見出し画像

アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う㉑-奇厳城の館、ついに発見!-

Akiko Nishimoto lit.link(リットリンク)

みなさん、こんにちは!

以前の記事で、アルセーヌ・ルパンの冒険奇厳城』を、数年ぶりにもう一度読み直したい、と書きまして・・・最近再読し始めたのですが、毎日なんやかんやで忙しく一向に読書が進まない💦

奇厳城は、アルセーヌ・ルパンの冒険の中でもとりわけ有名な作品で、主に以下のトピックを軸としてストーリーが進みます。

マリー・アントワネットが書き残した謎の紙片を追う(フランスの歴史)
・暗号解読
・財宝探索
・高校生探偵との推理対決

しかしですね、改めて読んでみて、奇厳城の冒頭って、こんなにスリリングな展開だったんだ!と気づきました。

アルセーヌ・ルパンの冒険の中で、一番スリリングな冒頭と言えば、個人的に『水晶の栓』なんじゃないかと思っているのですが、奇厳城もストーリーの始まりが素晴らしいな、と今更ながら気づきました。

子供の頃から何度も読んでいるのですが、何度読んでも、新たな発見がある❣  恐るべしアルセーヌ・ルパンの冒険!

そして、今回のブログでは、ブログタイトルにも書いたように、物語の冒頭に起こるアンブリュメジー事件の舞台となる屋敷を発見したので、それをみなさんにシェアしたいと思います。

冒頭で、ディエップ近くにあるアンブリュメジーの館に賊が忍び込み、使用人が殺される事件が発生。しかし、何も盗まれておらず、犯人が忽然と姿を消してしまう・・・といった謎だらけのストーリーで幕が開けます。

しかも、屋敷に住むレイモンドが、屋敷の隣に建つ修道院の廃墟で、賊と思われる人影を発見し、窓から銃を撃つ場面があり、肝が据わった勇敢な女性が登場することにも驚きです。

ルパンの冒険に登場するヒロイン達は、もっとか弱い(?)、というか、よく気絶する女性が多いので・・・。
(詳しくはブログの一番最後の拙著をご覧ください)

ともかく、このアンブリュメジー事件の舞台なんですが、それが以下のアンブリュメニル城LE CHÂTEAU d'AMBRUMESNILではないかと思われます。

当時のアンブリュメニル城(以下のHPより)

なぜ特定出来たのかというと、以前、記事に書いている際に見つけた
HPを手掛かりに、色々調べていて、以下のHPに辿り着いたからです。
アルセーヌ・ルパンの大いなる秘密を追う⑲-もう1つの重要な場所-|西本亜希子 (note.com)

le château (ambrumesnil.fr)

↑こちらのHPの真ん中あたりに、以下の一文があり・・・
Maurice Leblanc (1864-1941), romancier français, a parlé plusieurs fois du château d'Ambrumesnil, l'appelant «Château d'Ambrumésy» dans divers de ses ouvrages notamment dans "l'aiguille Creuse".

訳すと、「モーリス・ルブランは、アンブリュメニル城について何度か言及しており、奇厳城ではアンブリュメジーの館として登場する」

と、書かれています。

現在のアンブリュメニル城(上記のHPより)

しかしですね、写真を見る限り、奇厳城に登場するアンブリュメジーの館とは、雰囲気が違うのです。

ストーリーで描かれている館の描写は・・・・
・修道院の廃墟のすぐそばに建っている
(レイモンド達が住み、賊が押し入った館はもともと修道院長の屋敷だったという設定)
・本館と左右に並ぶ両翼の館から成り、本館には時計台がある
・屋敷の4階には使用人達が住んでいる

↑この全てが、当てはまっていないようなので、ちょっと残念です(´;ω;`)

奇厳城は、レイモンドが住んでいる屋敷、修道院、そして礼拝堂とその地下にある納骨堂が事件現場として、ストーリーが展開していくので、実際のアンブリュメニル城に、この描写が当てはまっていたら、訪れてみたいと思ったんですけどね・・・(T_T)

因みに、DICTIONNAIRE ARSÈNE LUPINによると、アンブリュメジー事件に登場する修道院はグリシェ・ル・バラス修道院カリオストロ伯爵夫人に登場する7つの修道院の1つですね)なのではないか、と書かれているのですが、グリシェ・ル・バラス修道院って廃墟じゃないので、この修道院がモデルだとは思えないんですが・・・💦

ただ、1点だけ、ストーリーの描写と一致しているのではないかと思われる背景が描かれていて、それが・・・

・館の塀越しにノルマンディー海岸の絶壁まで続く丘が見え、その向こうにはサン・マルグリットとバランジュヴィルの二つの村に挟まれて、海の青い線が見えている

↑この描写は、地図を見る限り当てはまります。

アンブリュメニルからノルマンディーの海岸へ、つまり北に行けば、バランジュヴィルに辿り着きます。

実は、もう1か所、奇厳城の舞台なんじゃないかな?と思われる場所があるので、運よく特定出来たら、また次のブログで、皆さんにシェアしたいと思います。

それにしても、アルセーヌ・ルパンの聖地巡礼場所がどんどん増えていて、フランスに行ったときに、全部訪れることが出来るのか⁉と、思ってしまいます💦

最後までお読みいただき、ありがとうございました。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?