小野寺愛

●一般社団法人そっか共同代表 https://sokka.life     ●スローフ…

小野寺愛

●一般社団法人そっか共同代表 https://sokka.life     ●スローフード三浦半島代表 https://slowfood-nippon.jp ●エディブルスクールヤード・ジャパン https://www.edibleschoolyard-japan.org

マガジン

  • スローフード

    安く速く効率よく、画一的なファストフードが世界中に広がる中で、地域ごとに固有の郷土料理や食の知恵の豊かさが見直されています。「善きことは、カタツムリの速度で進む」(byガンジー)と言いますが、今こそ、スローフードの時代です。

  • エディブルスクールヤード

    すべての子どもたちに学校菜園を。畑から食卓まで繋がるいのちの学びや、地産地消のオーガニック給食を食べることを学校教科にして、誰もが無料で享受できる社会を。  Edible Schoolyardは25年前に米国でアリス・ウォータースが提唱して始まり、世界に広がったムーブメントです。

  • そっかよりお知らせ

    • 17本

    一般社団法人そっかが関わるイベントのお知らせ、メディア掲載情報などをお知らせするページです。

  • とびうおクラブ

    • 16本

    逗子海岸とその周辺の自然で四季を通して遊びまくる子どもたちの日常

  • 足下の自然

    • 35本

    神奈川県逗子市の森や海で見つけたもの、感じたこと。「足下」は音読みすれば「そっか」! 子どもの徒歩圏内=半径2.5kmの自然で本気で食べて、作って、遊んでみれば、そっかそっかとたくさんの発見があるのです。

最近の記事

映画の御礼とアリス来日ツアーレポートのまとめ

アリス・ウォータース来日プロジェクトと、映画制作について、ソーシャルメディアではたくさん書いていましたが、noteに残せていませんでした。 各所にバラバラと投稿していたもの、こちらのページにまとめます。 2023年の春、『スローフード宣言〜食べることは生きること』の出版1周年を記念して、アリスが来日することが決まりました。半世紀もの間、世界中の料理人や教育者に影響を与え続けた「オーガニックの母」も、79歳。日本に来るのは、もしかしたらこれが最後になるかもしれない、アリスが日

    • 生きるスピードをゆるめる小さな一歩。無理しない「スローフード的選択」のススメ

      An interview with Yahoo JAPAN SDGs about our local initiatives (Kindergarten of the Sea: UMINOKO & After school ocean club: TOBIUO), Peace Boat and Slow Food as my foundation, the inspiration I received from Alice Waters and Edible Schoolya

      • 黒岩県知事とブルーカーボンについて対話しました

        ブルーカーボンをテーマに対話しましょうとお招きいただき、黒岩県知事とお会いしました。 葉山の海で30年以上潜り続けているダイバーであり、葉山アマモ協議会の研究者、山木克則さんともご一緒させていただき、市内外からたくさんの小学生〜高校生も参加してくれ、活気ある夜となりました。 「そっか」の発表は、趣旨としては、こんなことをお話ししました。 以下、県知事、山木さん、私が話したことをほぼ全文、速記通訳の方が書き起こしてくださいました。超長文レポートですがw、もし良かったら画像

        • 言葉ではなく五感でする学習

          2023年の秋、徳島県神山町で開催された「スクールフードフォーラム」にて、アリス・ウォータースさんがスピーチしたのを、主催団体であるNPO「まちの食農教育」が記事にしてくれたので、共有! School Food Forum 2023 振り返りレポート_06  エディブル・スクールヤード創始者 アリス・ウォータースさんスピーチ https://shokuno-edu.org/archives/428?fbclid=IwAR017cgpSPXuR9KatJ6A-IxlJUkmo

        映画の御礼とアリス来日ツアーレポートのまとめ

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        記事

          東京ならではの Farm to Table

          A premiere of “We Are What We Eat - A Delicious Solution” in Tokyo at University of Creativity - the most beautiful and delicious “Farm to Table” shared with Tokyo locals, along with the documentary film. 50 more screenings will follow in

          東京ならではの Farm to Table

          本当のやさしさと、心の引き出し

          8年前の話をFacebookに(自動投稿で)紹介された。 8年前に小さな娘たちが話してくれたことが、今日の自分がまさに必要としていたことばかりではないか。あまりのタイミングに、ビックリ! これはカミサマからの贈りものか、はたまた、天使だった小さなあの子たちからのサプライズなのか。 心の大事な引き出しにしまっておくために、noteに貼っておく。 (以下、2015年11月21日の日記) 最近、信頼する友達からもらった一言を、グルグルと考えている。それを、昨日のお風呂の時

          本当のやさしさと、心の引き出し

          アリス・ウォータースが語る「すべての子どもたちに、身体と地域を豊かにする給食を」

          半世紀にわたる地元での実践を通して、人と地球と食に人生を捧げてきたアリス・ウォータース。 新著『スローフード宣言〜食べることは生きること』(海士の風)では、加速する気候変動や格差問題、地球も人も健康を害している現状を変えていくために、私たちがいかにして 人間らしい価値観 を取り戻していけばいいかを提案しています。 その変化を生むために「それ以上にいい方法って、他にないでしょう?」とアリスが唱えているのが「学校給食の地産地消化」です。 なぜ、学校給食なのか。 アリスは2

          アリス・ウォータースが語る「すべての子どもたちに、身体と地域を豊かにする給食を」

          <映画化!>アリスが願う未来 〜 地域を豊かにする給食と "生かしあう経済"

          アリス・ウォータースが来月に来日することは、昨日、別投稿でお知らせした通りです。(SNSへのたくさんの嬉しい反応、ありがとうございます!) さて、今日は、その来日ツアーを映画化するという話。 今回の来日、「日本のスローフードの現場を5日間、アリスと一緒に訪れて、日本の地域のムーブメントの力になれたらいいな」…と、最初はそれだけだったはずなんです。 ところが、アリスが人生をかけて取り組む “学校給食の地産地消化” と “生かしあう経済” に突き動かされるままに、日本におけ

          <映画化!>アリスが願う未来 〜 地域を豊かにする給食と "生かしあう経済"

          アリス・ウォータースが日本にやってきます!

          この1年間、心を込めて企画してきたことを今日、友人知人の皆さんに報告できること、とても嬉しく思っています。 昨年翻訳した『スローフード宣言 ‐ 食べることは生きること』(海士の風)の著者、アリス・ウォータースが、出版1周年を記念して、来月10月9日から18日の10日間、来日することが決定しました! たくさんの地域 / 法人 / 個人の協力者に恵まれ、各地での企画やイベントを進めていて、私自身も全日程、通訳として同行します。 全米に地産地消を広げ、半世紀の間、世界中の料理

          アリス・ウォータースが日本にやってきます!

          アリス・ウォータースが日本にやってきます!

          この1年間、心を込めて企画してきたことを今日、友人知人の皆さんに報告できること、とても嬉しく思っています。 昨年翻訳した『スローフード宣言 ‐ 食べることは生きること』(海士の風)の著者、アリス・ウォータースが、出版1周年を記念して、来月10月9日から18日の10日間、来日することが決定しました! たくさんの地域 / 法人 / 個人の協力者に恵まれ、各地での企画やイベントを進めていて、私自身も全日程、通訳として同行します。 全米に地産地消を広げ、半世紀の間、世界中の料理

          アリス・ウォータースが日本にやってきます!

          アルケミストと旅の記憶

          高1長女に、夏休みのオススメ本を聞かれた。21才のとき、大悟とバックパック旅しながら安宿でもらって読んだ「アルケミスト」を思い出した。 古本屋で久しぶりにゲットして数行読んでみたら、すごい。旅先の色や匂いが、心にブワッとよみがえる。 ベドウィンの人がやってたキャンプ場の目の前は、眩しいほど鮮やかな水色の紅海だった。朝晩、飽きもせずよく潜り、海上がりに甘い甘いミントティーを飲みながらアルケミストを読んだ。 イタリアからトルコへ、地中海を渡るフェリーの甲板に寝袋を広げて、夕

          アルケミストと旅の記憶

          夏休みと小3男子

          夏休みがはじまった。 「ママ、メシー!」 と打ち合わせ中に電話が鳴るところから始まって、 ガチャ! 「玄いるー?オレ、1分で昼メシ食ってきたからー!」 ガチャ! 「玄ー、オレのマシンガン見ろよ!」 ガチャ! 「もうみんないるー?」 って、誰もピンポンしないまま登場し、気づけば庭で水鉄砲バトルが繰り広げられている。とうもろこし畑の影に隠れて、3対3のガチバトル。 ちなみに、同じ家の2階には中学女子バレー部がいつものようにたむろして、箸が転げてもおかしい様子の爆音でゲ

          夏休みと小3男子

          生きた壁をもつ学校〜マドリードのレッジョエミリア・スクール

          現在、わが子が通う小学校が75年?80年?ぶりの改修工事を迎えようとしています。PTAの役割として、皆の要望を聞いて、できる範囲で市に届ける… という活動をしているのですが、今日、The Guardianである記事を見て、自分の力不足に愕然としました。 スペインのマドリードに、レッジョエミリアの学校ができたのだけれど、その建築がすごいのです。設計は、スペインの建築家アンドレス・ジャケ。 生徒たち(2歳から18歳までの500人!)と先生方の要望を聞きながら、2年にわたる共同作

          生きた壁をもつ学校〜マドリードのレッジョエミリア・スクール

          伸びやかに生きるってこと

          人間は考える。ときに悩む。 考えすぎて、心躍らない道を選んでしまうことも少なくない。 海や森にいる生き物たちは、その生き方に確かな答えを持っているように見える。弱い者も強い者の真似をするのではなく、自分なりの在りかたで、自然界を生き抜いている。 季節ごとに表情を変えながら、ただそこにいてくれる植物や生きものに触れると、伸びやかで美しくて、こちらまでシャキッとする。 でも考えてみれば、人間だって子どもの頃は自然そのものだ。 一番身近な自然が「自分なりの在りかた」を見つけ

          伸びやかに生きるってこと

          探求学習×大地の再生、公立校ではじまりました

          神奈川県逗子市立久木小学校(公立校!)を会場に、面白すぎる講座がスタートしました。 その名も、『探学ノススメ』。 先生が生徒に対して一方的に情報を伝達するのではなく、大人も子どもも(誰もが!)ジェネレーターとして共に学びの場をつくりだすにはどうしたらいいのか。そのための気づきに溢れた場になっています。 以下、日本における探求学習の生みの親であり、主催者の市川力さんによる今回の講座の説明です:  大地を再生する現場と言っても森の中でも畑でもありません。どこにでもある公立

          探求学習×大地の再生、公立校ではじまりました

          磯焼けと海

          海の生態系を支えている海藻が年々減り「磯焼け」と呼ばれる現象が日本中で起きています。 逗子海岸では、この原因の一つであるムラサキウニの駆除と生態状況の調査を、地元サーファーを中心とした団体 735style が、神奈川県水産技術センターや地元漁協組合とも協力して行っています。 わが家の末っ子は、「海藻が減ると、魚も減るの?魚がいなくなったら寿司はもう食えない?」と、神妙な顔をしながら地元の皆さんと一緒にウニ集め。 潮が満ちてきたら気分はカニ探しへ。 そして、そのまま初泳

          磯焼けと海