Aician*

癒し求めてシルバニアファミリーにハマったアラフィフ。 細々とオペラ歌手をしながら音楽の…

Aician*

癒し求めてシルバニアファミリーにハマったアラフィフ。 細々とオペラ歌手をしながら音楽の先生もしています。 日常、創作、ダイエット、趣味。馬好き🐎

マガジン

  • 【長編小説】胡蝶の舞姫

    創作大賞に参加する為に投稿しました。

  • お金のお話

    どんぶり勘定。安物買の銭失い。等々。指の間からお金がこぼれ落ちる人生を歩む自分。半世紀生きて、お金について真剣に考えなきゃいけないかな、と。

  • 1分で読める超短編小説集

    別サイトで出されたテーマをお題に400字チャレンジ。 全て1分で読める超短編小説。 目指せ、100作品。

  • ゆるゆるダイエット

    我慢しない、私なりのゆるゆるダイエット。 食事とか、色々記録していきます。

最近の記事

  • 固定された記事

シルバニアファミリーに沼る。

noteを放置していた2年の間にあったこと、数多。一つは何と言っても。 シルバニアファミリーの沼にハマったこと。 シルバニアファミリーとの出会いは遡ることウン十年。妹の集めていた初期バニア。 その頃は人形よりも家具の精巧さに目を見張った。 もともとミニチュア好きだったので、とにかく初期バニアのハイクオリティ家具、食器の虜になっていた記憶がある。 それから時を経て、SNSでミニチュアを見て楽しんでいた私のタイムラインにシルバニアファミリーがちょくちょく流れてくるようになり

    • 【小説】胡蝶の舞姫3.

      【3.弘前の桜】  先の大戦で空襲の被害を免れた弘前の街は戦前の風景がそのまま残る。弘前城のお膝元、弘前公園の桜並木は空気を薄紅に染め、人々の目を楽しませてくれていた。 「松平君って、無理に男の子を演じてるみたい」 「え」  中学一年生になったばかりの頃、写生会で訪れた春の弘前公園での出来事だった。背後から掛けられた言葉に銀平は飛び上がらんばかりに驚いた。  不意の事だったから、というのもあるが、自らの真理のど真ん中をあまりにも真っ直ぐに、豪速球で貫かれたからだった。

      • 【小説】胡蝶の舞姫⒉

        【2.昭和33年3月 弘前 エミー】  屋根裏部屋に駆け込んだ恵美子は、布団で眠る母の元に駆け寄った。 「お母さん!」  呼びかけに反応しない母の顔は、裸電球の薄暗い明かりの下でも、もう二度と目は開けない事を恵美子に語り掛けていた。眠るような、死顔だった。  そっと母の手を取った恵美子の目から涙が溢れる。痩せて、骨と皮だけのようになってしまった母の手を頬に添えた。  お母さん、あなたは、幸せだった?  漏れる嗚咽。奥歯を噛み締めて堪えた恵美子の耳を、階下から女の悲

        • 【小説】胡蝶の舞姫1.

          【あらすじ】 戦後の東京。二人の混血児が激動の昭和を駆け抜ける。 戦下を生き抜く2人の日系アメリカ人女性が、もう一つの祖国でそれぞれ、絵美子と満理子という女の子を産み落とした。 似た境遇、同い年の2人の混血児、エミーとマリーだったが、2人が歩んだ道はあまりにも違った。 東京五輪に湧く昭和30年代の東京。 エミコは謎の紳士、恵三に助けられて芸者の道を歩み始め、マリコはストリップ劇場の若き小屋主、巽と徹也の兄弟に引き取られた。 巡り会った男達の手によって運を掴んだ彼女達の線が交

        • 固定された記事

        シルバニアファミリーに沼る。

        マガジン

        • 【長編小説】胡蝶の舞姫
          3本
        • お金のお話
          5本
        • 1分で読める超短編小説集
          7本
        • ゆるゆるダイエット
          4本

        記事

          競走馬のセカンドライフ🐎

          通っている乗馬クラブに一際カッコいい男前ホースがいます。 ブラインドサイド君です。 凛々しい(*´∀`*) 男前ホース、大人しくて良い子で、クラブ内で大人気。 私もLOVEなのですが、あまりご縁がない、、、😇 彼は中央で名だたるジョッキーを乗せてじゃんじゃん走り、出走したレースの多くで賞金くわえてきたお馬さん🏇 検索かけると、おー😳✨となります。 セカンドライフをこんなところで…と思ったら彼、現役時代に既に騸馬😅 キングカメハメハ産駒という血筋にも全く問題ないはずなのに

          競走馬のセカンドライフ🐎

          乗馬クラブの会費など💴

          ちゃんとレッスン通ってます。 レポートは完全に放棄してますが。 現在、初歩の初歩からは脱出出来た模様。 次のクラス行く!を目標に最低でも月4鞍は乗るようにしてます。 ただ…平日限定会員だから乗れる日が限られるんですよね。 仕事が常勤ではなく、非常勤講師だから通えてるのであって、行事が入ってイレギュラー勤務になると途端に行けなくなります。 先月がそうでした。 でも4鞍は乗ったけどね(*´-`) 通い始めてもうすぐ半年。 当時はただただ馬に乗りたくて無料券に飛び付きそこの乗馬

          乗馬クラブの会費など💴

          レオ・ヌッチを聴いてきました✨

          久方ぶりのサントリー大ホールは、レオ・ヌッチ。 お歳を忘れさせる歌声とイタリア人らしい愛嬌たっぷりのパフォーマンスで客さんの心を鷲掴み。 歌は1曲目からウルウルで、椿姫のプロヴァンスで泣き、 これが日本最後かと思うと最後のドン・カルロに至っては、涙止まらず。 これが『無形文化遺産』ですよ😭✨の一言に尽きます。 今日はリゴレットは聴けないのかぁ…と思っていたら。 アンコール1曲目に❗️ 前奏が始まった瞬間、お隣のおじさん(明らかに歌の人)が「やった❗️」と呟いてました。激

          レオ・ヌッチを聴いてきました✨

          【フォレストノベル】というサイト

          先の記事で述べた、脆弱過ぎて消えていったサイトがこちら。 〝フォレストノベル〟。 私の投稿生活はここから始まった。 スマホの台頭からかれこれ15年? このサイトが閉鎖したのは12、3年前かと思う。 現在この名前を覚えている人がどれほどいるのだろう。 消えてしまったこのサイトにも書籍化出来たクリエイターはいた。 何人くらいいたのかは覚えていない、というか当時もよく分からなかった。 今となってはサイトは跡形もなく消え去り、あそこで上位だったクリエイターも何処ぞへと消えて界隈に

          【フォレストノベル】というサイト

          家を建て替える🏠

          節約に縁のない人生でした。 どっかの文学作品の書き出しみたいだが、私の人生この一言に尽きる。 しかし、ここにきて貯金の目標が出来た。 家を建て替える❗️ という事で、今我が家にどれだけの預貯金があるのか知らなければいけないのだが、 分からない( ᐛ ) 昨年、イタリアに修行旅に行き、長年の夢だったリサイクルをし、オペラ講座に参加して、トータル幾ら貯金を失ったか恐ろしくて計算もしていないのだ。 私も大概だが、夫はもっと酷い。 目に見えて無駄遣いはしないタイプだが、

          家を建て替える🏠

          初めての乗馬レッスン🐎

          お馬さんと仲良くなりたい。 この初心を忘れずに通いたい(泣 初回レッスンの感想はこれに尽きる。 〝たのしー!〟で終わった体験とは違い、覚えなければいけない、身につけなければいけない事が山ほどで、終始頭パンク状態だった。 レッスンは引き馬から始まる事を知る。 ここで先ず〝足を踏まれないように!〟と習う。 足を踏まれる? :(;゙゚'ω゚'): 多分コレ「踏まれちゃったーアハハ(*≧∀≦*)」 で済まされないよね? 怖いのは、落馬、蹴られる、噛まれる、だけではなかった

          初めての乗馬レッスン🐎

          『あたたかい雪』

          【お題:雪の思い出】  雪の降る日は温かい日。  北国育ちの母の言葉だ。  雪は冷たいよ? 首を傾げた私に母は微笑んでいた。  母の言葉を思い出したのは、今夜の雪予報のせいか、今自分がいるこの部屋の空気のせいか。  耳鳴りがする。  誰一人息をしていないのかと思うほどの静けさが異常な空間を作り出していた。  私に突き刺さる無数の視線が、暖房が効いて温かい筈の部屋を氷点下にしている。音の無い部屋は刺すような冷気に満たされていた。 『本当に寒くなると雪も降らなくなるの。空

          『あたたかい雪』

          子どものちから

          私は小学校で4、5年生の授業を担当している。 ある日の小学4年生の音楽授業にて。 ヘンデルの『水上の音楽』を鑑賞で聴かせる時に300年も前の作曲家が作った作品なんですよ、というお話をしたら、N君が喰い付いた。 「そんな昔から⁈」「そうだよ、凄い事だよね」「えーっ、」。 N君、不思議で仕方ないらしく質問が尽きない。 いやいつもの君の授業態度から考えてこの状況が私には不思議で仕方ないよ、なんて思いながらN君の質問を、補助の先生の代弁通訳も交えて必死に聞き取った。 何故この

          子どものちから

          卒業控えた息子に思う事🎓

          大学を2年も(留年して)余分に通ってくれた長男、卒業論文〆切2週間前に全て書き終わり、修正も終了したとの事。素晴らしい🙌 思い返せば25年前。 私の修士論文は〆切当日の朝に仕上がり、ギリギリで提出。 口頭試問では弁慶の立ち往生ばりにボロボロになった記憶しかない。 長男に口頭試問は大丈夫か?と聞いてみたが、教授にバッチリみてもらい、あとはプレゼンに臨むだけらしい。 そこまで出来て大学生活何故2年も余分に…とボヤきたいところだが、コロナ禍真っ只中に社会に放らら出されていたら

          卒業控えた息子に思う事🎓

          乗馬体験からの……🐴

          馬好きを拗らせた人間の行き着く先は乗馬らしい🏇 馬馬〜🎵なんて申し込んでしまった単細胞は思いがけず新たな今年の目標を作ってしまった… :(;゙゚'ω゚'): 年内に乗馬のライセンスを取る❗️🏇 ノープラン人生を生きてきた私らしい急展開。 遡ること2年ほど前。 息子があの有名な🐴コンテンツにハマった。 当然の流れか、息子競馬にハマる。 競馬歴ウン十年の夫と日々競馬談義を繰り広げている。 最近気付いた。 競馬好きには純粋に馬が好きな人と、ギャンブルが好きな人とがいて、息

          乗馬体験からの……🐴

          思い出の場所の閉店

          昨秋、思い出深いスーパーが閉店した。 24歳になる息子がまだよちよち歩きだった頃、住まいから程近いこのスーパーに行き、おもちゃ売り場を徘徊し、外のベンチに座っておやつを食べたり、お昼になれば地下のフードコートでラーメンを分けて食べたりして時を過ごした。 その頃にはキッズスペースがあったり、と子育て世代に優しく楽しいスーパーだった。 必要なものも全て揃い、それはそれは有り難い場所だったこのスーパーも、親会社が変遷し営業スタイルが随分と変わった。 キッズスペースは早々に無くな

          思い出の場所の閉店

          小説投稿サイトあれこれ①

          〝小説書きたいマン〟が世の中には溢れている。 そんなニーズに乗っかるようにネットの中には小説投稿サイトというものも溢れている。 例に漏れずの〝書きたいマン〟だった自分が渡り歩いてきた小説投稿サイトを振り返ってみる事にした。 介護の為に出かけられずほぼほぼ引きこもり生活を送っていた時期、現実逃避の為に物語を書いて書いて書きまくっていた。 ガラケー主流の15年ほど前だった。 小説投稿サイトの黎明期だったあの頃、幾つかのサイトを渡り歩いた。 覚えているだけでも片手の指で足りな

          小説投稿サイトあれこれ①