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Excelでのスケジュール自動生成プログラム:VBAを使って効率的に

はじめに

Excelでスケジュールを管理する際、手動で日付を入力するのは手間がかかるものです。特に、特定の月や期間にわたるスケジュールを作成する場合、休日を避けるなどの条件を考慮するとさらに複雑です。本記事では、VBA(Visual Basic for Applications)を使用して、指定された月と期間に基づいたスケジュール表を自動生成する方法を紹介します。

プログラムの概要

このプログラムは、Excelシートに入力された月と日付を基に、指定された期間内で土日を避けたスケジュール表を新しいシートに作成します。開始日と終了日はデータシートに記載されているものを使用します。

必要な準備

まず、以下の形式でデータを入力したExcelシートを準備します:

  • シート名: Data

  • 列A:

  • 列B:

  • 列C: イベント内容

  • セルD1: 開始日 (YYYY-MM-DD形式)

  • セルD2: 終了日 (YYYY-MM-DD形式)

VBAコードの挿入手順

  1. Excelを開き、「Alt + F11」キーを押してVBAエディタを開きます。

  2. 「挿入」メニューから「モジュール」を選択して新しいモジュールを追加します。

  3. 以下のVBAコードを新しいモジュールにコピー&ペーストします:

Sub CreateSchedule()
    Dim wsData As Worksheet
    Dim wsSchedule As Worksheet
    Dim monthValue As Integer
    Dim dayValue As Integer
    Dim yearValue As Integer
    Dim currentRow As Long
    Dim lastRow As Long
    Dim scheduleRow As Long
    Dim dateValue As Date
    Dim startDate As Date
    Dim endDate As Date
    
    ' データが入力されているシートを設定
    Set wsData = ThisWorkbook.Sheets("Data")
    
    ' スケジュール表を作成するための新しいシートを追加
    Set wsSchedule = ThisWorkbook.Sheets.Add
    wsSchedule.Name = "Schedule"
    
    ' スケジュール表のヘッダーを設定
    wsSchedule.Cells(1, 1).Value = "日付"
    wsSchedule.Cells(1, 2).Value = "イベント"
    
    ' スケジュール表の最初のデータ行を設定
    scheduleRow = 2
    
    ' ユーザーから年と月を入力してもらう
    yearValue = InputBox("スケジュールを作成する年を入力してください (例: 2024)", "年の入力")
    monthValue = InputBox("スケジュールを作成する月を入力してください (例: 6)", "月の入力")
    
    ' データシートから開始日と終了日を取得
    startDate = wsData.Range("D1").Value
    endDate = wsData.Range("D2").Value
    
    ' データシートの最終行を取得
    lastRow = wsData.Cells(wsData.Rows.Count, "A").End(xlUp).Row
    
    ' データシートのデータをスケジュール表に転記
    For currentRow = 2 To lastRow
        If wsData.Cells(currentRow, 1).Value = monthValue Then
            dayValue = wsData.Cells(currentRow, 2).Value
            
            ' 年、月、日から日付を作成し、月末日を回避
            On Error Resume Next
            dateValue = DateSerial(yearValue, monthValue, dayValue)
            If Err.Number <> 0 Then
                Err.Clear
                dateValue = DateSerial(yearValue, monthValue + 1, 1) - 1 ' 次の月の1日から1を引いて月末日を設定
            End If
            On Error GoTo 0
            
            ' 日付が開始日と終了日の間か確認し、土日を回避
            If dateValue >= startDate And dateValue <= endDate Then
                If Weekday(dateValue, vbMonday) <= 5 Then
                    ' スケジュールシートにデータを転記
                    wsSchedule.Cells(scheduleRow, 1).Value = dateValue
                    wsSchedule.Cells(scheduleRow, 2).Value = wsData.Cells(currentRow, 3).Value ' 列Cにイベントが書かれていると仮定
                    
                    scheduleRow = scheduleRow + 1
                End If
            End If
        End If
    Next currentRow
    
    ' スケジュールシートの列幅を自動調整
    wsSchedule.Columns("A:B").AutoFit
End Sub
  1. VBAエディタを閉じます。

  2. Excelのシートに戻り、「Alt + F8」キーを押して「マクロの実行」ダイアログを開きます。

  3. 「CreateSchedule」を選択して「実行」をクリックします。

  4. 表示される入力ボックスにスケジュールを作成する年と月をそれぞれ入力します。

動作の確認

この手順に従うと、指定された年と月、データシートの開始日と終了日を基に、土日を回避したスケジュール表が新しいシート「Schedule」に作成されます。これにより、手間をかけずに効率的にスケジュール管理が可能になります。

まとめ

Excelでのスケジュール作成を自動化することで、手動入力の手間を省き、正確で効率的なスケジュール管理が実現できます。このVBAプログラムを活用して、日々の業務をよりスムーズに進めてください。


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