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苦痛と退屈の振り子にて:保護室の手記
ぼくは病気だ。精神の障害者だ。最近は障害の害を「がい」だの「碍」だのにすることが流行ってるらしいけど、ぼくにとってこんなもの―つまり、精神障害だ―は「害」以外の何物でもない。たしかに、障害を上手くバネにして―つまり、彼らにとってはぼくの「障害」は「障碍」か「障がい」程度のモノなんだろうよ。もちろん奴らだって苦労はしたんだろう。それは大いに認めるが、ぼくにとって害でしかないそれがバネになった奴らと同
もっとみるぼくは病気だ。精神の障害者だ。最近は障害の害を「がい」だの「碍」だのにすることが流行ってるらしいけど、ぼくにとってこんなもの―つまり、精神障害だ―は「害」以外の何物でもない。たしかに、障害を上手くバネにして―つまり、彼らにとってはぼくの「障害」は「障碍」か「障がい」程度のモノなんだろうよ。もちろん奴らだって苦労はしたんだろう。それは大いに認めるが、ぼくにとって害でしかないそれがバネになった奴らと同
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