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算数

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算数の色々について論じてます!
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#授業

#27 一斉授業における個別最適な学びと協働的な学び

#27 一斉授業における個別最適な学びと協働的な学び

 27回目の投稿となりました、天治郎です。今回のテーマは、最近の私の研究テーマである「一斉授業における個別最適な学びと協働的な学び」です。2年生の「ひき算の筆算」で実践しました。

1 単元の概要

 本単元では、ひき算の筆算(2位数)を扱う。2位数の加法と減法では、各位の計算を、位を揃えてかけば、2位数の計算が各位の数の計算に帰着され、1位数の加法及びその逆の減法などの計算で処理できることにな

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♯20 当たり前を問い直す

♯20 当たり前を問い直す

 20回目のnote投稿となりました、天治郎です。本稿の要旨は、以下の通りです。

「当たり前を問い直す」ということは、「子どもの立場に立って自らの教育観を見つめ直す」ことと同義ではないでしょうか。

(1)めがね旦那さんのお考えから Twitterをされている方は、「めがね旦那」という小学校の先生を御存知の方も多いでしょう。育休中に始めたTwitterで自身の教育に対する考え方を発信したところ、

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♯16 算数の授業開き

♯16 算数の授業開き

 16回目の投稿となりました、天治郎です。既に学校が始まっている自治体もあると聞きます。しかしながら、算数の授業開きは「月曜日」という方もいるのではないでしょうか?また、10日が始業式で、算数の授業開きをこの土日に考えようという方もいるのではないでしょうか?
 そこで今回は、「①2年生向け」、「②3年生以上向け」、「③6年生向け」の算数の授業開き例を御紹介します。特に興味のある部分を読んでいただけ

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♯12 対話の技術

♯12 対話の技術

 12回目の投稿となりました、天治郎です。お忙しい読者のために、本稿の要旨は以下の通りです。

「子どもは教師の鏡」とよく言われますが、率先垂範の心で、私たち教師自身が対話の力を磨くことが肝要ですね。

(1)対話について

 先日、元筑波大学附属小学校副校長の田中博史先生の著書の1つである「子どもが発言したくなる!対話の技術」を久しぶりに読みました。第3章「対話力を磨く」に、以下のようなことが書

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♯10 算数授業の板書③

♯10 算数授業の板書③

 10日連続でのnote投稿となりました、天治郎です。「算数授業の板書シリーズ」最終投稿(おそらく)です。過去記事と合わせてご覧いただければ幸いです。私の中では、一旦連続投稿を区切りにします。今後は、週1回以上投稿していきます。

 今日は今までで一番長くなってしまいました。お忙しい読者のために、以下が本稿の要旨です。

・板書を活用しその効果を十分発揮させるために、補助的な役割を担うものとして

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♯9 算数授業の板書②

♯9 算数授業の板書②

 9日連続でのnote投稿となりました、天治郎です。今回のテーマも「板書」です。昨日の記事と合わせてご覧いただければ幸いです。

 お忙しい読者のために、以下が本稿の要旨です。

「板書は,児童とともに創りあげていく1枚の大きなノートである」と捉えた上で、板書の効果をしっかりと意識し、板書を上手に活用していくことが大切です。

(1)板書の効果

 まず、「板書の効果」について検討します。二宮・

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算数授業の板書①

算数授業の板書①

 8回連続でのnote投稿となりました,天治郎です.今後、私が長期研修時代にまとめたこと(テーマ「算数を創る」)をブラッシュアップして投稿していきます.
 今回のテーマは「板書」です.明日,Twitterで関連図解も投稿する予定です.よろしければ、ご覧ください.お忙しい読者のために,以下が本稿の要旨です.

〇板書の意義は、
児童の数学的活動を視覚化し,
・児童の思考過程を反映し,共有し,整理する

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