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成果を検証する上で大事なこと(全文無料)
今日も今日とて柔術は楽しい。こんなこと当たり前だろって話ですが、自分の考えの整理のためにも書いてみました。
1.どんな検証でも大事なこと
検証をするとき大事なことは本当に相関関係があるのかを確認することです。
例えば
・サウナに入る人は入らない人に比べて平均寿命が長い
というデータがあったとします
△「サウナは健康に良い」
〇「サウナに入るような人はそもそも体が強くて健康」
2.柔術でもこの考えは大事
2-1 テクニックの検証
失敗した理由の検証をするときに、できない理由を正確に把握する必要があります。個人的には技が成功したときよりも技が失敗したときにしっかりと掘り下げるのが大事だと思っています。成功したときは精度が低かったり正しくない形でもうまくいくことがありますが、失敗したときには必ずうまくいかない理由があります。
野村克也氏いわく「勝ちに不思議の価値あり、負けに不思議の負けなし」
初心者あるあるなのが、
スパイダーガードをやったけどすぐにやられた!
→これは俺には向いてないんだ!
みたいな短絡的な検証結果になることがあります。もちろん本人にとってその技がしっくりくるかどうかはとても大事な要素なのですが、単に本人の技量や経験が足りていないだけということも多いです。
また、よくあるのが、できない理由を「フィジカルが足りないから」としてしまうことです。フィジカルも大事な要素ですが、テクニックの検証でそれを出してしまうと振り返りの意味がないです。どんなスパーをしても「よし、じゃあ筋トレをしよう」にしかなりません。振り返りの意味がなく次につながらないです。一生テクニックが上達しません。スパーの検証をする際は「フィジカルが足りないから」にならないよう気を付けましょう。もちろん検証する上で相手のフィジカルや体重は大事な要素ではありますが、テクニックとしてどこを改善すべきか考えましょう。
2-2 ケアやトレーニング、コンディションの検証
例えば、サプリやコンプレフロスなどのケアについて、「これをやったら調子がいい」というのも注意が必要です。実はその日は早く寝たから調子が良かっただけかもしれません。
大事なことは本当に相関関係があるのかを確認することです。
実際、一個人が正確に検証するのは難しいですが、強いて言うなら一気にいろいろ変えない方が検証しやすいです。
いきなり「今日から毎日サウナ行ってストレッチしてマッサージガンやってコンプレフロスやるぞ!」とすると調子が上がってもどれの効果か分かりません。もしかしたら自分にはあまり効果的ではないこともやっているかもしれません。マイナスでなければやってもいいかもしれませんが、時間は有限です。貴重な時間という資源を消費するよりももっと良い時間の使い方で人生を豊かにできるかもしれません。
まあ、ケア・とコンディショニングはぶっちゃけ「運動、睡眠、食事」が9割なのでそれ以外は微差になると思います。運動(練習強度・頻度の調整)、睡眠と食事をしっかり管理するのが一番大事です。でも残りの1割も体感的に変わってくるのでそこもできる範囲でクオリティを上げていきましょう。でも何度も言うように優先順位が高いのは睡眠と食事です。
3.まとめ
とにかく多面的に、いろんな角度から振り返りましょう。
テクニックでは、組手、タイミング、位置取り、重心、姿勢、グリップの位置、足の位置、など色々な要素があります。それを正確に検証したいです
ケアやトレーニングやコンディションもどれが自分に合うのか自分の体で実験しながら正確に検証しましょう。自分にあうコンディショニングが見つかれば柔術人生において有利に働きます。
参考になればうれしいです。
2024/6/24 アンディ
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