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記事一覧

今話題のGaussian Splattingについて解説してみた(1/2)

今話題のGaussian Splattingについて解説してみた(1/2)

ANDPAD ZERO、研究開発Gの菊野です。
今回は最近話題の「Gaussian Splatting」について解説したいと思います。
元の論文を読み解きながらの解説になるため少しテクニカルなお話になりますが、Gaussian Splattingの仕組みの理解やメリット、デメリットについても学んでいただけると幸いです。

Gaussian Splattingとは?Gaussian Splattin

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Appleの「RoomPlan」をわかりやすくまとめてみた (2/2回)

Appleの「RoomPlan」をわかりやすくまとめてみた (2/2回)

ANDPAD ZEROの藤田です。
今回は、前回に引き続きAppleの「RoomPlan」について紹介いたします!

前回の記事では主にAppleのリファレンスをベースに「RoomPlan」がどういったものなのか、また、どのような感じで使えるのかについて紹介いたしました。今回の記事では実際にいろいろなものをスキャンして、どういう情報が得られるのかについて深堀りしていこうと思います。

検証にあたっ

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「ANDPAD 3Dスキャン」で、スマホ3Dスキャンのうまい撮り方を検証してみた

「ANDPAD 3Dスキャン」で、スマホ3Dスキャンのうまい撮り方を検証してみた

こんにちは。ANDPAD ZEROの平塚です。
今回は、弊社アンドパッドのプロダクトである「ANDPAD 3Dスキャン」を使っていろいろな検証を行ってみましたので、ぜひみなさんにご紹介させて下さい。

3Dスキャンの説明をさせていただいていると、お客様である建設現場に関わる方々から、「3Dスキャンを試したいと思うけど、高所も精度よくとれるか不安…」「実際どのくらいの範囲まで撮れるの?」といった疑問

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クラウド化する建設データの可能性と民主化する3Dデータの動向

クラウド化する建設データの可能性と民主化する3Dデータの動向

お久しぶりです。ANDPAD ZERO 研究開発グループの菊野です。
本日は、「クラウド化する建設データの可能性」というテーマでお話したいと思います。

昨年10月に開催されたArchifutureというイベントに関するnoteはご覧いただけましたでしょうか?実は私もこのイベントに参加し、テクニカルフォーラムというステージに登壇しておりました。登壇のテーマは「クラウド化する建設データの可能性」で、

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【BIM担当者必見!】BIMをより便利に使えるアドオンツールをまとめてみた

【BIM担当者必見!】BIMをより便利に使えるアドオンツールをまとめてみた

はじめまして。ANDPAD ZEROの埜林(のばやし)です。
私は2023年にANDPADにジョインしました。ANDPAD ZERO noteでは初めて執筆となります!
今回のnoteでは、簡単に自己紹介させてもらったのち、建築BIMに用いられる「アドオン」と呼ばれるアプリケーションについてお話したいと思います。
特に、建設会社や設計事務所のBIM担当者の方々に便利なコンテンツを準備しましたので、

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Appleの「RoomPlan」をわかりやすくまとめてみた (1/2回)

Appleの「RoomPlan」をわかりやすくまとめてみた (1/2回)

こんにちは!ANDPAD ZEROの藤田です。
突然ですが、みなさんはこういうスキャンアプリを見たことがありますでしょうか?

見たことがある方はもちろん、初めてのかたにとっても、「内見で使えそう?」「家電をピッタリ設置したいときに使えそう?」といったイメージを持てるのではないでしょうか。
上記の写真は、昨年の6月に開催されたAppleのWWDC2022というイベントで発表された「RoomPlan

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外作業の大敵、iPadの猛暑対策について検証してみた

外作業の大敵、iPadの猛暑対策について検証してみた

こんにちは、ANDPAD ZEROの菊野です。
ここ数週間猛暑日が続いており、建設現場で働く方々は現場では大変ご苦労されているかと思います。現場経験のある方は特に、暑い夏、屋内外問わずiPadやiPhoneが機器の温度上昇により機能しない…という経験をされたことがあるのではないでしょうか。

過去に紹介したANDPAD HOUSEの施工時には、現場で鉄筋の干渉チェック用のHMD(HeadMount

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いろんな3Dスキャンを試してみる

いろんな3Dスキャンを試してみる

こんにちは!ANDPAD ZEROの藤田です。
これまでのnoteでは、私からは「3Dスキャンについてわかりやすく整理してみる」というテーマで、3Dスキャンのいろはについて紹介してきました。
一言に3Dスキャンといっても、様々な手法があったかと思います。

今回のnoteでは、これまで紹介させていただいた3Dスキャンのうち、iOSデバイスでも実施できる「LiDARスキャン」「NeRF(ナーフ)」

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2025年の法改正でなにがどう変わるのか4号建築見直し/建築物省エネ法改正(後編)

2025年の法改正でなにがどう変わるのか4号建築見直し/建築物省エネ法改正(後編)

こんにちは。ANDPAD ZEROの佐々木です。
いつもANDPAD ZEROのnoteを読んでいただきありがとうございます。

前回に引き続きテクノロジーではなく、法改正のお話をさせていただきます。
建築・建設業界にとって、2025年は建築のルールが大きく変わる年になります。今回の記事では、ルールの変更に伴い建築実務にどのような変化があるかをまとめていきたいと思います。

まずは自己紹介です。

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2025年の法改正でなにがどう変わるのか 4号建築見直し/建築物省エネ法改正(前編)

2025年の法改正でなにがどう変わるのか 4号建築見直し/建築物省エネ法改正(前編)

こんにちは。ANDPAD ZEROの髙橋です。
いつもANDPAD ZEROのnoteを読んでいただきありがとうございます。

今回はテクノロジーではなく、法改正のお話をさせていただきます。

少しとっつきにくいトピックかもしれませんが、プロダクトやサービスを開発していくには、このようなゲームルールのトレンドをしっかり押さえていく必要があります。
そんな目線で私たちの顧客を取り巻く環境にどんな変化

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スマートビルの中核を担うデータ連携基盤「ビルOS」について

スマートビルの中核を担うデータ連携基盤「ビルOS」について

こんにちは、ANDPAD ZEROの石川です。
先日、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)から「スマートビル総合ガイドライン」が公開されました。ANDPADが主戦場とする建設現場のトピックではないですが建築未来を見据えるパースペクティブとして、上記のガイドラインを参照しながら、今回のnoteでは「スマートビル」と「ビルOS」を取り上げてみたいと思います。

おそらく、読んでくださっている方の多

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建築BIM加速化事業とは?

建築BIM加速化事業とは?

ANDPAD ZERO の曽根勝です。
タイトルの建築BIM加速化事業とは、中小企業による建設におけるBIMの使用を促進することを目的とした、国土交通省の補助事業です。今回は、建築BIM加速化事業について、内容がいまいち理解できないというお言葉を、よくゼネコン顧客の方々から頂くので、自分の頭の整理も含めて、できるだけわかりやすくまとめてみようと思います。

前回のnoteでは、「現場でのBIM活用

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北海道の環境モデル都市「ニセコ町」から断熱改修を学ぶ

北海道の環境モデル都市「ニセコ町」から断熱改修を学ぶ

こんにちは。アンドパッド平塚です。

新年度をむかえ、新たな生活がスタートした方も多いのではないでしょうか。
アンドパッドにも4月に初めて新入社員を迎え、私自身もフレッシュな気持ちで4月を迎えています。

暖かくなり始めてたのですが、今年の冬は特に寒く暖房が手放せない日が続き、電気代の高騰も相まって、なかなか身体にも家計にも辛い冬だったな…と個人的には感じていました。
少し時期がずれてしまいました

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「ANDPAD 3Dスキャン」で街中を3次元化してみた

「ANDPAD 3Dスキャン」で街中を3次元化してみた

こんにちは。ANDPAD ZEROの藤田と菊野です。
今年の3月1日に「ANDPAD3Dスキャン」がAppleのAppStoreで公開されました※1※2。今回はAppStoreリリース記念として、本プロダクトを開発した藤田とPMの菊野で、初めてタッグを組んで記事をお届けしたいと思います。
「ANDPAD 3Dスキャン」の価値を端的にお伝えするため、実際にアプリを使って都内の様々な物を3次元化してい

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