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育休プチMBAと、働きながらの育児について

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私が主宰している育休プチMBAのはじまりの物語と、育児をしながら働く上でのtipsなど。
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#育休

職場の経営学 第6回研究会「育休中のワーキングマザーのための職場復帰支援プログラムの効果:キャリアと育児の両立を支援するために企業ができること」

職場の経営学 第6回研究会「育休中のワーキングマザーのための職場復帰支援プログラムの効果:キャリアと育児の両立を支援するために企業ができること」

SCHRPS共同開催 “職場の経営学”研究会 第6回を開催します。

1. テーマ

「育休中のワーキングマザーのための職場復帰支援プログラムの効果:キャリアと育児の両立を支援するために企業ができること」

政府や企業は女性のキャリア継続を奨励するために、育児休業などの両立支援策を導入していますが、キャリアアップには依然として大きな男女差があります。育休から職場への復帰は、働く女性の仕事人生におい

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メディア掲載のお知らせ(静岡新聞)

メディア掲載のお知らせ(静岡新聞)

静岡新聞にも取り上げていただきました!

会員限定ではありますが、こちらから読めます。

後日談ですが、記事中で家事代行に触れているのですが、たまたま我が家の家事代行の担当の方がこの記事を見つけ、「私たちのことを話している」と喜んでくれました。しかも「皆に見せたくて、事務所の机に記事を広げておいておきました」と。

私は仕事も家庭も多くの方に支えていただいていますが、こうしてサポートしてくださって

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働く女性の世代間ギャップについて

働く女性の世代間ギャップについて

浜田敬子さんとのご縁をつないでくださったAERAさんから取材を受けました。浜田さんがAERAの編集長時代に育休プチMBAがコラボイベントをさせていただき、その後浜田さんのご著書『働く女子と罪悪感』(集英社, 2018年)や男性中心企業の終焉 (文藝春秋, 2022年)でもインタビューを取り上げていただきました。お仕事上の恩人であるとともに、働く女性として少し先を行くロールモデルでもあります。今も各

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育休中リスキリング(Reskilling)についての発信メモ

育休中リスキリング(Reskilling)についての発信メモ

2023年1月は、これまでになく「育休」や「リスキリング」という単語をインターネットで見た月でした。国会答弁で、「育休リスキリング」という単語が取り合げられたことが発端です。軽い炎上と言われる現象ではありましたが、結果的に育休中の学びにフォーカスがあたるということの効果は大きかったと思っています。また私が育休プチMBAを立ち上げた2014年には「リスキリング」という単語は無かったし、ましてや国会答

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Hideg, Krstic, Trau & Zarina(2018). 産育休の長期化がもたらすキャリア上の負の影響に関する研究

Hideg, Krstic, Trau & Zarina(2018). 産育休の長期化がもたらすキャリア上の負の影響に関する研究

要約過去の研究から、産育休の長期化(1年以上)は女性のキャリアアップには負の影響があることが分かっている。本研究では、まず産育休の長期化がもたらす負の影響のメカニズムを明らかにしたところ、産育休の長期化は女性の主体性(agency)が低いという印象を与えることで、人材としての評価(hireability/雇用適性)が下がることがわかった。また、この結果を踏まえ、カナダの産育休政策を対象とした3つの

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試し読みできます

試し読みできます

拙著の「働く女子のキャリア格差」 (ちくま新書)、こちらで一部公開をしています。2018年に出版したものですが、(自画自賛ぽくて恐縮ですが)内容はあまり色あせてないどころか、今は当時より多くの人が当事者になっているような気がします。その後、研究を重ねたことでデータも揃いつつあります。

育児と両立しながら働く人のお守りになればいいなー。

(画像はリンク先の筑摩書房サイトからお借りしています)