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コヨーテおすすめ!恋愛歌詞集

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これまで投稿したものの中で、恋愛にまつわる曲だけを集めてみました。いろんな恋の世界に酔いしれたい際にぜひお読みください。
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オーデコロン

オーデコロン

作詞:コヨーテ

金木犀の香水まとうあなたは
書類挟んだバインダー渡して デスクへ
遠くで頬杖つき 窓の外眺める
憂いを帯びた真面目な顔が 眩しい

きっと次の季節も いつもは見せない
微笑み向ける人がいるだろう
みんなそう言ってたよ

仕草いつも覚えてるのに
切り取る場面わからなくて
顔が思い出せないな
香り通り過ぎて 振り返っても
いつも目が合わなくて
今日ももどかしいんだ

向こうの交差点で

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夢のソラ

夢のソラ

作詞:コヨーテ

あの頃、君は宇宙(そら)から
この地球(ほし)を見たいと言ったからさ
数億キロも遠くに行くと
そう思っていた
でも僕は君がいればいい
そんな夢を抱いていた 

そんな君は今 大人びた様子で
車輪が段差を越えるたび
大きな鍵盤を弾く様に
揺れ動く右手で隣
吊り革を掴んでいる

目は覚めているはずなのに
まるで夢のような10分
名前聞いたら驚くかな いつ聞けばいいかな
君は覚えている

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誰かの代わり

誰かの代わり

作詞:コヨーテ

涙の味が しょっぱくて
驚いてしまった

拒絶することでしか
この世界を生きられない私は
受け入れることが良いと気がついたの

傷つくあなたの頬がいつも上がって
辛さを見せない けど
もう 頑張らなくていいよ

忘れないでね 忘れて欲しいよ
揺らぐ視界の向こうで眠るあなたが
愛おしくてたまらない
だから 忘れないでね

私の力 小さくて
情けなくなった

刀の柄(つか)を握る

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島の雫

島の雫

作詞:コヨーテ

「雨、降りそうだね」
肌色の砂浜でやっと見つけた
空より青いシーグラス
もらった君は雲を指差すのをやめて
ありがとうと言った
白いワンピース揺らめかせた君を
覚えている最初の夏だった

生まれた時から 丸い形のこの島
あの砂浜は無くなった 港になった
ゆらめく海面を伸ばす
アイロンみたいなフェリーが
今日はやってくる

緩やかなカーブを 自転車で下りてゆく
防波堤に腰掛け待ってた

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夏を閉じ込めて

夏を閉じ込めて

作詞:コヨーテ浴衣が嫌い
動きにくいし 暑いし
第一、恥ずかしいからね

友達に誘われた夏祭り みんな浴衣を着るから
つられて着てしまった
動きにくくて 周りは似合っていて
慣れなくて友達に 置いていかれそう

踵浮く砂利道 鼻緒が痛くて
見当たらないよ
君も来るって聞いたのにな

走り出したいくらいの
わくわく感を
どうにかしたくて 笑い合った
誰よりもこの夏を 噛み締めている

休み時間で見か

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夏すくい

夏すくい

作詞:コヨーテ焦らずに 溺れずに
赤いまま この夏が 溶けないように

境内に 点々と 揺れる提灯
祭りの囃子に 賑やかな 声黄色
階段を 一段飛ばして 汗流し
駆け上がった 

カラフルに 立ち込める 匂いの中
入れ替わり 行き過ぎる 雑踏の中
遠くで 反対の手で浴衣の袖抑えて
金魚掬いに 夢中な君
水面を見てる輪郭が 突然飛び込んだ

恋落ちてしまったよ 知ってしまったよ
赤い尾鰭なびかせて 

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