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4月18日(木)23:25〜NHK放送BS特集「裁判所が少年事件記録を捨てた」のナレーションをしました。

4月18日(木)23:25〜NHK放送BS特集「裁判所が少年事件記録を捨てた」のナレーションをしました。

少年法が改正されたことは記憶していたけれど、ちゃんと理解はしていなかった。少年事件の記録は、原則26歳になるまで保管されるだけで、特別保存に指定されない限り、廃棄されてきた。その指定もどちらかというと消極的で、事件記録を何かに役立てるという観点が無かったために、少年法改正の動きにつながった神戸の連続殺傷事件ですら、廃棄されており、遺族は、審判に出ることも、調書を目にすることもできないまま、破棄され

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NHK再放送)『君が僕の息子について教えてくれたこと』11/19(月) 25:25〜26:24他

NHK再放送)『君が僕の息子について教えてくれたこと』11/19(月) 25:25〜26:24他

2014年に制作放送されたNHKのドキュメンタリー番組が再放送になります。この番組は、ナレーションさせてもらった私にとっても、最も印象に残っている番組の一つ。

10年を経ても、きっと色褪せない。子どもを思う親の気持ち。親を思う子どもの気持ちに心が揺さぶられると思います。久しぶりに、私も見たい番組です。

いずれの日程でもNHKプラス配信(同時+見逃し7日間)があるそうです。

▼11/20(月)

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6月10日(土)22時放送NHKスペシャル『失われた時をこえて 〜“認知症家族”の3年〜』ナレーションをしました

6月10日(土)22時放送NHKスペシャル『失われた時をこえて 〜“認知症家族”の3年〜』ナレーションをしました

コロナ禍での難しい対応を迫られた特別養護老人ホーム。変化していく大切な認知症の家族と共にいられないことで、変化を受け入れることが難しい残る家族。

葛藤を綴り続けた夫の言葉とそこに想いを重ねた家族の物語です。

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コロナ禍、施設や病院では感染拡大を防ぐため、面会を制限、家族同士の直接の触れあいが絶たれたまま時間を重ねることとなった。大きな影響を受けたのが認知症の家族だ。これまで、周囲の人

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1/4(水)20放送ハートネットTV 「我がままに生きて ある重度障害者 最後の日々」ナレーション担当しました

1/4(水)20放送ハートネットTV 「我がままに生きて ある重度障害者 最後の日々」ナレーション担当しました

合理化の元に、無人化が進んでいるJR九州管内の駅を利用し続けてきた吉田春美さん。吉田さんの幸せや楽しみを通して、誰もが自由に暮らせる社会って、どうやったら作れるんだろうと感じています。裁判は続いています。問い続けてくれる人たちのおかげで、重い扉は開いてきたし、開くのだろうと思います。

昨年9月、末期がんのため69歳で亡くなった吉田春美さん。脳性まひで車いす・呼吸器ユーザーの吉田さんは、地域の障害

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再放送 NHK BS1放送「軍人スポークスマンの戦争〜大本営発表の真実〜」語りを担当しました

再放送 NHK BS1放送「軍人スポークスマンの戦争〜大本営発表の真実〜」語りを担当しました

NHK BS1放送のドキュメンタリーの語りを担当しました。
放送は、12月17日(土)2300-2429
「軍人スポークスマンの戦争〜大本営発表の真実〜」 https://www.nhk.jp/p/ts/R3J4Z41RL5/

大本営発表を読み上げていたスポークスマンたちの人となりと、戦況が変化する中での、発表の内容の変化、そしてどのように真実が曲げられていったかが語られます。77年前の終戦

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幻のノーベル賞 ~物理学者・戸塚洋二が遺したもの

幻のノーベル賞 ~物理学者・戸塚洋二が遺したもの

テレビ静岡で10月10日(月/祝)15:25~16:20放送予定の「富士高校創立100周年記念番組 幻のノーベル賞 ~物理学者・戸塚洋二が遺したもの~」の語りを担当させていただきました。

スーパーカミオカンデの事故のニュースはなんとなく記憶にあったのですが、その時現場で指揮をとっていらっしゃって、呆然とする現場を鼓舞して短期間に再建された戸塚洋二さんという静岡出身の宇宙物理学者がいらっしゃったこ

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おひさま家族〜りんくん一家の17年 全国放送 1月29日(土)15:25〜16:30

おひさま家族〜りんくん一家の17年 全国放送 1月29日(土)15:25〜16:30

2021年にナレーションをさせてもらった、色相性乾皮症のりんくんとその家族の物語。民間放送連盟賞の準グランプリを受賞したことで、静岡だけでなく、全国での放送が決まりました。

難病な上に、例が少なく、さまざまな辛い思いをされてきたご家族は、この病気のことを知って欲しいと番組の制作に協力されたと聞きます。17年間も。

どうぞ、ご覧ください。
『おひさま家族〜りんくん一家の17年』
1月29日(土)

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「“空白の10年” 被爆者の闘い」ナレーションしました

「“空白の10年” 被爆者の闘い」ナレーションしました

広島に原爆が落とされてから、被爆者の人たちが耐え抜いた試練。原爆被害そのものだけではなく、その後、人々の眼差しが憐憫から差別に移り変わる様、そして、その中で、GHQのプレスコードで、被害の状況について語ることができず、国からは補償もなく、忘れ去られていく。「空白の10年」という言葉があることも知りませんでした。

そんな中第五福竜丸の被害が日本に及んだことで、被爆者の人たちが、差別を超えて動き出さ

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10/16 ETV特集「新型コロナ 
こぼれ落ちた命 
〜訪問看護師たちが見た
“自宅療養”」ナレーションしました

10/16 ETV特集「新型コロナ こぼれ落ちた命 〜訪問看護師たちが見た “自宅療養”」ナレーションしました

誰かが悪かったんだろうか。

在宅看護ステーションを経営する二人の主人公、看護師と社労士を軸に、第四波の神戸で、自宅療養を余儀なくされた人たちを何組も追いかける。

懇願とクレームを浴びながら、膨大な実務をこなし、やるせなさを感じたに違いない保健所。
やりたくてやるわけじゃない命の選別をするところに追い込まれた医師。
命の選別を目の前に突きつけられた家族。
助けて欲しいのに、どこからも助けが届かな

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おひさま家族〜りんくん一家の17年〜

おひさま家族〜りんくん一家の17年〜

5月にナレーションさせてもらったSBS(静岡放送)制作のドキュメンタリー「おひさま家族 ~りんくん一家の17年~」が2021年日本民間放送連盟賞教養部門の優秀賞を受賞しました。

色素乾皮症という全国に数百人しかいないような珍しい病気で、紫外線を浴びることができないりんくんとそのご家族を17年間追いかけたドキュメンタリー番組。珍しい病だからこそ、周囲の理解が得られなくて、心ない言葉をかけられる場面

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ハートネットTV「みんなの“楽しい”裁判~駅無人化訴訟に託すもの~」ナレーションしました

ハートネットTV「みんなの“楽しい”裁判~駅無人化訴訟に託すもの~」ナレーションしました

ハートネットtvのドキュメンタリーのナレーションを読みました。 小さな駅を効率化するため無人化を進めるJR九州を相手取って、脳性麻痺から首から下が動かせなくなった原告らが起こした裁判が進行中。今年の5月に障害者差別解消法が改正されて、公共だけでなく民間も合理的配慮が義務化されたとのこと。「みんなの楽しい裁判」というスローガンも良くて、楽しそうに、困りごとに対する声を上げて伝えていってらっしゃ

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『銃後の女性たち〜戦争にのめりこんだ“普通の人々”〜』

『銃後の女性たち〜戦争にのめりこんだ“普通の人々”〜』

8月14日土曜日21時〜放送のNHKスペシャル『銃後の女性たち〜戦争にのめりこんだ“普通の人々”〜』のナレーションをしてきました。

国防婦人会がどういう風に始まって、瞬く間に女性たちがそこに参加して行ったのか、全く知らなかった。何故、女性がそこに参加したかったのかも、とても理解できた。自己決定権のない窮屈な家制度から大手を振って出られる社会参加だったのだ。自分が当時に生きてたら、入ってるかも

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目撃にっぽん「シングルマザーに夢を~肝っ玉ママ奮闘記~」ナレーションしました

目撃にっぽん「シングルマザーに夢を~肝っ玉ママ奮闘記~」ナレーションしました

11月22日(日)朝6:10〜NHK総合放送 
目撃にっぽん「シングルマザーに夢を~肝っ玉ママ奮闘記~」

コロナの状況の中で大きなしわ寄せが行っているところの一つが、シングルマザーの人たちなのじゃないかと思います。主人公のママの、かつての自分を救おうとする、その思いと、奮闘、多方面にわたる活動ぶりに胸が熱くなりました。

福井市の歓楽街で働くシングルマザーたちのお話。シングルマザーの置かれている

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NHK 目撃にっぽん「どんな子も断らない 〜“障害児の学童保育”の記録〜」ナレーションしました

NHK 目撃にっぽん「どんな子も断らない 〜“障害児の学童保育”の記録〜」ナレーションしました

発達障害という言葉に最初に出会ったのは、1994年ごろ、インディアナ州の公立高校で日本語を教えていたクラスの生徒の口から。僕はADHDだから授業中に歩き回ったり、落ち着いていられないんだ、という彼の言葉は、当時、ナニソレでした。それから四半世紀たった今の日本。生きづらさを抱えた子どもたちを取り巻く環境は、「認知」が始まったという意味で前進中。そして、現実は、まだまだ道半ば。

そんな子どもたちと、

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