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アフリカゾウが地球沸騰化での干ばつと、敗血症などの感染症にかかり大量死!

こんにちは、翼祈(たすき)です。
動物園の人気者であるゾウ。可愛らしいデフォルメに、大きな鼻や耳、つぶらな瞳など、愛らしいですよね。

私もゾウは好きですし、ゾウはイラストとか観ても可愛いのが多いので、観ているだけで、ほわぁ〜と癒されますね。

私はこれまで地球沸騰化✖️動物をテーマにnoteなどでも紹介して来ましたが、実はゾウにも地球沸騰化の影響が迫っていました。

アフリカの南部・ジンバブエで干ばつが起こり、野生動物が大量死しています。2023年12月19日、イギリスのスカイニュースが報じました。国立公園では深刻な水不足が頻発していて、アメリカの「国際動物福祉基金」(IFAW)は、アフリカゾウ200頭以上が死んだ2019年に発生した大干ばつの再来を危惧しています。

今回はアフリカゾウが地球沸騰化で受けた悪影響についてお知らせします。

アフリカゾウが地球沸騰化で大量死。一体なぜ?

ジンバブエ北西部では2020年8月下旬から2020年11月にかけて35頭のアフリカゾウが大量死しました。その中で11頭は24時間の中で次々と大量死しました。

アフリカの隣国・ボツワナでも同2020年、3ヵ月の間におよそ350頭のアフリカゾウが大量死しました。

およそ4万5千頭のアフリカゾウが生息する西部のワンゲ国立公園では、太陽光発電で水を汲み上げる井戸が104本ありますが、給水が追いつかず、少なく見積もってもゾウ100頭が大量死しました。

動物保護団体「IFAW」の2023年11月11日の報告によりますと、ジンバブエにある野生動物の生息域で、豊かな水場が泥の水たまりと変わっているといいます。太平洋の東側の海水温が例年より高くなるエルニーニョ現象の影響を受けて、ジンバブエでは雨期の到来が平年より1ヵ月以上遅れていました。

当初は原因不明で、密猟や干ばつや中毒などの恐れが指摘されていましたが、ジンバブエで大量死した15頭のアフリカゾウから採取した検体を解析すると、原因は細菌感染だったことが判明しました。

現地の保護団体の専門家などが2023年10月25日の科学誌[ネイチャー・コミュニケーションズ]に掲載された論文によりますと、死んだアフリカゾウには敗血症を発症させる「Bisgaard分類群45」と呼ばれる病原菌に感染していた細胞がありました。

大量死が発生したのは乾季の水や餌が不足する時期で、アフリカゾウの群衆は餌と水を求めて長距離を移動していきます。

現地の保護団体の専門家などで構成された研究チームは、この地域の乾燥や暑さ、密集性の高さが原因で敗血症などの細菌感染が拡大したと懸念しました。地球温暖化が加速すればそうした地球沸騰化の頻度が増加し、これからさらに多くのアフリカゾウが大量死する可能性もあると示唆します。

その反面、ボツワナのアフリカゾウの大量死はシアノバクテリア神経毒が原因とされていますが、詳細は公表されていません。ボツワナとジンバブエのアフリカゾウの大量死の関係は実証されていないといいます。

参考:アフリカ南部で干ばつ 「ゾウ100頭が死んだ」 給水追いつかず 朝日新聞デジタル(2023年)

ジンバブエでは2019年にも、厳しい干ばつで200頭以上のアフリカゾウが大量死しました。IFAWの幹部は、今回の干ばつで「再びアフリカゾウの大量死という、同じことが発生しようとしています」と説明しました。

悲しいね

元々あったのかもしれませんが、2023年の地球沸騰化以来、ヒトはもちろんのこと、様々な動物や植物など、影響が広範囲に及んでいます。

動物園であればヒトに管理されるので、ある程度の健康管理はできるでしょう。ですが、野生の動物は自分で判断しないといけない。元々厳しい環境で生きていくだけではなく、ヒトの手で始まった地球沸騰化という試練を乗り越えなくては、生きていったり、子孫を残せない。難しい課題ですね。

動物も大事な命ですし、毎回このテーマを取り扱う時には、酷く心が痛みます。それ位、色んな生き物が危機的な状況ですね。


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