マーケッターの熱狂
こんにちは、マーケティング&PRディレクターの石本です。
今回は、マーケッターが「熱狂」することの重要性について書いてみたいと思います。
自ら熱狂し、チームを熱狂させ、顧客を熱狂させる
突然ですが、この記事のまとめは、この一言で終わります。
「知ってるよ。」という方は、閉じていただいて結構ですし、
「わかる!」って方は読んでシェアいただいたら嬉しいですし、
「どういうこと!?」って方は読み進めてください!
結局、マーケッターは、一人では何もできない。
できないからこそ、チームを通じて、実現するとてもやりがいのある仕事だとも言えます。
自らの熱狂
会社員をしていると、はじめは気が進まないが、やらなければならないプロジェクトもあれば、最初からやりたいプロジェクトもある。
しかし、自分がそのプロジェクトに携わるならば、熱狂ポイントを作って、夢中になるのをオススメします。もしくは、熱狂できるプロジェクトを企画して実現していく、ことです。
「OOさんが言ったから。」ということを言っている人の仕事は引き受けづらいし(※自戒の念も込めて)、言われた側のテンションは全く上がらないのも無理はない。
だから、マーケッターであれば、自分が考える企画を信じて魅力を磨き上げることが必要だ、ということ。
チームの熱狂
一方で、楽しくて仕方がない、こんな面白いプロジェクトなので、ぜひ協力をしてほしいと言われれば、話を聞いてみたくもなるし、協力もしたくなる。
そういった仕事の割合をどんどん増やしていき、熱狂の渦にまわりを巻き込むのが勝ちだ。
そして、巻き込む人をさりげなく多くする、始めの段階から情報共有する、相談する、助けてもらう、そして、ジブンゴト化をしてもらう。
そして、情報は多ければ多いほど、どんどんアイディアが出てくる。
もちろん、決まったことだけ、チームにシェアするという考え方もある。
しかし、それは、「搾り終わった後の野菜ジュース」のようなものだ。
人々は、それを飲んだら、美味しいとは思うかもしれないけれど、そこにどんな野菜をどんな風に選んで、どうやって絞って出来てきたのか?などの背景情報はない。
そうすると、プロジェクトメンバーから、もっと野菜の工夫の余地はないか?など、自発的なアイディアが出てこない上に、ジブンゴト化してもらえないので、なかなか細かいところまでこちらで決めて依頼することが必要になるので、工数がとてもかかります。
どうせなら、ともに"美味しいジュース"をつくる、という目的をシェアして、チームビルディングを行い、"野菜"を一緒に選ぶところから巻き込んで熱狂を作るほうが楽しいと思うし、いいアイディアも出るし、自走してくれる可能性が高い。
マーケッターは、チームビルディングやプロジェクトマネジメントスキルが求められる、ということです。
THE TEAMの5つの法則を完璧にインプットして、仮説検証しながら、身につけていくことが求められていると思います。
Aimの法則(目標設定)~旗を立てろ~
Boardingの法則(人員選定)~戦える仲間を選べ~
Communicationの法則(意思疎通)~最高の空間をつくれ~
Decisionの法則(意思決定)~進むべき道を示せ~
Engagementの法則(共感創造)~力をだしきれ~
詳細は、THE TEAMに譲ります。
顧客の熱狂
顧客の熱狂は、一番難しい。単に商品やサービスを提供すればよいという時代は終わった。
正確に言うと、SNSがそういう時代を到来させてしまった。
人々は、承認欲求=いいね!を求め、発信をする時代。
そして、自分のストーリーを世の中に発信をし続け、いいね!の獲得を目指している。
そうすると、自分のストーリーに、対象の商品やサービスが組み込まれていないと、関心を持ってもらえないのだ。
どのようにして、熱狂を伝播させて、ジブンゴト化をしてもらって、ファンになって買っていただけるのか。
商品・サービスを提供していくに当たり、どこで顧客を巻き込んでいくべきか、どうやってジブンゴトしていただくのか。
だから、マーケッターは、その新しいコミュニケーション設計に悩んでいるのではないでしょうか。
自社のブランドのイメージ、組織、顧客の狭間で。
だから、まずは、自らが熱狂することが、その出発点となるのです。