障害者の人権と、障害者の家族の人権。
知的障害をもつ姉について以前記事を書きました。
私の姉は知的障害を持って生まれ、二次障害で統合失調症を発症するなど、精神疾患もあります。
グループホームでの生活が始まって7年が経ちました。
最初のグループホームを強制退去になり、引き取ってくれるグループホームはここしかありませんと、選択の余地なく決まった現在入居している場所。
ここで預かってくれたおかげで私たちは普通の暮らしを送ることができていました。
情緒の不安定さから、仕事をしながら共に暮らすことに限界を感じた私たち家族はグループホームで生活することを提案し今に至るわけです。
でも決して姉の事が嫌いな訳でも、縁を切りたいわけでもありません。
わたしたちが親元を離れて自立をしていくように、形は違えど彼女にとっても「自立」へのスタートでもあったのだと思っていました。
今いるグループホームとは「こちらから退去をお願いする事はありません」「その代わり、こちらの方針に従ってください」という約束がありました。
私たちは預かってもらっている以上、口は出してはいけはいと、疑問や不信に感じる思いに蓋をしてここまでやってきました。
でもやはり、「このままでいいのだろうか?」という思いがこの数年でグッと強くなってきたのです。
というのも、どんなに会いたいと願っても向こうこの許可がおりるまで会わせてもらえないのです。
その許可もなかなかおりず、理由をきいても到底納得のいくものではありません。
それに加え、入居前は健康だった彼女はまともな歩行ができなくなりました。
眼球が突出し顔つきがガラッと変わってしまいました。
こんな事があっていいの?
障害者だから仕方ないの?
悲しくて悔しくてぶつけようのない気持ちをどうしたらいいのやら。
管理者に訴えてもまともな返答はない。
トップに訴えれば「文句があるなら退去しろ」
役所に言ったら「で、どうしてほしいですか?」
相談員に言っても「はい、はい。そうですか」
新たにグループホームを探そうと掛け合ってた方は音信不通。
障害者にも障害者の゙家族にも味方になってくれる機関はないんだなと、厳しい現実をいつもいつも突きつけられています。
もう頼る場所はないんだな〜と思うと、どうしたらいいのかわかりません。
障害者として生まれたのは彼女のせいではないのに。
あーあっ。
外国人にばかり支援をするこの国には何も期待はできないよなぁ。
特別な事は全く望んでいないのだけど。
障害者が人らしく健康に安全で暮らせる世の中であってほしい。
そんなに贅沢な願望でしょうか?
一歩進んだと思ったけれと、また振り出しに戻っている現状。
ただ普通に互いに穏やかに暮らせたらいいのにな。それだけなのにな。
福祉とは?
人権とは?
形ばかりで守られないものばかりだと嘆きたくなってしまいます。
暗い記事になってしまいました。
読んでくださった方がいたとしたら、ごめんなさい😢