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日記・75:心の薬

瞬と若菜を保育園へ送り、久しぶりに部屋で日記を書いている。

お墓参りに行く途中、いつも通る家に住むおばあちゃんが畑仕事をされていて、「あんたは毎日熱心やねぇ。毎朝お参りに行くとでしょ?感心よ」

と声をかけてくださった。この晴天の青空のように、心が綺麗に澄み渡る思いがした。

自分が妻に出来ることは、今はこれくらいしかない。
自分がされて嬉しいだろうな、
と思うことを行動に移すことが大切かなと思う。

毎日、自分はどんな顔、表情でこの道を歩き、お墓へ向かっていたんだろう?ひょっとしたらとても悲壮感漂う険しい面持ちで、暗い足取りだったかもしれない。おばあちゃんに声を掛けてもらったおかげで、笑顔になれた。

言葉って大事だな、挨拶って素晴らしいな、そう改めて実感した。

おばあちゃん、ありがとうございます。


仕事が終わって家に着いた。
子供達とご飯を食べた。
二人ともオムライスが大好きだ。
自分も東京にいる時、妻がよく作ってくれた特性のオムライスをたくさん食べた。マグロの刺身をつまみにしてビールを飲んだ。

今日は仕事がかなり忙しくてバタバタし、かなりの気力を使っていつもの倍くらい疲労した。

けれどひとついい事があった。パートで働いているHさんから、お礼の言葉をもらったのだ。

会社の休憩室に置いてあるコミュニケーションノートに、ミスをして落ち込んでいたHさん宛てに、励ましの言葉を書いていたことがある。

「Hさん、深く考えなくていいですよ!失敗は誰でもあります。私なんて失敗ばかりで、逆に落ち込む暇すらないくらいですから。それにHさん、ひとつミスをしたかもしれないけど、二つ、三つ、いい接客でお客様からお褒めの言葉をもらってますよ。いつも丁寧に仕事をしてくれて、感謝しています。」

「この言葉で、精神的に救われました、いろいろ重なり、もう辞めようと思っていたけれど、前向きになれて、もう一度頑張る気持ちをもらいました。」

そう言って下さった。

以前、隣店の応援に行った時、店長に教わった事が役に立った。

自分もたくさんの人の、たくさんの言葉に救われて今がある。

自分の何気ない、心無い一言で、人を傷つけたこともあるかも知れない。

口から出る言葉は人間の持つ最大の魔力だと思う。

諸刃の剣でもある。

たった一言で、人の未来を奪うこともある。

何気ない一言が、人の明日への希望を生み出す特効薬にもなる。

また明日から頑張ろう!!
お酒はほどほどにしておこう・・・


 



                      



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