伊藤

朝起きて夜眠り、よく眠り浅く起きる

伊藤

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    知り合って14年、結婚しては4年目。ゆかりさんとの日々。

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    日記本や本を読んだ時の日記です。

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文学フリマまで何する日記

なにもしていない。朝、ケンタッキーダービーを見て、思わず声を出して応援していた。フォーエバーヤング。馬名がとても良い。ハバナイの曲が頭の中に流れる。 凄まじい競馬を見たと思って、文学フリマのために何もしてないのはだめだ、と思い、久々にエゴサーチをした。僕の名前によく似た人が多いので、もうエゴサしても自分を見つけるのが砂金ほど難しくなってしまったので、いつしかしなくなってしまった。無意味に住んでいる町の名前でエゴサだけしている。時々火事や事故の情報がでるので、ゆかりさんに伝えて

    • 文学フリマまで何する日記

      お弁当箱にチャーハンとおかずを詰めてお昼ご飯。ゆきさんと家ピクニックをゆきさんと二人でやってみて笑顔。今後の保育園の遠足でお弁当箱を使うらしいので、その予行練習。お弁当箱を空にして笑顔でおかわり!と言うゆきさんに、遠足だとおかわりはないことを説明する。 こんな日々を文章にしていることを写真付きでつぶやこうとしたが、シートが完全にブルーシートでおしゃれではないのでやめる。 僕はたぶん、今の毎日が楽しい反面怖いことがたくさんある。ニュースを見て我が家ではないことに安堵し、これから

      • 進捗日記

        4/30 余裕がなくなっている。ひしひし感じる。振り向けば落とした余裕が見えるが拾いに行く力もなく、あ、余裕落としたと前を向いて進むしかない。 いいのかそれで、と考える。自分ひとりならば良いのかもしれない。いや違う。一人でも誰かがいて僕がいるのだから一人のようで一人ではなく、自分の余裕のなさから吐き出した言葉を見た人が、何があったのだろうとか思わせてしまう。 僕に使う感情なんていらないのに。余裕がない人の言動に何も思わなくてよいはずなのに、柔らかい言葉で自分の首を絞めて、他

        • 文学フリマまで何する日記

          じゃ夏なんで、を歌い出すような暑さなのに青空にはまだ夏の雲は見当たらず、今年初めての半袖だけの防御力の低い格好で外に出る。暑いね、日陰だと涼しいね、風が気持ちいいーと気温のことしか話せなくなるほど、夏って感じで、公園にあったキッチンカーはみんなかき氷を売り始めていて、ゆきさんは今年初のかき氷を食べる。シロップは自由にかけていいとのことだったから、選ばせたらブルーハワイとイチゴで溶けたかき氷は紫色になっていた。 そんな日、夜。疲れて眠りたいけれど文学フリマの何かをしなくちゃ、一

        文学フリマまで何する日記

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          文学フリマまで何する日記

          「ひらやすみ」の最新刊を買おうとして昨日の夜に本屋に寄ったが売っていなくて、すごい売れているのか小さな本屋だから入荷していないのか、夜だからか、わからないまま帰宅して、今日。休み。 休みだからいつもの時間より少しだけ遅く起きると、ゆきさんがじっとこっちを見ていた。目が合うと「こっちに来て」という指示。ゆきさんの横に座って「おかあさんといっしょ」を見る。 「もうさー、ゼロロクゴーゴーの前には起きててよね」とゆきさんが言う。0655は7時前にやっているゆきさんの大好きな番組。休日

          文学フリマまで何する日記

          知らない道を歩く

          2/18 みんなオードリーANN東京ドームへ行っていたが、僕は日常を選んで朝に隣町で行われている朝市に参加して野菜を買って帰宅して、すぐ歯医者へ行き去年から続いていた歯の治療が終わった。 そして僕と入れ替わりでゆかりさんは演劇の手伝いへ出かける。ゆきさんはゆかりさんの外出に自分も連れて行ってもらいたいので、今までに見たことがない速度でおむつからパンツに着替えて、自分で初めて着る服を選んで着替えていた。一緒に行きたい気持ちがそうさせるのか、僕と二人きりが嫌なのか複雑な気持ちに

          知らない道を歩く

          お、値段以上

          198円の鮭ほぐしがあったので喜んで買ったら598円だった。レジで絶望してしまった。すぐにこれは間違いですと言えない自分の情けなさと、値札もわからないショックが重なる。泣かなかっただけえらい。400円の差額なのに、値段以上の悲しみがある。ニトリの悲しさ。 買い終わったあとに鮭ほぐしが置いてあった場所を再度確認しに向かう。自分でも5と1を間違えるなんて信じられない。やはり値札は1だった。198円だった。間違えていない。僕は間違えていない。店員さんが間違えた。そうだよ、5と1を間

          お、値段以上

          520文字

          明日の夕方に歯医者の予約を入れていて、何をするにもその時間に被ってしまい微妙な気持ちになる。2023年の自分が憎い。歯医者の予約の時間を取る時、いつも頭が真っ白になるので、次の予約の希望時間をメモ帳に記入しておく。 なんとなく今年に入ってから靴の中に大きめの小石が入っているような異物感が心の中を突いてくる。もうほとんどSNSは楽しくないし、日々のことで気持ちのささくれがひどくなっていく。それでも生きているのだから機嫌を宥めるように過ごしていたが、最近はバランスを取れない。やり

          今年に読んだ良い本(なるべく今年に出た本)

          生きているだけで時間がすぎるもんだから、もう今年も終わりかと何回も思った。今年が終わり、来年の始まり。どうなるんだろうな、というモヤモヤを抱えつつ年越しで更新。きっと年越しそばをモシャモシャ食べてもモヤモヤはそばにいるだろう。 去年の今頃は、去年読んだ本を振り返ろうとしたが、何も記録にとっていないものだから何も思い出せない。良い本は11月以降に読んだ本ばかりで、本当に自分の記憶のばかさに、来年ことは記録し記憶し、固く決心したのが、去年。去年の来年である今年は読んだ本を記録し続

          今年に読んだ良い本(なるべく今年に出た本)

          無意識飛行

          生きているか死んでいるかで言ったら死んでいるのだと思う。生きているけれど、死んでいる最中。まだ呼吸はある。なんとなくそんなことを思った。 人脈ガー経験ガーという鳴き声の人のことは信じていなかったけれど、体験は大事だと思った。机上の空論。途中の烏龍。過剰な空欄。などなどにならないよう、体験ってやつが必要。Yahooのニュースを見て世界を知ったと無意識で勘違いしているかのように、両手に収まるほどの情報だけで判断して生きているーとか思っている僕はゾンビでフランフランと彷徨っているし

          無意識飛行

          これからのから

          今があって、その今に想像可能なこれからを脅かすようなことがあったらどうしようと考える。簡単に2本の足で強く立っているつもりの地面は割れてしまうだろう。SNSで見かける争い、暴力。何が良くて悪いとか判断が難しい。夜に全ての風景を見ようとして何も見えていない状態。 誰かの言葉がまたSNSに流れていく。大抵主語が大きく強い言葉。将来が不安になる。僕の将来ではなく、ゆきさんの将来。僕のこれからも不安ではある。 そんな不安も書きたいのに、目がとても悪い。毎日を言葉にしたいと思った瞬間に

          これからのから

          ひとりとりどり

          言語化がしたいのかもしれないけれど、僕の両手にはたくさんの言葉がなくて本を読む日。 ゆきさんの熱が心配になる。自分の半身がずっとゆきさんのことを考えている。ゆかりさんから送られてくる体温の共有を見て、家にいる2人を想像する。少しでも昨日より過ごしやすくあってほしい。 全く言葉なんて持っていなかったのに、文章を書きたくなるのは植本一子さんの日記が届いたからだ。日記祭に行かないとわかり、即通販した。 そして通勤中の電車の中で読む。満員電車の中にいるのに僕は植本さんの日記の中にいる

          ひとりとりどり

          ぐるりと回転が遺伝

          日記や小説が売れてほしいから、どんな言葉書いてんだろうと見てもらうために文章を書かなきゃって思っているけど、思っているだけで1日が終わってしまって明日やろう気分の馬鹿野郎になっている今。 xで、旧Twitterで、自分の書いた本が残り1冊ですとつぶやいたけれど誰も買わなかった。マジで人気ない。人としての魅力がないのかもしれない。 魅力とは、ってなるけど、そんなのは満員電車の窓ガラスには映らないし、スマホの小さな液晶には載っていない。中央分離帯にぶつかった車を見て、うわって思う

          ぐるりと回転が遺伝

          積読の本を読む

          家には壁のように読んでいない本が積まれている。 誰かの行く手を阻むわけではなく、いつの間にか壁ができた。壁が生まれた。本が本を生んでいるのかもしれない。だとしたら、壁ではなく街だ。僕がまだ読んでいない本たちが知識を重ね、街になってしまったのだろう。買った記憶のない本はあるし、買ったのになくなってしまった本もある。この街で生まれ、夢を追いかけ都会に行ってしまった本があるのだろう。達者でやっているだろうか。僕には知る由もない。 僕には読める本が限られている。 いつの間にか若者で

          積読の本を読む

          追いつくが、いつかは離される

          起きてすぐ公園へ出かけることを知ったので、遅刻だと分かったときよりも早く出かける準備を済ませて外へ出る。朝の白い光の中、公園へ到着。 ゆきさんは大喜びで公園を走る。追いかけてほしいらしく、来て!と言われるのでゆかりさんと僕とで追いかける。 追いかけると、嬉しそうに叫び走り続ける。公園にはまだ誰もいない。朝すぎるせいだ。まだ、仮面ライダーか、プリキュアを見ている時間で、外には出ないのだろう。公園には小さな滑り台とブランコと砂場以外は広場になっていて、ゆきさんが走り回っても大丈夫

          追いつくが、いつかは離される

          幸せ更新したい

          ディズニーシーへ行ったときのことを書いたが、あまり面白くなかった。帰り道まで書いたが、全部消す。 楽しすぎた記憶を文章が越えることができなくて、少しだけ落ち込む。しかし楽しい気持ちが溢れているのでまあいいやという気持ちになる。 ゆきさんがゆかりさんに内緒の話として「明日も東京ディズニーシーに行こうね」と言っていたらしい。ゆきさんが楽しかったのだろう。幸せは感染していき、僕も嬉しくなる。お金と時間に余裕があれば明日も行きたい。ゆきさんの楽しいを更新していきたい。そしてそれを僕は

          幸せ更新したい