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まだ芸術についてはよくわからないけれど
絵よりも文章が好きだった。漫画よりも小説が好きで、美術よりも国語が好きで、美術館より図書館が好きだった。
今思うと、家族に連れられて行った美術館で見た麗子像がすごくこわかった、とか、ゴッホの絵は点々でいっぱい描いていてすごかった、とか、そのくらいしか引き出しがなかった。
数年前の夏、陶板名画で有名な美術館に行った。教科書に載っている絵たちが、(本物かどうかはおいておいて)実在するのだと心躍った。
森博嗣『詩的私的ジャック』
詩的私的ジャック
刃物類の持ち込みが禁止されている機内で刃物を表紙に抱えた小説を読んだ。
S&Mシリーズ4作目。
旅のお供に1日では読み終えられない小説を持って行きたくて選んだ1冊。期待通り2日目に無事に事件は解決した。旅の合間の待ち時間にコツコツと読み進めたからか、彼の書く文章に慣れてきたからか、これまでの作品よりもはやく読み終えた感覚が残る。
電話をかけに行くときにわざわざ少し離れたとこ
美術館感想文/ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会 | 森美術館
展覧会の感想は別のSNSにあげることがほとんどでnoteには書いてこなかったけれど、どうしようもなく考えることが多すぎて文章にまとめきれないのでnoteに書きつつ精査して削ぎ落として人様に見せられるレベルにしたものを別のSNSに掲載すべきではないかと思いつつある。
こんなにも考えているのは、森美術館の「ワールドクラスルーム」の展示を見たから。
美術館に行くにあたって、せっかくノートと鉛筆を持って