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サトウトシオ
2024年8月2日 08:30
シェアリングコーヒーショップの出店を明日に控えていた。不思議と緊張はない。準備は前倒しで行っていた。今できる範囲内では万端だ。現場に行けば、細かな修正は必要であろうが、何事もそんなものだ。想定と現場は違う。 初日はおそらく、備品やオペレーションの確認、Instagram用の画像収集の時間になるだろう。それでいい。周りの助けもあって忙しくさせてもらっているが、それがなければ、本来は毎日が日曜日の
2024年7月26日 18:41
ワークショップが終わり、次はシェアリングコーヒーショップの出店が控えている。8月の第1週と2週の昼の部を1日ずつ抑えてある。 コーヒー豆は購入済み。クッキーは船長から。ワインの選定はできている。メニューも作った。機器はショップの貸し出しのものを使う。当日、現場に行きOpenの看板を出すだけだ。 とは、ならない。 告知、広告、宣伝作業である。 自分の幸せとお客様の幸せを到達すべき山頂とす
2024年7月23日 23:21
ワークショップの翌朝。身体が重い。打ち上げで飲み過ぎたわけではない。アルコールの鈍重さではなく、心地いい疲労と熱気が籠った重さだった。 できることならこのままベッドで微睡んでいたいが、無職に暇なしだ。バイトのワインバルに行かねばならなかった。 バイト先は、ワークショップ会場であったレンタルスペースの斜め前にある。手近なところで済ませたわけだが、ホームタウンとはそういうものだろう。 汗をかき
2024年7月22日 23:09
アラームよりだいぶ早く目覚めた。緊張はしていないが、気持ちは昂っているらしい。 大切な1日になる。思考を鈍らせたくない。朝食はヨーグルトとプロテイン、小さなマフィンをひとつだけとした。 大型スーツケース二つに機材や配布資料、そして販売ブースのクッキーと什器がパッキングされている。N美さんと二人で手分けして持つ。それぞれがさらにリュックを背負っている。重い。 玄関ドアを開けると、猛暑日の温気
2024年7月21日 01:18
いよいよ明日、ワークショップだ。 突然の失業から何かやらねばと思い、自分で企画したワークショップ。 船長とN美さんをはじめ、レンタルスペースのオーナー、あんこちゃんに助けてもらってようやく漕ぎ着けたイベント。 カウントダウンは始まっている。 準備は万端だ。今日は搬入物の最終チェック。そして併設する船長のクッキーの販売ブース用焼き菓子をピックアップしなくてはならない。 私は朝イチから昼
2024年7月17日 20:26
私鉄沿線の駅に降りた。ワークショップの会場となるレンタルスペースのある街だ。最終的な下見と、什器のレイアウトやプロジェクターの動作確認のためだった。 約束までまだ時間があった。N美さんと昼飯を食おう、となった。 昨日の雨の湿気がわずかに残る空気をかき分けて、地元で有名な町中華の店に向かう。 創業60年近くになるそうだ。店主はまだ現役だが、営業時間は短縮している。開店から閉店までずっと中華鍋
2024年7月13日 22:29
世間は三連休の初日。失業者にとっては毎日が連休。という呑気な状況でもない。 8時にアラームが鳴る。今日は区が主催する無料起業セミナーの初日なのだ。 時節柄リモートで行われる。それでも髭を剃り、清潔感のあるTシャツに着替えておく。間違っても下は寝巻きのままなんてことはしない。 定刻に始まった。内容は初回ということもあり、起業にあたっての準備の準備というようなものだった。すでに起業した者、起業
2024年7月12日 17:16
猛暑、酷暑も雨には敵わないらしい。気温は上がらずやや過ごしやすい。涼しい風が吹いている。 しかし、九州や中国地方の大雨は災害クラスだったそうだ。このあと関東も警戒が必要という。何事もないといいのだが。 小雨の中、近所のリハビリクリニックに来ている。 何週間か前から右肩に痛みが走るようになっていた。可動域も狭くなったように感じる。なんということはない動きで悶絶してしまうこともあれば、なんの違
2024年7月8日 10:22
エスプレッソ抽出の基本的な流れは 1.ドーシング グラインダーからポルタホルダーにコーヒーの粉を入れる動作 2.ドーシングアップ ポルタホルダー内の粉を詰める動作。粉に触れずにグラインダーのフォーク状の部品でホルダーを叩き、粉を上下方向に詰める 3.レベリング 山状の粉をほぼ水平に均す動作。指や掌を使うこともある。ホルダーの前後左右を叩いて粉を揺らしながら均すこともある。
2024年7月7日 19:02
朝から暑い。予報では気温は35℃を超えるそうだ。連日の猛暑。こういう日だけは失業者で良かったと思う。 失業者ではあるが、今日は中央区のオフィス街にあるカフェに来ていた。船長のクッキーをコラボ販売してくれるカフェ。先日挨拶と下見を済ませていた。今日がそのコラボイベント当日。私は手伝いのボランティアだ。 一週間の旅行にも耐えられる大きさのスーツケースに、いっぱいのクッキーと焼き菓子、陳列用の什器
2024年7月4日 10:02
2回目の受給認定日。受付時間は9:30から10:00と決まっている。罰則はないが時間くらいは守りたい。 例によって、運動不足解消のため30分かけて歩くことにした。曇り空だが朝から気温も湿度も高い。じっとりと粘つく空気が汗を誘う。 二階に行き、認定の書類の確認を受ける。アルバイトを3つ掛け持ちしているので、同じ書類が3通。煩雑だ。 担当したのは感じのいい若者だ。3通の書類を確認し、不備のある
2024年7月3日 08:10
続いて、男性のペルソナ作成に取り掛かった。【ペルソナー男性】 氏名:照苑聡太(てるぞの そうた)年齢:38歳出身地:静岡県清水市住まい:出店先徒歩圏内。 最寄り駅から徒歩10分 家賃75000円家族 :実家に両親。健在。 父は市役所職員 母は専業主婦 弟がひとり。 静岡県内で会社員、一人暮らし 家族とは疎遠であるが、
2024年7月2日 06:25
ペルソナ。元々は舞台役者が被る仮面のことをそう呼んだらしい。 心理学では社会生活を営むうえで演じる自身のキャラクターのことを指す。やはり仮面だ。 マーケティング用語では、「20代男性」「⚪︎⚪︎に住む人」「貯蓄が⚪︎⚪︎円ある人」などのターゲット層をさらに掘り下げ、あたかも生身の、生活のある人間として設定されたキャラクターだ。 そのキャラクターへ向けて商品開発、広告宣伝手法、その戦略、空間
2024年6月29日 22:37
昨日の大雨とは打って変わって朝から快晴だった。アスファルトに染み込んだ雨が気温と共に今度は空気に溶け込んでいく。日差しに湿気が重なり不快指数が上昇する。 郊外の健康食材カフェへは電車で向かう。朝のラッシュから少しズレた下り電車。読書にはちょうどいい空間だった。 私はマーケティングの入門書を読んでいる。失業者の財布は軽い。図書館で借りたものだ。初心者向けの読み進めやすいものだったが、非常に興味