一人前と半人前の違い~論語(為政第二(14)) 381(さわいち)ブログ vol.57
6/15(土)晴☀ 後 雲☁
君子(一人前の人)と小人(半人前の人)の違いを説明している章句です。
一人前の人は「周」して「比」せず。
半人前の人は「比」して「周」せず。
「周」=あまねし 全体に欠け目なく行き渡る。
様々な人達と公平に付き合い、よい点を見出して学ぶ。
「比」=くらべる 人物を比較する。自分と違うと排除する。
私が経営大学院の学生だった頃、某講義で「人は協働出来る唯一の生き物である」と教わりました。これは「周」を学んだことになります。
この世の生き物の大半は「攻撃」するか「逃げるか」のどちらかの選択肢しか持っていません。これは「比」であって、生き物の本能です。
学ぶことで「周」が身につきます。
半人前の人は「周」を学んで一人前になる必要があることをこの章句では説いているのだと思います💪
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子曰、君子周而不比。小人比而不周
しいわく、くんしはしゅうしてひせず。しょうじんはひしてしゅうせず。
(訳)
先師がいわれた。「君子の交りは普遍的であって派閥を作らない。小人の交りは派閥を作って普遍的でない。」
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今日も素敵な一日をお過ごしください✨
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