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糸波舎のいとなみ

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小さな本屋、糸波舎のこと。 カフェやマルシェ、音楽ライブなどに出店。 絵本のような森をつくるため、素敵な場所を探し中。
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2018年10月の記事一覧

軽トラに乗った小屋の本屋さん

軽トラに乗った小屋の本屋さん

旅暮らしの本屋さん。

今、とんでもなく心が踊ること。
それはそう、旅暮らしの本屋さん。

かわいい軽トラックにちっちゃな小屋を乗っけて、日本中、あちらこちらで小さな本屋さんを開いてゆく、旅暮らしの本屋さん。

軽トラックも小屋も、憧れだった。

わたしが生まれ育ったのは、とっても田舎の町だったから、道路をいつも軽トラックが走っていた。
その荷台で、りんご箱のりんごがこぼれそうになっていたり、わん

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一箱古本市に出会ったきっかけ

一箱古本市に出会ったきっかけ

本屋さんをやってみることになったのは、初夏のこと。

門前町というエリアが大好きで、1166バックパッカーズさんに泊まって、亀の湯さんに浸かって、ナノグラフィカさんで朝ごはんを食べて、というスタイルの旅を、ここ数年、何度か繰り返していた。

旅する中でずっと気になっていたのが、大福屋さん。
喫茶店であり、古本屋さんであり、シェアハウスでもあるという、気になるポイント満点のお店。

そんな大福屋さ

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初めての本屋さん出店の日

初めての本屋さん出店の日

2018年10月20日。
糸波舎という、小さな小さな本屋さんが始まった。

長野県は長野市、善光寺の門前町にある大福屋さんという喫茶店。
そこで行われた秋の大福屋古本市に出店し、糸波舎はわたしのぼんやりとした空想からこの世界へ、ふわりと羽ばたいていった。

夢みたいな一日だった。

好きと心地いいが、柔らかに目の前の人を包んでゆくのを感じた。
あたたかな温度が、じんわりとのんびりと広がりゆくのを

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