伊藤

作った本の通販をしています。 https://goyaku.thebase.in

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マガジン

  • ゆかりある日記

    知り合って14年、結婚しては4年目。ゆかりさんとの日々。

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    日記本や本を読んだ時の日記です。

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    小説を書こうとする日記です

最近の記事

通販告知と日記

今書いている小説は日記とはなにかということを自分なりに書くための小説なのだろうなと思いつつ書いている。読んでもらえるよう頑張る。 疲れている。年齢のせいかもしれない。まだ気持ちは若いと思い込んでいるからか、昔のような行動をして疲れがとれない。先人たちが言っていたことは本当だったのだ。そして信じてもらえないまま、歳を重ねると…と伝えていくのだろう。疲れているが、どうしても部屋の掃除をしたかったので片付ける。夜中に片付けると掃除機を掛けられないという難点がある。しかし朝昼夕はゆき

    • 9月9日、

      ゆきさんの誕生日の次の日なので休みの日にした。朝起きて歯医者をすっぽかしていることに気づいて、慌てる。怒られるかと思い架空の病を言ってごまかそうかと悩んでいたら、前に同じく歯医者をすっぽかしたゆかりさんがきちんと言っても平気だよと教えてくれたので歯医者が始まる時間まで待つ。 ゆきさんは昨日もらった仮面ライダーのベルトの音声をONにしたくてしょうがないが、朝早いので8時からだよとゆかりさんに言われてしまい、時間まで待っていた。 8時になり変身解禁。しかし誕生日にと買ったベルトは

      • 体内台風

        台風が来ると体中の体調が悪くなるのだったと思い出した一週間だった。そういえばそうだったと、毎年思い出しているので、夏の暑さ冬の寒さのように毎年忘れてしまうことの一つなのだろう。 今回の台風では頭痛とだるさとめまいがひどく、台風がさよならしかけた時には置き土産のようにお腹が痛くなった。何もしていないのに体力だけが削られてゆく。 大きく丸いお腹の中で台風が渦巻いているかのように続く痛みで、また幼い頃から整腸剤をよく飲んでいたことを思い出した。最近は飲んでいない。今更根性で乗り切ろ

        • にぶ

          気がつくと8月が終わっていた。雨雲レーダーばかり見ていた夏だった。今もすぐ見てしまう。少し先の未来に雨が降ることを知る。台風はどこにいるのだろう。急に曲がっていたが、こちらにも影響があるらしい。明日の天気はどうなるのだろう。予報が予想で想像に近く見える。こんな時に24時間テレビをやっていて良いのだろうか。Tverで見ようてしたら見れなかった。Xを見ていると競技場を250周するらしい。なぜそこまで走らなきゃいけないのだろう。進まなきゃいけないのだろう。愛は地球を救うのかという疑

        通販告知と日記

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        記事

          逆立ちとハイキック〜文学フリマどうしよう〜

          12月の文学フリマに出ようか迷っている。5月に終わった時は、ほとんど新刊が売れなかったので、もうこれで文学フリマに出るのは終わりだと強く思っていたのに、今は迷っている。決心なんて揺らぐ。ゲリラ豪雨が過ぎたのか濡れている地面と晴れている空を見た時の天気のように決心は都度変わり続けている。 友人や人と文学フリマの話をして、出てみようかなあと思ってしまっている一方で揺らぐ決心が戦っている。SNSにもポストしてしまったが、ちらりちらりと承認欲求の露出狂をしているわけではなく、本当に迷

          逆立ちとハイキック〜文学フリマどうしよう〜

          ねているいまはもう

          頭痛がずっと続いている。細い針で刺したような痛みがあって、一瞬気が遠くなる。大丈夫だろうか。大丈夫だろうけど。 オードリーのオールナイトニッポンで若林さんが、用もないのにブックオフを見ていたあの頃の自分に戻りたい的なことを言っていた。radikoのタイムフリーで仕事の帰り道に聞いていた時、あ、それだ、と思った。 ゆかりさんがいて楽しい。ゆきさんがいて愛おしい。何も不満はないのに、何かがおかしい。心という漢字に水を注いで溜まらないように、自分の中で何か少しだけ穴が空いているのか

          ねているいまはもう

          しらないこと

          言葉にできない感情で、きっとおそらくたぶんなんとなく自分でも理解できていない感情が雨とともに降っている。なにも楽しいはずなのに笑っていない。おいしい以外の味がしない。楽しみだった本を読めない。1日が終わり、今日も終わったって思った瞬間に明日になる。ミスをする。落ち込む。ミスしないようにだけ生きているのかもしれない。自分がどんどん消えていくような感覚。生きているはずなのにここにはいない。現実の前で泣いているはずなのに、泣かないでください、僕はここにいませんと言っているような。ど

          しらないこと

          ゆきさんと今

          この先もしタイムマシンが使えるのならば、今に絶対戻りたいと思う。だから全部覚えていたい。忘れたくない。 ゆきさんが見えない敵と一生懸命戦って遊んでいる姿や、繋いだ手の小ささ。ボイスメッセージで「暗くなるから気をつけて帰ってきてね」と送られてきた声。一緒にミニスーファミをやっているときの表情。 仮面ライダーが大好きで図鑑が読みたくてひらがなを一緒に覚えていること。僕が仮面ライダーに詳しくないから一生懸命教えてくれること。仮面ライダーのカードが大好きで、きっといつかは興味がなくな

          ゆきさんと今

          眠る前に書く

          眠る前。バイクが通る音が響いて消えると、ゆきさんの寝息が聞こえる。リズム良い寝息を聞きながら、画面を暗くしたスマホの画面で今日の日記を書く。 今日は電車の中でふと、小説を書いた。書こうと思っていた小説とは全く違う小説で、文章が思い通り浮かんだのでとても気分が良い。きっと脳の容量がまだ空いていたのだろう。少し書いて終わり。 あとはずっと台風が近づいてくるからか調子が良くない。ゆきさんも朝起きるのが遅い。僕もずっと重たい。 原因がわからないので全部台風のせい。誰かが怒鳴る声が聞こ

          眠る前に書く

          ここではなにも

          目が覚めて同じように目を開けたゆきさんが夢を見たんだと笑っていた。いつもより少しだけ遅く起きた朝。 着替えて保育園へ向かう。手を繋いで神社に寄り道をしてお賽銭を入れ、今日も一日よろしくお願いします、と二人で願う。しわとしわを合わせた僕の両手は、同じように祈るゆきさんの両手より大きい。いつかは同じくらいになるだろう。同じくらいの大きさになった時は手を繋いで歩くなんてできない。今、この瞬間を忘れないようにしたい。 日常。ゆかりさんとゆきさんと僕の日常。 この日常の最中にも泣いてい

          ここではなにも

          でも良い日

          SNSで自分の本を見かけたので、とても良い日になった。大雨で風がすごく窓から吹き抜ける風がドアを揺らして地震のような音を出しているが、良い日ということにしようと思った。たくさん本が溢れている中で自分の本が選ばれるなんて、忘れてしまいそうになるがすごいことだ。 帰り道大きな風が傘と僕の心を折ろうとしてきたので、すぐに傘を閉じて細かくなった雨粒を浴びる。みんな壊さずに傘をさしている。なんでだろう。傘が折れる直前に閉じて濡れて帰宅したが、良い日と思い込む。 ゆかりさんとゆきさんはレ

          でも良い日

          酔い

          一年弱ぶりか、半年ぶりくらいかにお酒を飲んだ。なんとなくやめていた。やめたから良いことはなく、やめてなくても良いことはないので同じ。ただお酒を飲むと頭がぼんやりして、ブリの煮付けを作ってしまった。なぜ。晩御飯は終わっているのに。お弁当で持って行くには生臭いかもしれない。なぜ作ったのだろう。ゆかりさんはゆきさんを寝かしつけしたまま寝ている。このまま朝まで眠るのだろう。そして作った煮付けは味がない気がするので、どうしようもなく放置した。お酒の気持ちがなくなってきたら考えよう。今日

          これでよいはずなのに

          流しを徹底的に掃除したので良いことが起こってほしい。クエン酸が欲しかったのに、家には重曹しかないので磨いていく。磨かれて、僕の気持ちもどうにかなればよかったのに。 ゆかりさんとゆきさんと評判のジェラードを買いに行くが普通の味だった。想像を超える味のジェラードってなんだろう。 毎日孤独のような気がする。家では感じない孤独感はインターネットの中で感じる。ネットの中で最近は意識的につぶやき、noteも書いているが孤独だ。 誰もいない場所で誰も読んでいない文章を書いている。孤独をどう

          これでよいはずなのに

          見つけた見つけられた

          紅白帽がなくなった話をゆかりさんにしたら、わたしが違うもっとわかりやすい場所に置いたんだよ、と言っていた。見つけられたと思ったのは間違いだった。 しかし朝、ゆかりさんゆきさんと外に出ると、紅白帽はなくなっていた。ゆかりさんが「ほらーやっぱり誰かが見つけたんだよ」と自慢げな表情を浮かべていた。 今日はゆきさんの機嫌が悪く、僕から逃げるようにゆかりさんを連れて走って保育園へ向かっていた。 ちらりちらりと振り返りながら走るゆきさんの背中を見る。どれだけ走っても僕はゆきさんを見つけら

          見つけた見つけられた

          見つけ見つけられ見つからない

          紅白帽はなくなっていた。きっと持ち主が見つけたのだろう。ようやく見つけてもらえた。紅白帽は喜んでいるだろう。見つけられたい。僕も誰かに見つけられたい。 毎日文学フリマで売った本をどうしようかと考えている。調子に乗って刷りすぎてしまった。見つけられたいという気持ちが乗ってしまったのだろう。 どうしようか、とZINEのイベントを消極的に探している。本屋に置いてもらえたらという気持ちはあるが、少しだけ怖い。トラウマと、僕なんて誰にも知られていないというネガティブが体から離れてくれな

          見つけ見つけられ見つからない

          無くした紅白帽

          マンションのエントランスに誰かが忘れた紅白帽が置かれている。名前が書かれているからすぐに誰かが拾うだろうと思っていたが、もうひと月は置かれたまま。 書かれている名前の子は、無くしたことできっとお母さんに怒られているだろう。それでも探しに来ない。紅白帽は今日も置かれている。 僕も小学生のころに無くしたことがある。どこにやったのかわからないし、どこを探してよいかわからなかった。今までにない緊張を持ってお母さんに紅白帽を無くしたことを伝えた気がする。しかし怒られることはなく、もう一

          無くした紅白帽