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のびのびばplus 3回目のこと

3回目の「のびのびばplus」も、SEEラーニングのプログラム(https://www.seelearningjapan.com/)を共有するところからスタート。

からだの感覚を研ぎ澄ます作業は、他者と共に行うことで、より質が高まることは、これまでさまざまな場で実施してきた中で、実感している。

発達特性のあるこどもと沢山関わるようになって5年程だが、この外部から受ける刺激の濃淡は、ともかくも多様で、「自分が感じることの正しさとその脆弱性」みたいなところは、このようなプログラムをからだに通すことで、軸として確認しておく、という意味で、繰り返し、取り入れている次第だ。

そして、療育ムーブメントを体験しつつ、常にからだに、どうだったかの問いかけを忘れないようにすすめていく。ここで行なっているものは、「安定して、適応能力をもつために不可欠な条件」としてムーブメントの幾つかが盛り込まれている。

自分の体をコントロールできることは、身体能力として、大切なところであるし、安全に生活していくためにも、磨いていくべきところであることを確認しつつ、コントロールしようにも難しい、むくむくと湧いてくる「衝動」が、身体表現というところで、暴力的な範疇をそっと逸れて、得たいのしれない命のパワーみたいな感触で、成立する場合がある。

それは、「即興」という呼び名を与えることで、より他者に安全に差し出せるのかもしれないが、そのあたりのことと、療育現場の在り方みたいなところは、ずっと気になっている。

先日、とある演出家が、自分たちのやっていること(演劇表現)は、(この施設でやっている)当事者研究とほとんど変わらないなー、みたいなことをws報告としてSNSにあげていて、そういう感覚に近いと感じた。

人間を観ていくことは、みる、ミル、視る、診る……

まなざしのねっこを、本質を忘れないように、そもそも「本質」って、?

という、「療育にまつわる「からだ」へのまなざし」に関心のある方、次回は、11/22、大阪市内の淀川区でやりますので、ぜひお越しください。 

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