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めちゃくちゃしんどいけど、雨上がりの空が憎らしいほど綺麗で、「生きたい」と思っている自分に気がついた

今年は不調が続いた一年だった。回復してきたと思ったら不調になり、また少しずつ回復しては逆戻り…の繰り返し。
一歩進んでは二歩も三歩も下がる。それでも諦めずに、少しずつ。ミリ単位だけど、歩いてきた。
家族や友人、病院の先生、カウンセラーの先生、市役所の人や福祉関係の人、近所のおばあちゃん、動画や文章で発信してくれているクリエイターの人たち、noteで出会った人たち。

たくさんの人たちの言葉に支えられてなんとか生きてきた。
自分の経験を発信することで、誰かの「ほっ」につながったらいいな、と始めたnote。書くことで、私自身が支えられていた。励まされた。「大丈夫」って、少しずつ前を向けていた。

だけど、ここ二週間くらいはずっと不調が続いていて、正直かなりしんどい。
久々に強い希死念慮が湧いて、遺書を書くまでに至った。日頃から、ふとした時に「死にたいわぁ」と思うことはあったけれど、本気で準備をしたのは10年ぶりだ。

今回の不調は、いや、不調のきっかけはいつだって、生理だ。
生理周期に伴う不調はずっと付き合ってきたけれど、ここ最近は特に底なしに不調になっていく。

この不調に向き合って、15年以上頑張ってきた。

なんだかもう、疲れてしまった。

毎日同じ時間に薬を飲むのも、
副作用に悩まされるたびに、また別の薬を飲むのも。
手術もしたけど、生理があるかぎりは治らない病気だから、根治はできない。だから、今でも痛い。

体に合った薬に出会えてやっと楽になった!と思ったらまた副作用で飲めなくなって、また別の薬を飲んで。
不調のときもあったけれど、仕事は頑張って。病気と付き合いながらでも仕事をしていけるんだ!っていう希望を持てた時期もあった。

だけど、疲れてしまった。

痛みはなくなってくれない。
いつまでたっても痛いまま。

月の半分は調子が悪い。

生理がある限りは続く。残りあと20年は続く。
私の人生って一体何なのだろうか。

人間、生まれた瞬間に死に向かっていて、死ぬために生きているわけで。
どうせ死ぬなら人生楽しもう!と思ったりもするけど、その楽しみを実現することさえもままならない。

誰かと会う約束をしても、不調でキャンセルになることが大半だ。だから、そもそも約束をしないようになった。断るのもまた予定を入れ直すのも骨が折れる。
なんらかの予約(映画や旅行、美容院などなんでも)をしていても、キャンセル。病院もキャンセルすることが多い。
スケジュール帳の予定を順調にこなすのは、私にとって奇跡に近い。

本当はいろんな場所に行きたい、見たい、聞きたい、美味しいものを食べたい、楽しみたい、五感で感じたい。
子どもの頃は、新しい体験や場所が好きで、よく外で遊ぶ子だった。中学時代、片道2時間かけて月〜土まで学校があっても、日曜日に友達と出かけたりするくらい外で遊ぶのが好きだった。社交的な性格だった。

生理痛に悩まされ始めた15歳頃から、少しずつ、そして着実に「社交性」が失われていき、挑戦することやなにかを楽しむことへの意欲が失われていった。
それでも諦めずに生きてきたほうだと思う。負けてたまるか!って、奮い立たせて。

だけどまた結局、こうして痛みに振り回される日々。私の人生は生理痛に支配されてきたといえる。

だからもう、疲れてしまったのだ。生きていくことに。痛みに支配される人生が続くなら、いっそ…と思ってしまうのもやむを得ない。それくらい、病気と付き合い続けるのは苦行であり、酷なことなのだ。

ちょうどよいタイミングで、今日はメンタルクリニックの診察日だった。
主治医に相談すると、抗うつ薬を試してみることになった。
適応障害と診断された今年の5月でさえも飲むことにはならなかったのだが、あまりにも精神的な落ち込みがひどいということで提案された。

今日の夕食後、飲んでみたら嘔吐した。
食べたものも薬もすべて出てしまった。
ビニール袋がたぷたぷになるほどの量で、2枚分は吐いた。手で持った感じだとおよそ1リットル弱。
吐く時の不安感や不快感、消耗感は何歳になっても辛いものだ。

そんなこんなで、メンタルも体も散々な状態である。
吐き気は治まってすっきりしたけれど、今も胃がごろごろしていて不快で眠れない。

スマホのデータを見返していたら、今日クリニックを出たときにたまたま見上げた空の写真が目に入った。
雨上がりで澄んだ空は、憎いくらい綺麗で。

「止まない雨はない」

ありふれた、そんな言葉が浮かんだ。

今の苦痛や絶望も、ずっとは続かない。
大丈夫、かならず楽になるから。
あんたなら乗り越えられる。
絶対、生きててよかったと思える日が来るから。

鏡に映る、泣き腫らした顔の自分にそう言い聞かせる。
そんな風に言い聞かせても、つらいもんはつらいし苦しいもんは苦しい。

だけど。
空が綺麗だと思える感覚がまだあって。
止まない雨はない、なんて言葉にちょっとだけ救われている自分もいて。

ちくしょう。
まだ生きたいと思っている自分がいる。
こんなに痛くて苦しくてつらいのに。
それでもまだ、希望を捨てきれずに生きたいって思っている自分がいる。

仕方がない。もう少し生きてみようか。

何もできなくたっていいから。You Tube見てバカ笑いできてるだけで充分じゃないか。

この記事がまた、未来のしんどい自分の励みになることを願う。

photo byあっこ
空ってなんでこんなに綺麗なんでしょうね。
腹立つわ〜笑

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