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逆立ちとハイキック〜文学フリマどうしよう〜

12月の文学フリマに出ようか迷っている。5月に終わった時は、ほとんど新刊が売れなかったので、もうこれで文学フリマに出るのは終わりだと強く思っていたのに、今は迷っている。決心なんて揺らぐ。ゲリラ豪雨が過ぎたのか濡れている地面と晴れている空を見た時の天気のように決心は都度変わり続けている。
友人や人と文学フリマの話をして、出てみようかなあと思ってしまっている一方で揺らぐ決心が戦っている。SNSにもポストしてしまったが、ちらりちらりと承認欲求の露出狂をしているわけではなく、本当に迷っている。
売れなかった絶望は、社会にお前はいらないと言われた時のような気持ちになるし、落ち込む。自分全否定になる。また文学フリマ自体のイベントも大きく大きくなっていて、昔はカタログを見た時はなんともだったのにブースを見て欲しくなって買った本が何年後も本棚置かれ定期的に読む本になっていたことがある。しかし今はもう数が多過ぎて、出店しながら偶然の出会いなんて求められない。ただ本を売るイベントになってしまっているから、売れなかった絶望が気持ちにかかわるほど大きい。
そして最近は何も書いていない。読んでいるだけ。しかもその読書も読んだら、次の本〜と消費するように読んでしまっていて、面白かった本はとか、読んでどうだった?という話ができなくなっていた。それはすごく悲しくて情けない気持ちになったので、またTwitterに読んだ本を少し書こうと思った。書いた。
そして最近は書かずに、腕立て伏せと腹筋と柔軟をしている。とてつもなく硬い体だ。鋼鉄。足も上手く開かないし、腕立て伏せなんて、久々に挑戦したら一度もできなかった。ゆきさんを日々抱っこすることが多いから、筋力はあると思っていた。
そもそも腕立て伏せをしようと思ったのは逆立ちがしたかった。僕は逆立ちができない。やっても自分の体重を両手が支えられず、少し心配になるレベルに崩れて倒れてしまう。逆立ちができるようになればほんの少し世界の見方も変わるかもしれないと思っている。
世界の見方を少し変えたい。ずっと同じ凝り固まった目線で世界を見ている気がした。都知事選ですごく考えてしまった。自分は誰に投票するべきなのか、何を評価して何を求めているのか。ブレたまま投票したことが、自分の年齢も相まって恥ずかしく思った。だから変えたい。逆立ちから。
そして腕立て伏せは今は20回はできるようになった。筋力は消えてなかった。眠っていただけだった。
さっきふとハイキックをしてみたいと思った。直前までRIZINことを調べていたせい。空中を蹴ってみたが、格闘技の試合で見るハイキックとは違う。足は上がらず、どこで蹴っているのかもわからないくらい。今日から柔軟さらにやろうと思った。
逆立ちとハイキックができるようになりたい。視点を変えて攻撃力を高める。文フリどうしよう。

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