マガジンのカバー画像

偏愛文

22
好きなものについてつらつらと書いた文章たち
運営しているクリエイター

#ライター

明日の歌と「あたし」

明日の歌と「あたし」

恋愛ジャンキーと称するaikoらしい曲の中でも1番aikoらしい曲なんじゃないかな。

「あなた」に貰ったものを捨てられない「あたし」は明日が見えないほど痛くて苦しくて、「嫌なあなた」と強がっていたいけどそれでもやっぱり「好きなあなた」なのがどうしようもなく可愛くて苦しい。

暑いって言うかこの部屋には想い出が多すぎる
あなたに貰ったものをどうしてこんなに大事に置いていたんだろう
あの時撮った写真

もっとみる
偏愛

偏愛

昔、野良猫の寿命が気になって調べたことがある。食べ物に困ったり事故に遭ったりすることから3年から4年、長くても5年とのこと。

元野生児の我が家のメルは愛護センターに保護されなければ、わたしたちと出会わなければ、もう生きていなかったかもしれないと思うとやはり生きていること自体が尊くて一挙手一投足が愛おしい。この感情はまあ、ペットを飼っている人ならば当たり前のものなのかもしれないけれど。

↑これは

もっとみる

実らなかった恋にもちゃんと実ができている

わたしはこの言葉に幾分と救われた。

最近やることが無くて本をよく読むようにしている。

ありもしない情報で溢れているSNSに少し疲れてしまって、離れている間SNSからのインプットが無くなったからそれを本で補う感覚だ。

「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う」というルミネのキャッチコピーを知ったのが確か高校生の時。

そのキャッチコピーが忘れられず、同じ題名の本に手を伸ばしたら大当たりだった。

もっとみる

ワンピースの魔法

わたしはワンピースが大好き。

と言っても漫画やアニメの方ではなく、服の方ね。

きっかけは、1年ちょっと前。

好きな人に会いに行くのに、というのもはるばる宮崎まで好きな人のライブを見に行くのに、チケットが届いて座席が分かって。

うわ、近い!と。

キャパが1000人ちょっとという小さな箱で、下手側花道のすぐ手前。

その時焦ってはじめて買いに行ったのがワンピース。地元の服屋さんで、ぱっと目に

もっとみる