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2024年によせて

2024年、元旦、能登半島地震、、被害に遭われた方にお見舞いを申し上げます。
同じ1月に起きた阪神淡路大震災で被災した身として、その後も続く余震の恐怖が思い出されます。1日も早く、大地の揺れがおさまりますように。

さて、、昨年は、コロナのことを少し棚に上げて、と、私自身、言えるまでになってきたような年であり、「ケア」ということについて、改めて考えた年でありました。コロナ禍で体験した出来事もそうですが、療育界隈に関わる中で、「ケア」にまつわる問題が何処からくるのか、、と考えた時に、何か人間の、根源的な部分から来るような感触が気になっていました。それはまた、とても身体性を伴うものであり、この現代において、一方で非常に面倒臭いとされるような、そんな類のもの、、
2024年は引き続き、このことを扱っていきたいと思います。そしてその面倒臭い類のものを、清く楽しく美しく!さまざまな「態」で、表現していこうとも。

さて、11月の「バオバヴカフェ」では、「美術手帖」の「アートにみるケア、ケアにみる創造性」という項(稲葉俊郎×田中みゆき)を、皆でシェア。参加者は、ダンスなど、表現に関わる人々であると共に、母である皆さんで、生活のなかで、ケアするということの、楽しさ、しんどさの振れ幅を経験している人ばかり。また、保育士といった、ケアのプロフェッショナルもいる。なので、「どう感じているか、考えるか」などへのレスポンスが素早く深く、刺激的な回となりました。ともかくも、誰でも人生のどこかで、「ケアされる」「ケアする」であろうこの「ケア」という言葉。次回は、政治的な方向からも、「ケア」を考える章をシェア予定。かなり面白い議論になりそうです。1/10、オンラインにて。(詳細は、facebook)

また、「のびのびば」ですが、この12月で一区切りの子どもがいます。小学生からスタートし、今年は高校受験でしばらくお休みとのこと。4年間、コロナ禍を通い続けてくれました。随分来た時とは変わりました。自閉スペクトラム症を抱えていて、スタート時は、ごろごろしているだけで、本当にやる気のない!姿でしたが(笑)、今は何より、からだで表現することを厭わず、むしろ楽しむ力を身につけてくれたことは嬉しい限りです。

「のびのびばplus」では、「SEE LEARNING」の軸となる内容を一通りシェアできたことは、収穫でした。身についてしまっている「うごき方」「からだのくせ」をほどく、、
「わたし」を、ほどくこと。そんな時間を目指して行なっています。

2024年も、「からだのアトリエ バオバヴ」を、よろしくお願い致します。

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