ねているいまはもう

頭痛がずっと続いている。細い針で刺したような痛みがあって、一瞬気が遠くなる。大丈夫だろうか。大丈夫だろうけど。
オードリーのオールナイトニッポンで若林さんが、用もないのにブックオフを見ていたあの頃の自分に戻りたい的なことを言っていた。radikoのタイムフリーで仕事の帰り道に聞いていた時、あ、それだ、と思った。
ゆかりさんがいて楽しい。ゆきさんがいて愛おしい。何も不満はないのに、何かがおかしい。心という漢字に水を注いで溜まらないように、自分の中で何か少しだけ穴が空いているのか単純に気持ちが昂らないのか、何も溜まっていない日々になっていた。
繰り返しの毎日だからだろうか。最近は宮迫さんと粗品さんのいざこざがどうなるのかだけ気になる。バラエティ番組も特定のものしか見れないのに、家に音がないと不安になるのでNHKのニュースを流す。毎日が繰り返しのはずなんてなく、日々なにか事件が起きているが、自分の世界ではないかのように僕だけが無視されている。朝ドラをゆかりさんと観る。少ない時間で終わる。
あの頃の自分に戻れたらどんだけ楽だろうか。サブスクであの頃の映画をたくさん観れる。みんなが前を向く中、僕は下を向いてスマホを見ている。

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