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エディブルスクールヤード

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すべての子どもたちに学校菜園を。畑から食卓まで繋がるいのちの学びや、地産地消のオーガニック給食を食べることを学校教科にして、誰もが無料で享受できる社会を。  Edible Sch… もっと読む
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記事一覧

映画の御礼とアリス来日ツアーレポートのまとめ

映画の御礼とアリス来日ツアーレポートのまとめ

アリス・ウォータース来日プロジェクトと、映画制作について、ソーシャルメディアではたくさん書いていましたが、noteに残せていませんでした。
各所にバラバラと投稿していたもの、こちらのページにまとめます。

2023年の春、『スローフード宣言〜食べることは生きること』の出版1周年を記念して、アリスが来日することが決まりました。半世紀もの間、世界中の料理人や教育者に影響を与え続けた「オーガニックの母」

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言葉ではなく五感でする学習

言葉ではなく五感でする学習

2023年の秋、徳島県神山町で開催された「スクールフードフォーラム」にて、アリス・ウォータースさんがスピーチしたのを、主催団体であるNPO「まちの食農教育」が記事にしてくれたので、共有!

School Food Forum 2023 振り返りレポート_06 
エディブル・スクールヤード創始者 アリス・ウォータースさんスピーチ
https://shokuno-edu.org/archives/42

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東京ならではの Farm to Table

東京ならではの Farm to Table

A premiere of “We Are What We Eat - A Delicious Solution” in Tokyo at University of Creativity - the most beautiful and delicious “Farm to Table” shared with Tokyo locals, along with the documentary f

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アリス・ウォータースが語る「すべての子どもたちに、身体と地域を豊かにする給食を」

アリス・ウォータースが語る「すべての子どもたちに、身体と地域を豊かにする給食を」

半世紀にわたる地元での実践を通して、人と地球と食に人生を捧げてきたアリス・ウォータース。

新著『スローフード宣言〜食べることは生きること』(海士の風)では、加速する気候変動や格差問題、地球も人も健康を害している現状を変えていくために、私たちがいかにして 人間らしい価値観 を取り戻していけばいいかを提案しています。

その変化を生むために「それ以上にいい方法って、他にないでしょう?」とアリスが唱え

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<映画化!>アリスが願う未来 〜 地域を豊かにする給食と "生かしあう経済"

<映画化!>アリスが願う未来 〜 地域を豊かにする給食と "生かしあう経済"

アリス・ウォータースが来月に来日することは、昨日、別投稿でお知らせした通りです。(SNSへのたくさんの嬉しい反応、ありがとうございます!)

さて、今日は、その来日ツアーを映画化するという話。

今回の来日、「日本のスローフードの現場を5日間、アリスと一緒に訪れて、日本の地域のムーブメントの力になれたらいいな」…と、最初はそれだけだったはずなんです。

ところが、アリスが人生をかけて取り組む “学

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アリス・ウォータースが日本にやってきます!

アリス・ウォータースが日本にやってきます!

この1年間、心を込めて企画してきたことを今日、友人知人の皆さんに報告できること、とても嬉しく思っています。

昨年翻訳した『スローフード宣言 ‐ 食べることは生きること』(海士の風)の著者、アリス・ウォータースが、出版1周年を記念して、来月10月9日から18日の10日間、来日することが決定しました!

たくさんの地域 / 法人 / 個人の協力者に恵まれ、各地での企画やイベントを進めていて、私自身も

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アリス・ウォータースが日本にやってきます!

アリス・ウォータースが日本にやってきます!

この1年間、心を込めて企画してきたことを今日、友人知人の皆さんに報告できること、とても嬉しく思っています。

昨年翻訳した『スローフード宣言 ‐ 食べることは生きること』(海士の風)の著者、アリス・ウォータースが、出版1周年を記念して、来月10月9日から18日の10日間、来日することが決定しました!

たくさんの地域 / 法人 / 個人の協力者に恵まれ、各地での企画やイベントを進めていて、私自身も

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アリス・ウォータースの新著、一緒に広めていただけませんか?

アリス・ウォータースの新著、一緒に広めていただけませんか?

「尊敬する人は誰?」「好きな有名人は誰?」と問われたら、迷わず「アリス・ウォータース」と答えます。

食べることを通して、もっと面白い方へ、もっと美しい方へと行動し続ける料理人 アリス・ウォータースは、1971年、カリフォルニア州バークレーに「シェ・パニース」をオープンして以来、半世紀にわたって人と地球と食に人生を捧げ、地元での実践を通して世界に影響を与えています。

今回、彼女の新著『スローフー

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朝顔プランターエコ化プロジェクト

朝顔プランターエコ化プロジェクト

いま、全国に約600万人の小学生がいます。

そのほとんどが、1年生の時に理科の栽培学習で朝顔を育てています。

毎年、約100万人が朝顔を育てているとして、そのために使う朝顔鉢と支柱のセット教材は、家庭が1000円以上のお金を払って購入するのが通例です。

そして、このプラスチック製の鉢&支柱だけで、毎年、日本全体で50万トン余のCO2が排出されている… と聞いてビックリ(サステな学校プロジェク

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世界最大の食のお祭りテッラマードレに、日本代表として参加する方を募集中!

世界最大の食のお祭りテッラマードレに、日本代表として参加する方を募集中!

Slow Food Nippon is looking for delegates to Terra Madre Salone del Gusto from Japan. Producers, chefs, scholars, and activists from around the world will gather for meetings and tasting events to sup

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SSA: 学校支援型農業の話(アリス・ウォータースの提案)

SSA: 学校支援型農業の話(アリス・ウォータースの提案)


先月のアースデイで、アリス・ウォータースが School Supported Agriculture / SSA(学校支援型農業)について話していました。

Earth Gratitudeというプロジェクトに掲載された動画ですが、アリスの他にも、ダライ・ラマ、ウェールズ皇太子、ジェーン・グドールなどが話をしていますので、是非観てみてください。



以下、アリスのスピーチの意訳です。

⇩動画

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アリスの言葉:子どもと「食」と覚悟の話

アリスの言葉:子どもと「食」と覚悟の話

昨年12月、エディブルスクールヤード・ジャパン で教育者研修会を行いました。創設者アリス・ウォータースの冒頭挨拶が記事になりましたので共有します。

前半のスピーチはもちろんですが、個人的には、後半の質疑応答で心に残る言葉を受けとりました。以下、ちょっとだけ抜粋。

「大きく広げる必要はありません。
 画一的な答えなどないのだから、
 それぞれが、それぞれの土地にあった
 小さくても確実な場作りを

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海士町に惚れてきました

海士町に惚れてきました

Visited Ama-cho, one of the three islands in Shimane, selected as “the most beautiful villages in Japan”. It was an island of slow food and warm-hearted people, and two days were definitely not enough

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アグロエコロジーの未来

アグロエコロジーの未来

“A vegetable garden is a political act, an act of resistance.”
「野菜畑は政治であり、抵抗の表現である」

アグロエコロジーの父、ピエール・ラビが天国へ旅立ったのと同じ頃、EUが土壌健全法の制定に向けて動き出した。

▼参考: 欧州委員会、欧州グリーンディールの具体化目指し、森林破壊防止、廃棄物輸送に関する新規則の提案と土壌保全戦略の提

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