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インバウンドサミット2022から:「立ちはだかる壁」インバウンドはもういらないと言われてしまったら?
7月2日に開催された「インバウンドサミット2022」は、120名を超える登壇者と4000名を超えるリアルタイム視聴者が集まり、これまで最大規模の業界サミットとなりました。このイベントに参加する機会を与えてくれたMATCHA Inc.の素晴らしいチームに、深く感謝したいと思います。前夜祭のパーティーと合わせて、全体の企画・運営は非の打ち所がなく完璧でした。インバウンドサミットの成功については、こちら
もっとみるワーケーションが草の根レベルで直面する課題
最近、日本では様々な自治体がワーケーションを推進しており、魅力的なワーケションパッケージ作りに力を入れています。しかし、前回の記事で述べたように、多くの企画はトップダウンで行われており、利用者の具体的なニーズを考慮していないのが現状です。
先日、ワーケーション訪問者数の増加を目指している新潟県のある地域を訪問した際に、ターゲットユーザーがワーケーション制度の実用化に不安を持っているだけでなく、現地
フルーツ狩り体験と、それに適したインバウンドターゲット市場
日本には一年を通じて美味しいフルーツが種類豊富にあり、地元農家の農業技術は本当に素晴らしいものがあります。トップクラスの甘みがあるフルーツの栽培に力を入れてきた結果、多くのブランド品が生まれ、各地で「フルーツ王国」として発展してきました。近年では、外国人観光客を受け入れてフルーツ狩りや試食などの体験を行う農家も増えてきています。しかし、このようなコンテンツはターゲットがやや特定されていたり、マーケ
もっとみるふるさと納税クラウドファンディングによる地域観光活性化の可能性
近年、寄付者と地方自治体の関係性がより密接になるなど、様々な理由から、「ふるさと納税クラウドファンディング(通称:行政系クラウドファンディング)」が注目されています。
・ 寄付者は、どのようなプロジェクトなのか、どのような貢献が現実的な解決につながるのかをしっかり吟味した上で、支援するプロジェクトを選択することができます。
・ 各プロジェクトが資金調達の目標達成にどれだけ近づいているかが、よりわか
インバウンド観光の成功事例:海の京都エリアの視察を通して
「最近訪問した中でどの地域が面白かったですか?」とよく聞かれることがあります。いたる所で感じた素晴らしい発見や私なりの考察を皆さまと共有できたらと思います。
私が大きな魅力と高いポテンシャルを感じ続けているエリアの1つに、「海の京都」(京丹後市、宮津市、綾部市、福知山市、舞鶴市、与謝野郡伊根町を含む京都府北部)があります。
海の京都地域には日本の食文化の源流があると言われています。(日本で初め