青の風

靄が気になるので並べています。

青の風

靄が気になるので並べています。

最近の記事

ぼやき

お腹は空くが、食欲は無い。 食欲は無いが、お腹が空くので仕方なく食べる。 この2週間くらいこんな感じだ。 心が安定しないが、薬は飲みたくない。 薬は飲みたくないし、医者にも会いたくない。 だから、減薬に挑戦している。 だから、心が安定しない。 平日も休日も、身体に力が入らない。 心が自分からはみ出し、はみ出した部分はぷかぷかと空中を彷徨っている。 私の身体と心は、心の尻尾部分だけで繋がっている。 身体から心が離れると、身体の運動機能も損なわれるのだなぁ。と他人事のように思う

    • 夏休み日記

      遅れてきた夏休みが終わった。 ほとんど毎日雨が降っていたが、心穏やかに過ごせた一週間だった。 特別大きな予定をあまり立てず、ゆるゆると過ぎていく時間。 一日中眠ったり、映画を観たり、新しい散歩の方法を模索したりしていた。 私が住んでいる街は静かで人通りも少ない。家にいると無音。時々鳥の声。 窓を開けて畳に寝転ぶ。乾いた風がカーテンを揺らし、足をくすぐる。くすぐったくて体勢を変える。 また眠ってしまいそうな意識の中、お祭りの気配を感じた。 はしゃぐ子どもの笑い声。笛の音も聞

      • 春は最高

        ここ最近は、文章を書くことから離れていた。 それどころか文章を読むことや写真や映像を見ることも極力避けている。 毎年秋に心が敏感になるが、それが今年は冬を越し春が来ても続いている。 そんな時はこれ以上心が軋まない様に、仕入れる情報量を少なくするのだ。 通常であれば栄養となる友達との会話や暖かい本も、その交流が終わった後には気化熱の様に心がひんやりとしてしまう。温度差が生じるとそれだけで疲れでしまうので、平穏を保つよう努めている。 そういえば先日、医者から「あなたは双極性障害

        • 久々に帰省した話

          いつだって”今現在”が歴代最高で、大変なことがあっても「これを乗り切ればまた最高になる」という漠然とした自信がある。 だからなのか「あの頃は楽しかったな。戻りたいな。」なんて考えることは無い。 けれども後悔していることは多々あり「あれをした自分は最低だった。あの頃に戻ってやり直したい。」と思うことは物事の大小問わず数知れず。 しかしそれを考えたところで戻れないのが過去というものなので、できるだけ”たられば”は考えないようにしている。 しかし先日、数年ぶりに帰省した際には本

          靄とケープ

          薄く暖かい靄に包まれたようだ、と思った。 いつも外側にも内側にもトゲが付いているケープを纏っていたのだと気がついた。 寒い寒いと言いながら、ケープで必死に身体を暖めようとしていたが、ケープの効果は周りの人や自分自身の涙を出すというもので、身体を暖める目的のお品ではなかった。 そんなもので身体を包まずとも、ケープを脱ぎ去ってしまえば暖かい靄が私の周りを包んでいたのだ。 靄は私の頭から手や足の先まで包んでいる。 指先で触れようとすると、その身体の動きによる風でふわりと逃げて

          靄とケープ

          深呼吸をするように、作るもの

          やってなきゃ、こんな日常やってられない。 そんなことって何かしらある人が多いと思う。 食べること、料理すること、スポーツ、ゲーム、旅行、酒、煙草、性行為、ギャンブル、薬物、散歩、乗り物、音楽、踊り、読書、ファッション、タトゥー、ピアス あとは、なんだろう。たくさんありすぎて書ききれないけれど。 私は、息が詰まっているように感じる時に何かを作ることが多いのかも、と最近思った。酒や性にすがってしまった時期もあったけれど、すがればすがるほどに苦しくなっていた。あの時、何か作って

          深呼吸をするように、作るもの

          SMは愛情と信頼の賜物

          1.自分とSM 多くの人は性的好奇心を持ち始める時期があると思う。 私の場合は8〜9歳頃だった。それとほぼ同時期に“SM”と言う関係性にも興味を持つようになった。痛いことや怖いことを敢えてする意味とは何なのかと気になった。 インターネット接続が時間料金だった頃なので、情報収集は主に某古本屋だった。時代からか規制が緩く、成人向けの漫画や雑誌を容易に購入することができた(単に店員さんが目を瞑ってくれていただけかもしれない)。 知識が未熟なので、ありとあらゆるジャンルの本を買

          SMは愛情と信頼の賜物

          マインスイーパと差別

          いつ文章を書きたくなっても良いように、iPadを持ち歩いている。 いつでも本を読みたくなっても良いように、本を1冊持ち歩いている。 その他にもいつ何をしたくなっても良いようにとか、いつ何かが起きても良いようにとかの準備で、バッグの中身はパンパンだ。 休日のお出かけ時間も、会社に行く時も、鞄が重い。 それなのに結局、iPhoneでマインスイーパをやっている時間がとても多い。 ここ数ヶ月、マインスイーパをやり続けている。 家での仕事中、不安な気持ちを感じるといてもたってもいら

          マインスイーパと差別

          お湯へのラブレター

          お湯さま いつも近くにいるのに、こうして手紙を書くのはなんだか気恥ずかしさがありますね。 あなたに会うと、私はいつも「あぁ〜お湯〜!」と言ってしまい、その言葉に含まれた様々な気持ちを表現できぬままになっています。 普段は興奮して言葉にできない想いを改めてしたためようと、こうして文字にしております。 あなたの好きなところを書くなんて無粋なことかもしれませんがお許しください。 なんと言っても、あなたに包まれると心から安心します。 200ℓほどのあなたに生まれたままの姿の私。

          お湯へのラブレター

          2021/12/4日記(最強の一日ver.)

          今日は最強の一日だった。 決まっていた予定としては10:00に心療内科、15:00に美容院。それだけだったが、その他が最強すぎた。 6:00 起床。美容院でブリーチをするのに向けて、眉毛は自分で事前にブリーチする。(おそらく本来は美容院で眉毛の脱色は推奨されていない。気がする。)ブリーチは1時間ほどかかる。眉毛に白いクリームを乗せラップを被せ、部屋の片付けと植物に水やりをし洗濯を開始する。掃除担当大臣は夫に任命し(任命式をやったら面白かったので7回くらいやった)、眉毛のクリ

          2021/12/4日記(最強の一日ver.)

          名前の由来

          文章を書くSNS上での名前を変えました。 理由としては ・本名と近い ・名付けた時期が前すぎる ・やることが変わった この辺りでしょうか。 元の名前は大学時代に作った、自分の中の空想の世界の名前でした。 夜、北欧の国のどこかにある、一番大きな木に登り、木のてっぺんで口笛を風に乗せるとその世界に行けます。 その世界の人々は酪農をして生活をしていますが、ひとつだけ特別なことができます。 風に乗ってやって来る記憶を読み、想いを馳せることができるのです。 記憶には、様々なものが

          名前の由来

          ポジティブな言葉

          仕事柄、ポジティブな英単語を求めている。 私はアパレルの端っこのメーカーに勤めていて、子ども向け商品を担当している。子ども向けの商品には柄物が多い。 子どもがいる周りの人にどんな商品が欲しいかと聞くと皆決まって「無地だね〜」と言う。いやぁ本当わかります。変なポイントが入ってたりガチャガチャした柄物って好まないよね。シンプルに行きたいよねそこは。 だが、売り場が無地だらけになってしまうとつまらなくなるし、柄物も作らなければならない。これが一番人気でしょ!と思う商品の売れ行き

          ポジティブな言葉

          2021/11/30日記

          心が弱っている。 今日は一日中視界が左右に揺れていた。実際に揺れているというよりも、揺れている気がする、という程度。しかし平衡感覚は弱まっており、至る所でよろけたり頭をぶつけたりしていた。 今日は商談が2件。とても人に見せられる顔ではなく、同行する人に全てお任せして欠席した。  同行予定だった人は私の顔色の悪さを私の上司に伝えてくれて、急遽面談となった。 業務が多すぎること。1人で背追い込むしかないようなポジションであること。でも今の仕事は楽しいし、続けたいこと。できれ

          2021/11/30日記

          優等生やめたい

          私が優等生であることを知らない友達たちに会いに行く電車の中、この文章を書いている。今日は気持ちの良い秋晴れで、遠くの友達に会いに行く。心が楽だ。 小学生の時、私はほとんどの期間が不登校だった。 ことの始まりは2年生の1学期終わり。「2学期からは学校に行かない」と宣言をした。そこから先の発言はあまり覚えていない。母曰く「学校に行くと先生の言うことを聞くロボットになっちゃう」とか言っていたらしい。確かに、担任に面倒ごとを押し付けられるということは幾度もあった。 校長室登校をした

          優等生やめたい

          嫌いなもので、あなたを語って

          「好きなものが同じ人と一緒にいたい」10年くらい前まではよくそんなふうに思っていた。 「嫌いなものが同じ人と一緒にいたい」今となってはつくづくそう思う。 好きなものが同じ人は雰囲気でなんとなく察知できるし、同じ匂いを感じ合うので仲が深まるのが早い。同じもので盛り上がり、嬉しい気持ちを共有できる。それはそれで大切な縁だ。だけれど、私の嫌ってたり怒っていたりするものごとでその人が喜ぶのを見ると、途端に胸の奥がすっと冷えるのを感じる。 自分を保つために大切な考えや想いを守るた

          嫌いなもので、あなたを語って

          ぴったりくるもの

          大事件が起きた。 すっきりとしたシルエットのパンツを買えたのだ。 それだけならまだしも、Aラインシルエットのスカートも買えたのだ。 これは私にとって大変なことで、世界の見え方も変わるような大事なのである。 大半の人は「はぁそうですか。良かったね。」くらいにしか思わないだろう。 しかし女性物の服を着る人は身長150cm程度、男性物の服を着る人は160cm程度(女性物の服、男性物の服って何だとは思うが、主題と逸れるのでまた今度)の方にはよくわかってもらえると思う。 合うボトム

          ぴったりくるもの