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Yesterday in me

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思い出の中に探した昨日の私や過ぎてしまった懐かしい宝物。
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#note毎日更新

書くことより自分が生きることの方が大事*毎日note180日を前に

書くことより自分が生きることの方が大事*毎日note180日を前に

180日ということは6か月、半年。

なんとなく毎日だらだらと記事をあげたりしているけれど、
正直ルーティンにしているだけで、毎日書き込む必要性は感じない。

ただ書き込めることの自分を、一日一日褒めているだけな感じもする。

つまんないことを考えることもあるし、
手放したい思いに向き合うこともあるし、
心が整理されてく、キチンと感に押し出されて一日を過ごしている感じ。

最初、誰かの気分転換程度

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書くことより自分が生きることの方が大事*毎日note150日を前に

書くことより自分が生きることの方が大事*毎日note150日を前に

秋から始まり、もう春に向かおうとしている。

150日とは5ヶ月、生まれたての赤ん坊ならハイハイの時期だ。

朝、目が覚めてしまう心細さは、加齢からくるものならいいけれど、
なにか自分の知らない問題が自分の中にあるのではないかと、
往々にして考えがたどり着いてしまうことがある。

昨日の私は今日の私と違っていて、
そんなことをただここに、PCを目の前に、
二本の指がなぞるままに文字を打ち込んでゆく

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心細さが止まらないだけ*怒りとの向き合い方

心細さが止まらないだけ*怒りとの向き合い方

ぽっかりと一年分位の記憶が抜けてたので、
あれこれ思い出しては、経験のやり直しをしてみたり、
記憶を私なりにフォルダの整理をし直したりしているところ。

災害が起きると、ショックの大きさがひとそれぞれなので、
怒りの矛先があれば楽ではあるけれど、攻撃する相手がいない場合、
神様や社会全体や、やつあたりできるような近くの人を探すのだと思う。

でもその怒りに蓋をしてしまったら、その先は
「こんな目に

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子供たちに残す未来*祈りをつなぐ島国に生きる

子供たちに残す未来*祈りをつなぐ島国に生きる

【気仙沼市階上中学校 卒業式答辞 全文】

今日は未曾有の大震災の傷も癒えないさなか、
私たちのために卒業式を挙行して頂き有難うございます。  

ちょうど10日前の3月12日、
春を思わせる暖かな日でした。

私たちはそのキラキラ光る日差しの中を、
希望に胸を膨らませ、通いなれたこの学舎を、
57名揃って巣立つはずでした。  

前日の11日、一足早く渡された、
思い出のたくさん詰まったアルバム

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何が事実なのか分からなくなる怖さ

何が事実なのか分からなくなる怖さ

先日の記事をあげた際に、石川に志賀原発があるというのを知らなかった。
近くに原発銀座と呼ばれる福井があるので、その思い込みだが、
福井は関西電力で、石川は北陸電力の原子力発電所だということを知る。

総理がデマに関して述べていた。意図するものとは違うのだと思うが、
12月31日の午後2時10分頃、石川県能登町にある北陸電力送配電の変電所で
3回爆発のような大きな音がしたというニュースが軒並み削除さ

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理不尽のカオスがつみ重なる罪*失礼を承知のひと言

理不尽のカオスがつみ重なる罪*失礼を承知のひと言

ダメじゃん、私。

年の始めからそんなことばかり。

大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫絶対大丈夫。

セルフで頑張って気持ちを盛り上げる。

消えろっ全部!

頭の中の走馬灯のようにめぐる思い出や言葉を打ち消していく。

まだ修行が足りませんね。

今夜も深く深呼吸して寝よう。

いつものルーティンでいつもの夜を。

それからいつもの元気な朝を。

テレビの被災者のインタビューにむかつくのだ。

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言葉を見つけられないでいる*言霊を信じて祈りと変わらない日常を綴りましょう

言葉を見つけられないでいる*言霊を信じて祈りと変わらない日常を綴りましょう

1月1日はいつもの朝だった。

変わったことと言えばアマプラで「WBC侍たち~」の
テレビ番組を、家族で見ていたくらい。

どこもお正月の特番で、似たり寄ったりで騒がしいテレビ。

それならとつけた番組は、母の気に行った様子で、
訳の分からない野球用語はともかく、
ひとりひとりが孫であるかのように、
逐一自分なりの解説が止まらないことに、居合わせたみんなで驚いた。

「いつから野球好きになったの?

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いつもそこには愛しかないはず*一年の終わりに

いつもそこには愛しかないはず*一年の終わりに

一年が終わる。

note を乱読するのは楽しいことだ。

以前、読者の立場オンリーだった時分は、検索の嵐で、
知りたいこと、専門分野を専門的に教えてくれる方の記事を読みまくった。

Twitter(まだXと言い慣れない)も長年、面白く読んできたけど、
どんどんとフォルダの深層深く突き進み、時間だけが過ぎていく感じで、
やはり、読むというより眺めるか、記事を探すという感じに落ち着いた。

たまにス

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書くことより自分が生きることの方が大事*毎日note120日を前に

書くことより自分が生きることの方が大事*毎日note120日を前に

noteで記事をひとつ、またひとつと
作り上げていく度に、
思ったことをまとめて置こうと思う。

正直120日も毎日投稿し続けることが出来るなんて、思わなかった。

一昔前のあの日から、集中力に欠けてきていて
本を一冊読み通すことも私には難しいことになっていた。

もちろん忙しさや加齢などの問題もあるだろうし、
小説などの物語はもともと入り込むのに苦手なので、
どちらかと言えばノンフィクションの方

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とりもどすイーハトーブ*海嘯記

とりもどすイーハトーブ*海嘯記

盛岡のカドワキ先生は耳鼻科の名医だ

先生は人格者で名古屋大学をご卒業なさった

それに北海道大学の先生なんかも治療に来てた

会ったことのないカドワキ先生なのに
小さい頃から知っている

父さんがカドワキ先生のことを語りだすと
尊敬の念を込めて スラスラと熱い言葉が出てくる

そのあとは必ずアベさんとアベさんの奥さんが登場する

二年位前からは 初めてマルヤマさんが登場しだした

妹がファンで 

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永訣の朝2011*海嘯記

永訣の朝2011*海嘯記

あっけなく別れてしまった

あの日青く青く広がっていた空
(誰も見てはいなかったけれど)

鳥たちが消えてしまった静寂
(あとになって気づいたけれど)

音をたてて崩れていく波の穂が
分厚く容赦なく黒々と落ちていく
(そのように呼吸を奪ってしまった)

水鏡に映る、天国と地獄の境目の大地
絶望で横たわっているというのに
(空からこぼれおちる3月のみぞれ)

目指す中心に無数の手が彷徨う
北から西か

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おしゃべりな瞳*海嘯記

おしゃべりな瞳*海嘯記

おばちゃんあのね、2つも体育館でお泊りしたんだよ。

地震がきたからね、おうちに帰っちゃ駄目だったの。

おじいちゃんがお迎えに来てね、夜になったからお泊りしたの。

あとでね、ママとお兄ちゃんが来てね、三人でお泊まりしたの。

よその人とかいっぱいたくさんいたんだよ。

体育館に。

コウくんとかハルくんとかもいたんだよ。

おばちゃんあのね、お兄ちゃんはね四年生なのにね、
体育館でママに抱っこ

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囲われた祈り*海嘯記

囲われた祈り*海嘯記

娘はあきらめているんです。

あんなに海の近くで働いていたから、
助かるわけなんてないじゃないですか。

生きていたらそれこそ奇跡というもんですよ。

あきらめてます。仕方ないでしょう。

そうですか、知らない老夫婦の所にお世話になったんですか。

五体満足で戻ってこれて良かったじゃないですか。

実は心配していたうちの娘も帰ってきたんです。

上司がどこからか車を調達して、時間をかけて送り届けて

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レモンとチャチャと白いプードル*海嘯記

レモンとチャチャと白いプードル*海嘯記

レモンは美人のベージュの柴犬

海に近い川沿いのおうちでお留守番

だから おうちと一緒にそのまんまいなくなった

探すことなんて無理無理

だってみ~んな消えてしまったもん

ヨロヨロになってたどりついた 丘の上の病院

五日間もどうやって過ごして どうやってたどりついたの?

ご主人の妹さんが勤めているのを知っていたのかな

それとも玄関先まであふれかえる大勢の人の中に
ご主人を探しにきたのか

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