「ええやん。」 僕を不登校から救った先生
(サポートして頂いたので消せに消せず、#熟成下書き として投稿します!)
「ええやん。」
学校にも来ず、スウェット姿で自分のピアノ曲を弾く僕に先生は言いました。
先生と会う事は、最初から決まってたんじゃないかと思えるくらい自分の人生の中で大きな存在です。
先生は、大阪出身。生徒に話す時は、あんまりハマってない宮崎弁で話してました。後に話を聞くと、ご本人的には、宮崎弁に染まれてると思ってたみたいです。
最初、出会った頃は、そりゃもうインパクト満載で、
「俺なんかよ〜、大学生時代お金無くて近所の留学生から、家のベランダで鳩(ハト)を捕まえる為の仕掛けを教わってよ、それでハト捕まえて食べてたわ、はっはっはっは」
「それで、食うために羽を剥がしたりするんだけどさ、生きてるんよねアイツら。」
なんて話を、ホームルームか授業で話してました。
自分が受け持つ授業がない空き時間で、「どんなよ?学校行くぞ〜」と迎えに来てくれましたが、
なぜか僕の本棚にある漫画を読み出し、ナンカすっごい集中し始める先生。
先生めっちゃ読んでんじゃんと観察してたら、「2巻無いの〜?」と言い出す。
続けて、
「読み始めたら、最後まで行きたくなるや〜ん」
「俺が来る時には、漫画隠しとけっ!目的を忘れてしまう!」
、、、そんな先生いる?
僕が音大を卒業して、一週間ほど地元に帰った時には、台風だったにも関わらず、先生の仕事帰りに二人で呑みに行ったんですが、
うちの地元は結構田舎でして、バスも電車も夜になれば無いんです。
先生の家は、学校付近の酒屋から車で1時間くらいで、しかも酔っ払ってるから車も乗れない。
「うち泊まりますか?」と聞ききましたが、「いや、ええよ、学校に泊まるわ」と笑って、台風の中を小さい傘一つで、歩いていきました。
(申し訳ないですが、僕はタクシーで帰りました。)
話を聞くと、学校に泊まるのは初めての事じゃないらしく、
何かあったり忙しい時、学校に泊まっては、職員室に他の先生達が出勤してきて、朝を迎えるそうです。
ちなみに、先生は、50歳越えてます。
「学校行くか行かないかは、その日の朝LINEしてね〜」と、いつも言ってくれてて、僕が「今日、学校行きます」とLINEすると、
迎えに来て下さってました。
時々、前日泣きすぎて、片目だけパンパンに腫れて、二重が無くなってた時、
「先生、1分待ってください!アイプチするんで!」
なんてふざけた事も言ってましたけど、先生は何も怒る事もなく、、、
でも、音大へ行くために徐々に学校へ行きだした時には、「これからは、ちゃんと自分の足で来い、自分の足を使って、ちゃんと学校に来る事が大事」と、
締めるところを締めて下さいました。
クラスには行かず、皆が登校し終わった頃に、特別教室?に登校させてもらってました。
さて、
思い出を書けばキリが無いので、少し話を変えて、まとめにかかります。
二、三前に美輪明宏さん著書の本を読んだんですね。
そこに書かれていた言葉で、ずっと残ってる言葉があります。
「いじめは犯罪だ。」
「やっている事は、暴行、恐喝、窃盗です。いじめっていう言葉が、あの行為を軽く捉えさせているんです。」
ある日、授業中、後ろの席の男が皆に聞こえるように僕の悪口を言い始め、
しばらく休んで学校へ登校して、朝、自分の椅子へ座っていたら、「あなたは何の関係があるの?」って人が、嫌〜な感じで僕に足を乗っけてきたので、
足を払ったところ、椅子を蹴り飛ばされて。
全くたまったもんじゃないね!!!
振り返れば、そんな事とかが有りましたけど、でも、母親、妹、学校の先生方、最後まで付き合ってくれた数少ない友人たちの支えがあって、
無事、卒業して夢にみた音大へ入学卒業させて頂きました。
学校へ行かない僕に、変わらず朝5時に起きて何も言わずに弁当を作ってくれている母親の姿には、よく一人でシクシク泣いてましたね。
感謝でいっぱいです。
先生は勿論、「皆、ありがと〜!!!」って叫びたいですね。ふぅ〜。終わり!
是非いいねお待ちしております!
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