株式会社アベ経営・ハーバー税理士法人

お客様の想いに向き合い、大きな役に立つ 人と経営を明るく元気に。

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マガジン

記事一覧

調理技術を習得しよう

 3月17日付の神戸新聞に興味深い記事が掲載されていた。一人暮らしの高齢者は調理の技術が低いと、高い人より死亡リスクが倍以上も高まるとの分析結果を、東京医科歯科大…

値上げは経営の問題

 最初にあるコラムを紹介したい。  「値上げは『営業の問題ではなく経営の問題であり社長の問題である』。日本製鉄の橋本英二社長の発言として財界オンラインの2月7日付…

38年ぶり、阪神日本一

 阪神が38年ぶりに日本一になった。それも大きな補強をせずに、監督就任一年目で成し遂げた快挙だ。何をどう徹底すればあれ程チームが変われるのだろうか。経営者としては…

人生二度なし

長生きをした人が必ずしも偉い訳ではなく、お金を沢山残した人が偉い訳でもない。また大きな会社を作った人がそれだけで偉い訳ではないということも、この年になるとよく分…

「因」と「縁」と「果」

 ある本からの転載です。  「原因」が同じでも、「条件」(縁)が異なれば、まるで違った「結果」が生じます。例えば、草花の種を蒔くと花が咲きます。種は「原因」です。…

バカかしこ、かしこバカ

 先日、初めてこちらの事務所の担当になったという、会計事務所を取り巻く業界の、ある一部上場企業の女性が東京から来た。税理士事務所の営業担当だという。30歳前後で、…

商売とは饅頭の凄まじい奪い合い

 商売というのは、本当に生き馬の目を抜くようなものです。小俗吏の才じゃありませんが、商才、才覚があって気が利いて、悪さをしかねない奴はうんといます。同業者もいく…

ピロリ菌

 昨年7月、3年ぶりに人間ドックを受けた。ガン家系でもありドッグではいつも胃カメラで診て貰うようにしている。そこでお医者さんから言われた。「ピロリ菌がいますね」「…

最高のコーチは教えない

 プロ野球のシーズンが終わって、各球団の監督が交代をした。その中で私が一番注目をしているのが、ロッテの吉井理人 (まさと) 監督だ。特に贔屓球団というからではない。…

動機善なりや、私心なかりしか

 京セラやKDDIを立ち上げ、77歳の時に日本航空 (JAL) の再建を無報酬で引き受け、見事に再建を成し遂げた稲盛和夫氏、先月24日に老衰のため90歳で亡くなった。この…

何かあったらどうする症候群

 最近、新聞のコラムに面白い記事を見つけた。  『元陸上選手の為末大氏が先日、SNS(交流サイト)で私たちの国は「なにかあったらどうすんだ症候群」にかかっている、…

小売業がうまくいくかの指標はただ一つ

 不況下で、経営者や指導者は常にどういう考え方を持っているべきかと悩むことが多いのではなかろうか。そんなときは各界の指導者がどういう風に困難を乗り越えて来たかを…

ミラクルをちょうだい!

 日本の製薬技術は世界最高レベルであると思っていたが、いつまで経ってもコロナに有効なワクチンを開発できずにいる。中国ですら早い段階で実用化をしているというのに。…

会話力は質問力

 お正月に免じて頂き、自分の能力不足を棚に上げて、日頃思っていることを書いてみたい。    誰かに教えて貰った訳ではないが、この歳になってようやく会話のルールが…

イノベーションの大切さ

 トリドールホールディングスの2021年4月~9月期の連結決算は、本業のもうけを示す事業損益が40億円程度の黒字 (前年同期は35億円の赤字) になった。主力の「丸亀製麺」で…

侍ジャパン、北京では無冠、東京では金

 東京オリンピックが終わった。数々の名勝負があったが、私が特に注目したのは野球である。  プロ野球で全く監督経験のなかった稲葉監督が、少ない練習時間にもかかわら…

調理技術を習得しよう

 3月17日付の神戸新聞に興味深い記事が掲載されていた。一人暮らしの高齢者は調理の技術が低いと、高い人より死亡リスクが倍以上も高まるとの分析結果を、東京医科歯科大の谷友香子 (国際健康推進医学) らのチームが国際専門誌に発表した。チームは、2016年に全国の23市町村に住み、要介護認定を受けていない65歳以上の約1万600人を対象に、自己申告で回答してもらった調理技術の程度と3~4年後までに死亡し

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値上げは経営の問題

 最初にあるコラムを紹介したい。
 「値上げは『営業の問題ではなく経営の問題であり社長の問題である』。日本製鉄の橋本英二社長の発言として財界オンラインの2月7日付の記事で引用されていた。刺さった経営者は多いようで、何人かが発言に触れていた。インフレの流れが顕著になる中、営業現場はなかなか価格を上げられず苦しんでいる。値上げは経営の根幹に関わる問題であり、決断が社長の仕事だ。考え方に共感が広がってい

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38年ぶり、阪神日本一

 阪神が38年ぶりに日本一になった。それも大きな補強をせずに、監督就任一年目で成し遂げた快挙だ。何をどう徹底すればあれ程チームが変われるのだろうか。経営者としては、どう岡田監督がチームを率いて行ったのかが非常に興味がある。
 報道曰く、打球を見極めさせフォアボールを多く取らせるようにした、守りを固めるため守備の定位置を決めた。大山を始め打順をあまり触らなかった。そして調子の悪い選手は容赦なくファー

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人生二度なし

長生きをした人が必ずしも偉い訳ではなく、お金を沢山残した人が偉い訳でもない。また大きな会社を作った人がそれだけで偉い訳ではないということも、この年になるとよく分かる。何が人間として尊いのか、そして人生何のために生きるのかは永遠のテーマである。そんなときに先人は味わい深い言葉を残してくれている。
 『われわれは、わずか一日の遠足についてさえ、いろいろとプランを立て、種々の調査をするわけです。しかるに

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「因」と「縁」と「果」

 ある本からの転載です。
 「原因」が同じでも、「条件」(縁)が異なれば、まるで違った「結果」が生じます。例えば、草花の種を蒔くと花が咲きます。種は「原因」です。そして花は「結果」です。しかし、いつ、どこに種を蒔くかによって、「生起」する「結果」は違ってまいります。やはり、それぞれの種にとって、適切な時期が選ばれなければなりません。その時期が「縁」(条件)になります。また、適切な場所に蒔かなければ

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バカかしこ、かしこバカ

 先日、初めてこちらの事務所の担当になったという、会計事務所を取り巻く業界の、ある一部上場企業の女性が東京から来た。税理士事務所の営業担当だという。30歳前後で、すらっとしてマスク越しには綺麗な方で、私と副所長とで対応をした。公認会計士の資格を持っているようだ。昔はこんな監査法人に勤めていた。その後、別の大手コンサルタント事務所に勤め、その後に、今の会社に勤めだしているという。そこの会社とは以前か

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商売とは饅頭の凄まじい奪い合い

 商売というのは、本当に生き馬の目を抜くようなものです。小俗吏の才じゃありませんが、商才、才覚があって気が利いて、悪さをしかねない奴はうんといます。同業者もいくらでもいます。油断をすれば何もかも失いかねないのが商売です。その中で、私は従業員みんなを幸せにしていかなければならない。私はそれを、こう例えてみたのです。食糧難の時代に育ったせいもあってか、饅頭を例にしたものです。
 餓鬼道に落ちたお腹を空

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ピロリ菌

 昨年7月、3年ぶりに人間ドックを受けた。ガン家系でもありドッグではいつも胃カメラで診て貰うようにしている。そこでお医者さんから言われた。「ピロリ菌がいますね」「えっ、そうなんですか、10年ほど前に除去をして貰ったのですが」「そうですか、最近井戸水か、谷川の水を飲んでいませんか?」「銘水100選の水を汲んで来てそのまま飲んでいますが」「それです、除去をしましょう」非常に驚いた。こちらの生活ぶりは知

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最高のコーチは教えない

 プロ野球のシーズンが終わって、各球団の監督が交代をした。その中で私が一番注目をしているのが、ロッテの吉井理人 (まさと) 監督だ。特に贔屓球団というからではない。この方の経歴からどんなチームを作り、どう活躍をするのだろうかと経営者目線で興味があるからだ。
 今年優勝のオリックスの中嶋監督がそうであったように、吉井監督も仰木監督の薫陶を受けている。ヤクルトの高津監督と同じく、野村監督にも教えられて

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動機善なりや、私心なかりしか

 京セラやKDDIを立ち上げ、77歳の時に日本航空 (JAL) の再建を無報酬で引き受け、見事に再建を成し遂げた稲盛和夫氏、先月24日に老衰のため90歳で亡くなった。この方こそ国葬にして欲しいと思えるほど、世の中のありとあらゆる層に影響を与えている。 
 それにしても既に経営の第一線から退いていたにもかかわらず、また晩節を汚す可能性もあったにもかかわらず何故引き受けたのだろうか。旧知の前原誠司国土

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何かあったらどうする症候群

 最近、新聞のコラムに面白い記事を見つけた。
 『元陸上選手の為末大氏が先日、SNS(交流サイト)で私たちの国は「なにかあったらどうすんだ症候群」にかかっている、と発信した。 
 それは社会に安定と秩序をもたらすが、副作用として停滞を生み、個人の可能性を抑制するという。この症候群は、未来を予測してコントロールできるものと考え、その逆算でしか物事を判断できない。だが、実際には予想しないことが必ず起き

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小売業がうまくいくかの指標はただ一つ

 不況下で、経営者や指導者は常にどういう考え方を持っているべきかと悩むことが多いのではなかろうか。そんなときは各界の指導者がどういう風に困難を乗り越えて来たかを知りたいものだ。しかも多くの成功した経営者や指導者の、人生を変えたエピソードや座右の銘などが手っ取り早く分かれば、その中からその時々に勇気づけられる言葉に出会うのではないか。そこでうってつけの本を見付けた。
 新聞広告からこの本の存在を知り

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ミラクルをちょうだい!

 日本の製薬技術は世界最高レベルであると思っていたが、いつまで経ってもコロナに有効なワクチンを開発できずにいる。中国ですら早い段階で実用化をしているというのに。
 そんな中ようやく塩野義製薬が国産初の承認申請を2月25日に行った。非常に朗報である。しかも重症化リスクの有無を問わずに投与でき、使用法の制限が少ない画期的な飲み薬だという。国においても条件付き早期承認制度で迅速な承認をして頂きたいものだ

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会話力は質問力

 お正月に免じて頂き、自分の能力不足を棚に上げて、日頃思っていることを書いてみたい。  
 誰かに教えて貰った訳ではないが、この歳になってようやく会話のルールが分かってきた。
 昔から、自分の能力不足を感じていたので、コミュニケーションや雑談に関する本は沢山買って読んだ。また何でも経験を積まないと話に入れないと思っていたので、色んなことに首を突っ込んで来た。しかし会話力に関しては全く上達していない

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イノベーションの大切さ

 トリドールホールディングスの2021年4月~9月期の連結決算は、本業のもうけを示す事業損益が40億円程度の黒字 (前年同期は35億円の赤字) になった。主力の「丸亀製麺」で持ち帰り弁当の販売が好調だ。他の外食大手は集客に苦戦している。新型コロナウィルス下の新たな外食需要を取り込んでおり、株価も上場来高値圏にある。(3年11月10日、日経新聞)
 今年4月から始めた「丸亀うどん弁当」は、なんと1,

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侍ジャパン、北京では無冠、東京では金

 東京オリンピックが終わった。数々の名勝負があったが、私が特に注目したのは野球である。
 プロ野球で全く監督経験のなかった稲葉監督が、少ない練習時間にもかかわらず、星野監督でさえつかめなかった栄光の金メダルを、どうやってつかめたのか?
 選ばれた選手はオールスターの時のような、両リーグを代表する名選手ばかりではなかったはずだ。24名の選手の選考基準はどういうものだったのか。選んだ選手に持てる力の

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