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花咲ありす
2024年9月29日 22:13
雨音のBGMを聞きながら窓ガラスをつたう雨のしずくを見ていた仕舞い忘れた風鈴の寂しげな音がどこかで響いている涼しくなるとなぜか寂しくなるそして不安になる肌寒い9月の冷たい雨は今の心境そのもの©2023-2024 alice hanasaki散文・詩のマガジンはコチラ ↑ 最後までお読みくださり,ありがとうございます!他の散文・詩も読んでいただければ,も
2024年7月24日 01:12
思い出をつくるために生きているわけじゃない振り返ったらそれが思い出になっていただけいつも精一杯生きるだけその時は気づかないだけど振り返った時泣きたくなるほど楽しかったことに気づく思い出は後から出来るもの思い出は後から気づくもの©2023-2024 alice hanasaki散文・詩のマガジンはコチラ ↑ 最後までお読みくださり,ありがとうございます!他
2024年6月4日 23:38
電車の窓から流れていく景色を見ていた木々が流れて来ては消えていく常に流れていく時間も景色も空の雲だってゆっくり流れている気持ちも何もかも流れている家に一人でいる時間が長いと何も流れない停滞すると心が澱んでいく流れは必要だ少しでも外に出よう外の空気に触れよう考えが流れ始めるやっと動き出す流れを止めたらダメだどんな時でもゆっくりでも常に流れている
2024年6月3日 23:06
あの子はすぐに好きな人ができる彼氏が途切れたことがないいつも恋してる別れればどこからともなく次の彼が現れる私はといえばあまり人を好きにならない…違うな好きな人はたくさんいるだけど恋に落ちないあの子と私何が違うのだろうあの子は誰かといるのが好き私はひとりが好きそれだけの違いか…?あの子のストライクゾーンは広い私のは狭いあの子は友達の延長でつきあえる私は恋人に
2024年6月2日 23:59
家にいれば安全と思っていたそれでも傷つけられることはある一歩外に出れば危険なことだらけ犬の散歩をしているだけでもすれ違う人に暴言を吐かれる自分を守らなきゃ心の持ちようで鎧を身につけられる自分の心は自分で守るたとえ冷たいと言われようとも©2023-2024 alice hanasaki散文・詩のマガジンはコチラ ↑ 最後までお読みくださり,ありがとうございま
2024年5月28日 23:53
本気の恋が終わった後しばらくは一人でいた方がいいそれは価値観の変動期だからその後の人生の方向を決める大切な時期寂しさから誰かと過ごしたりすると間違った方向へ行ってしまう©2023-2024 alice hanasaki※ Yukitaka Sawamatsu さま画像を使わせていただきました!ありがとうございます。散文・詩のマガジンはコチラ ↑ 最後までお読
2024年5月27日 23:49
仕事中に受けた祖父の訃報危篤なのかと思ったら過去形だった指が震えるでも心は冷静だったどうでもいい仕事だけどキリのいいところまではやらなければそう思ってとりあえず仕上げた病院に着いた頃にはもう祖父は霊安室の大きな冷蔵庫みたいな銀の扉の中にいて死に顔も見せてもらえないまま無理やりお線香をあげさせられた何も言葉が浮かばない当たり前だまだこれは現実的ではない私は何も見ていな
2024年5月24日 00:58
朝も昼もいつも眠いでも夜は目が冴える夜は私の友達夜空に浮かぶ月を見ながら考える人生について仕事や夢や愛についてなぜだろう昼は見えないものが夜には見えてくる手紙もメールもみんな夜に書いた小説も詩も夜に書いた方がうまくいく月明かりでしか見えない気持ちが夜明けまで私を満たしていく昼の賑わいよりも夜の静寂が好き太陽よりも月が好き日差しより月明かりが好き私は夜にだけ生
2024年5月19日 12:51
この続編です👇恋をしていない私とても心地よいいつも自由でいられる何にも縛られない苦しい思いもない悲しく思うこともない私はひとり身を謳歌していたなのに見る夢といえば恋をしている夢ばかり…なぜ私はもう恋愛は卒業したはず恋はもう懲り懲りなのに実は恋をしたいの?懐かしく思っているだけだよねだってもう恋はしたくないからちょっと懐かしい思いがあるだけだからだよねきっ
2024年5月17日 10:42
母が両手で包む湯呑みから上がる湯気隣にある急須からも湯気が上がる気持ちが温かくなる光景湯気は幸せの象徴お鍋の蓋の穴から上がる湯気露天風呂から上がる湯気お風呂場の窓をくもらせるバスタブから上がる湯気暖かいって幸せそれだけで幸せな気分になる空気中に飛び出す湯気のダンス湯気を見ると母の温もりを思い出す©2023-2024 alice hanasaki今日は母の命日。も
2024年5月6日 00:53
恋は充分過ぎるくらいしてきた片想いも狂い死にそうなほど激しいものもだからもう恋は充分もうしなくてもいいんじゃない恋なんてもうしたくない恋の始まりのときめきも視線が絡まり合う喜びも彼を想う胸の高鳴りももう充分味わい尽くした深い愛情で包まれる安心感も愛されていると実感する嬉しさも想ってくれているとわかる幸せももう充分感じてきた私は恋をしていない自分が好き平穏な
2024年5月3日 14:57
キミの誕生日一緒に祝ってあげられる私じゃなくてごめんねキミがこの世に生を受けた日なんて神聖な日私は誰とも会いたくなくて一人ここにいる都会の喧騒を逃れて一人草原に寝転んで一人でキミの誕生日を祝っているこの世に生きているキミを感じている©2023-2024 alice hanasaki※この作品は創作であり、私生活とは関係ありません。散文・詩のマガジンはコチラ
2024年4月13日 12:29
コーヒーを淹れる間お湯が沸くまでの時間キミのことを考える夕食をつくる間パスタが茹で上がるまでの時間キミのことを考えるだけどキミといる時はほかのことを考えてキミとの時間を大切にしていなかったいつも目の前のことに集中せず隙間時間だけ思い出したようにキミのことを考える目の前のものと向き合うのはいつも怖いだけどキミのことは心の底でいつも大切に思っていたんだでももう遅
2024年4月9日 00:01
幸せなんてスリルもないし平凡な毎日でつまらない波瀾万丈な毎日の方が変化があって楽しいに決まってるそう言い捨てて私は家を飛び出した優しい夫を置いてわくわくする毎日を探してやっとつかんだ幸せだったのにあの頃の自分はどうかしてたねでも後悔はしていない時が戻っても多分私は同じことをするあの頃の私はセピア色の桜ちょっと色褪せた花びらは風とともに自ら散り行く桜色の花びらを枝