記事一覧
のびのびばplus 4回目のこと
今回も(2023、11/22)、SEE LEARNING(https://www.seelearningjapan.com/202403ws)のお助け術について、じっくり取り組みました。自身のからだに意識を向けるための導入が、…
のびのびばplus 3回目のこと
3回目の「のびのびばplus」も、SEEラーニングのプログラム(https://www.seelearningjapan.com/)を共有するところからスタート。 からだの感覚を研ぎ澄ます作業は、他者と…
療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.57
今回も、「ニューロマイノリティ」(横道誠、青山誠編著)の8章を皆で読んでいる。発達特性を発達障害にしてしまうのが、支援者の関わり次第ということになれば、これはかなりの問題提起であろう、というあたりが中心の話題に…。
この本には副題があり、「発達障害の子どもたちを内側から理解する」とある。
「内側」から理解する、とは、どういうことだろう。
今回、「たすかりあう」、「存在をどうみるか、まなざすのか」
のびのびばplus9回目
8月は、引き続き、私からのシェルボーン療育ムーブメントの体験と、別の方からの療育ムーブメントのシェア。
前者では、ペアで、3種の関係性を、動きでもって体験する。比較する。
療育としては「他者への信頼」や「自信の獲得」を目的としているが、そこに辿り着くまでに、さまざまな繊細な道筋があることを、その後の振り返りの時間で、参加者と共有する。そこで出た中で、特に印象的だったのは、合気道経験者の「身体の暴力
のびのびばplus8回目
6月の「のびのびばplus」は、参加して2回目の方と、じっくり取り組む内容に、、、。療育ムーヴメントの中でも、「自己認識」に関する部分を、1時間程行う。「わたし」を確かめていく作業は、「自己効力感」に繋がっていくことを実感するシーンがいくつか生まれる。自分が生きていく場(からだ)を整えることで、そのからだが在る空間を大切にしようという意識が生まれてくることに気づいていく。そして、同じ空間にいる相手
もっとみる療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.56
7月の「バオバヴカフェ」は、引き続き、「ニューロマイノリティ」(横道誠・青山誠 編著)と、「愛の労働あるいは依存とケアの正義論」(エヴァ・キティ・フェダー著)を読む。当初は、それぞれ分けて話を進めていたが、今回は、話題が交わる部分もいくつかあり、この共有感は、なんだろう、、、
両書物に共通することとして、外側からすると、非常にわかりにくい、見過ごされやすい、繊細な問題を扱っているところだろうか。そ
療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.55
6月のバオバヴカフェも、引き続き、2冊の書物を読む。
「ニューロマイノリティ」(横道誠、青山誠 編著、北大路書房)を、第1章から読み始めている。「定型発達に近づけようとする発想の呪縛」、というところは、このカフェでさまざまな現場の話を共有するたびに出てくる内容と近しく、その呪縛がどこからくるのか…と、参加者と共有しながら、やはり今回もそれは、ふわっとしていて、発達に特性のある人間のことを、よく「知
療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.54
5月のバオバヴカフェ(オンライン)。今回から、新しい本(「ニューロマイノリティ」横道誠・青山誠 編著)を読んでいくための、導入部を、皆でシェア。目次だったり、あとがきだったり…。
バオバヴカフェを次回で50回目を迎えるにあたり、これまでこのカフェで扱ってきたことの総括のような感触をこの本に感じ、選んでみたところ、継続参加の方々は、興味を持って下さったようで、次回からが楽しみでもある。
キティの書
のびのびばplus 7回目
まず、1つ目の療育ムーブメントの体験。
初参加の方もおられ、特に人間関係の組み合わせを、動きで体験することは新鮮だったようで、1つ1つ納得して動くことの大切さを確認。
2つ目は道具を使うムーブメント。シンプルにリボンを使う楽しさが、テーマが変わることで、急に難しく感じられる体験。
その後、言葉とからだのワークを行い、終了。
動いた後の振り返りでは、実感したからこそ、出てくる「面白さ」であった
のびのびばplus 6回目
今回も、療育ムーヴメントを、2種、体験しながら、からだに起こるさまざまなことをシェアしていった。
最初に体験した療育ムーブメントは、身体認識、空間認識…と、動きの区分が明確であり、それぞれのからだに合わせて行うことができる類のもので、どんなからだの持ち主でも、それぞれに合わせた取り組みができるようなものであったし、その分、各自から出てくる動きを拡げていくスキルが、ファシリテーターには大切だという
療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.53
今月のバオバヴカフェでは、継続参加者の花沙さん主導で、エヴァ・フェダー・キティの「愛の労働あるいは依存とケアの正義論」を読み始める。長いタイトルだが、ここに全てが詰まっているのでは、と思わされるスタート内容だった。特に前半の「愛の労働」ということ。
(詳しくは、以下の花沙さんの「雑感」を参照)
参加者の皆さんの気づきや意見も秀逸で、それぞれの立ち位置から、どういう方向に今後、落としどころを見つけ
療育にまつわる「からだ」へのまなざし vol.52
3月のバオバヴカフェは、「アートとケア」の最終回。自身も引きこもり経験のある、渡辺篤さんの章を読む。
「想像しえない他者をつなぐ」の章。この方の、優れたプロジェクト「同じ月を見た日」について話す。ちょうどコロナ禍の作品ということで、みんなが引きこもり状態になった、当事者意識を共有しやすくなった、とされる時の作品。人々の「月を見る」という振る舞いを写真にして積み上げていくこと。プロセスが作品のようで
療育にまつわる「からだ」へのまなざしvol.51
2月のバオバヴカフェは、「育児、家事、エッセンシャルワークなどの、不可視化されやすい労働に潜む政治性やジェンダー規範、倫理観に手芸の技法で光を当ててきた」(美術手帖「ケアの思想とアート」2022、vol.74号より)「碓井ゆい」さんの章を読む。話題の中心として、「ケアと女性性」に行き着く感触だった。「女性に生理があることは大きいのでは」「(誰でも)ケアをしたいと思えるようになることが大切なのでは」
もっとみる療育にまつわる「からだ」へのまなざし vol.50
1月のバオバヴカフェの前半では、「ケア」という言葉からイメージすることをシェアしたりと、身近なところから、「ケア」にまつわる言葉をやりとりする。「子育て」「介護」、、
そこから、テキスト(今回は、美術手帖74号「「ケア」をを起点に考える新しい社会のかたち」の章)を読み進めていく。
「ケアについて考えようとすると、同時に格差や人種、インターセクショナリティの問題も関わってくる(杉田敦)
「……資本主
のびのびばplusという場
今年初めての「のびのびばplus」。
療育ムーブメントを体に通していく。この動きを通して、何を子どもに伝えていくのか、からだに軌跡を残していくのか、というところから、そのメソッド、方法のからだへのまなざしが透けてみえたり、背景にある身体観が感じられたりする。
どうもやってみて違和感がある場合、それは何処からくるのか、と丁寧に辿ってみる。
今回は、その理論の、そのやり方の向こうに、バレエの身体観がみ
のびのびばplus 4回目のこと
今回も(2023、11/22)、SEE LEARNING(https://www.seelearningjapan.com/202403ws)のお助け術について、じっくり取り組みました。自身のからだに意識を向けるための導入が、9つに分かれていて、自分の状況に合わせて、お助け術を選択できるような流れになっています。どれも心地よい内容で、逸脱しすぎず、取り組みやすいからだのワークが揃っている印象です。
もっとみるのびのびばplus 3回目のこと
3回目の「のびのびばplus」も、SEEラーニングのプログラム(https://www.seelearningjapan.com/)を共有するところからスタート。
からだの感覚を研ぎ澄ます作業は、他者と共に行うことで、より質が高まることは、これまでさまざまな場で実施してきた中で、実感している。
発達特性のあるこどもと沢山関わるようになって5年程だが、この外部から受ける刺激の濃淡は、ともかくも多