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思い出の場所の閉店

昨秋、思い出深いスーパーが閉店した。

24歳になる息子がまだよちよち歩きだった頃、住まいから程近いこのスーパーに行き、おもちゃ売り場を徘徊し、外のベンチに座っておやつを食べたり、お昼になれば地下のフードコートでラーメンを分けて食べたりして時を過ごした。
その頃にはキッズスペースがあったり、と子育て世代に優しく楽しいスーパーだった。

必要なものも全て揃い、それはそれは有り難い場所だったこのスーパーも、親会社が変遷し営業スタイルが随分と変わった。
キッズスペースは早々に無くなり、フードコートも無くなり、子供服、おもちゃ売り場は縮小…等々。

最近では私たち世代に合わせてきてる?というくらいスッキリしたものになり、且つ手の届くところになんでもあるスーパーになっていた。
親会社が変わっても使いやすく親しみやすい店であり続けてくれた。

その、私にとっての神スーパーが昨年突然閉店を発表。
客の入りはずっと上々で俄には信じられなかったが、建物の老朽化には勝てなかったか。
何処ぞの大手建設会社が一帯を買取り再開発の名の元にマンションを建設するとの事。

マンションの1階部分に入るだろうと噂されているが、定かではない。
どちらにしろ、以前のような何でも揃う便利さは失われる。

思い出深いスーパーが閉店して2ヶ月。
寂しくなってしまった姿を見るのは忍びなくて閉店後は見に行ってなかったが、数日前近所に用事があって行ってきた。

営業中は賑やかだった辺り一帯、静かになってしまっていた。

思い出の場所って、時と共に失くなっていくものなんだな、とちょっと寂しい気持ちになった。

また新しい思い出を作っていこ(*´-`)

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