプからの開拓


バンプのオタクをやっていくうちに、色々な事を知る。
当たり前だが、他にも近い系統のバンド同士で交流がある事。
交流のあるバンドとタッグを組んでライヴツアーを回ったりする事。
特定のバンドと交流のあるバンドはお客さん側も把握していて、当たり前のように周辺のバンドを大体履修している事。


バンプ絡みで買った古い雑誌から知り得た中に、
バンプとも旧友である
Syrup16g』(シロップ16グラム)というバンドがいた。

調べたところによると、
どうもこのバンドのインディーズアルバムのジャケット裏に、バンプの写真がひっそりと載せられているというのだ。
収集癖があるため、一度集め出すと止まらない。


昔からよく行く大きめの本屋にはシロップが置かれておらず、一度は諦めたものの、
偶然にも、友人と別の有名CDチェーン店に行く機会が出来た。

初めて行くCDチェーン店は小ぢんまりとした店ではあったが、インディーズのCDもそれなりに揃っている店だった。
そこで偶々目に入った、可愛いジャケットのCD。
それが完全なる偶然にも、探していたシロップであった。

バンプの小さな写真が目当てな上、
シロップ自体もどんな音楽なのかさっぱりわからない状態ではあったが、
とりあえずの偶然の出会い記念半分ジャケ買いという事で、
シロップのインディーズアルバム
『Free Throw』『COPY』を購入した。

シロップを実際に聞いてみると中々に良かったので、バンプのオタクの友人にも勧めてみたが、
当時は いまいちピンとこなかったようで、
話題の共有できないシロップの話はそれまでとなった。

余談だが、この後シロップが出したメジャーアルバム『delayed』に収録された
『水色の風』には、
バンプの藤くんがコーラスで参加している。
正直、今も昔も声の判別はついていない。


そんな シロップ がわたしにとって、
2023年の今もバンプを差し置いてバリバリに現役で当時から切れ目なく追い続けるバンドとなっていようとは、この時は夢にも思わないのであった。


次回へつづく。
いよいよ本題へ。

今回もまたベスハチのベの字もなかったので(以下略)

古い映像で今と編成も違うけど、ザ・ライヴバンド~!!!って感じでたまらない。

👑 Elizabeth.eight(エリザベス エイト)

Webサイト
https://beth8.net/

YouTube公式チャンネル
https://m.youtube.com/@ELIZABETHEIGHT

X(旧 Twitter)
https://twitter.com/ELIZABETH_EIGHT

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【↓シリーズの初めから】


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