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カフェのダイナミックプライシング導入と運用①【仮説・導入編】

カフェのダイナミックプライシング導入と運用①【仮説・導入編】

ダイナミックプライシングとは

ご存じの方も多いと思いますが、ダイナミックプライシングとは需要と供給に応じて、商品やサービスの価格を変動させる仕組みのことです。たとえば航空券は、GW、お盆、年末年始などの期間は繁忙期で価格が高くなります。繁忙期になると航空券の需要が劇的に増加するため、航空会社は価格を高く設定しています。ホテルや旅館もそういった所が多いですね。

飲食店はダイナミックプライシングを

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1 ROOM 的働き方ルーティン2022

1 ROOM 的働き方ルーティン2022

ちょっと間が空いてしまいました。
noteも書こう書こうと思っているんですけどね。なかなか辿り着かない…
はい、すいません。言い訳です。今年の目標「言い訳(できるだけ)しない。」
2022年は最低月1回は更新していこうと思っている次第です。
宣言しちゃったよねー、やらないとねー...。
一つのネタをしっかり書き込もうと思うと、ボツになりがちなんですよね。
前回の投稿の後に編集中の下書きは3本あるん

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1 ROOM COFFEE 近況報告②

1 ROOM COFFEE 近況報告②

前回の近況報告からの続きです。なんとなく1年ぐらい前から振り返っていますが、若干時系列が前後することもあるかもしれません。
近況報告①②で何と無く振り返ってしまったので、細かいことを省いてしまうと
③はないのかな…。②がそこそこ長いので、暇な時にでも読んでみてください。

新商品開発新商品開発というと、なんか革新的なものをイメージしがちですが、いたって普通というか、今までにやってこなかったものをメ

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あんバタートーストバブルの崩壊と定番化とベストアルバムの話

あんバタートーストバブルの崩壊と定番化とベストアルバムの話

過去に雑誌、ラジオ、ネットなどの各種メディアにもたくさん取り上げて頂いていて 1 ROOM COFFEEの代名詞の一つでもある「あんバタートースト」。
私がオンメニューした頃は本当にニッチなカテゴリーだったのですが、今では世の中のたくさんのお店で提供されるアイテムとなり、メディア掲載時にも「あんバタートースト」とカテゴライズされるまでになりました。

しかしながら個人的には1年前には「バブル崩壊」

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ワンオペという呪縛からの脱出

ワンオペという呪縛からの脱出

1 ROOM COFFEEは私1人で営業しておりますので、最近の世の中の言葉で言うとワンオペです。「一人で営業してるんですか!?大変ですね、ワンオペ。」と、皆さんに労っていただくこと多数です。ありがたや、ありがたや。とはいえ、一人で営業をすることを前提で開業しているので、キツイって思う瞬間・時間帯は実際にありますが、かといって「ワンオペ嫌だ」っていう感覚は全く無いのです、私。

お客様の流れやオー

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開業前の最難関、『家族ブロック』をぶっ壊せ

開業前の最難関、『家族ブロック』をぶっ壊せ

お店を開くまでにも色んな困難や壁を乗り越えなければなりませんが、お金より大変、多分一番大変なのがこの『家族ブロック』。
親ブロック、妻ブロック、旦那ブロック、まぁ、こんなところでしょうか。

「勤めていれば収入安定してるんだよ。」「失敗したらどうするの?」
「それで食べていけるの?」
自分でやったことが無いのに失敗前提の話ばかりです…。
でも、家族は心配してくれているんですよね、これ。

でもでも

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OPEN当初のお金の話をしよう

OPEN当初のお金の話をしよう

1 ROOM COFFEEは2013年11月にOPENしました。つい先日7年目に入った訳ですが、OPEN当初の『お金』の話をしようと思います。とりあえず売上が一番気になりますよね!?開業するにあたり一番の不安は『売上』ですよね、間違いなく。もちろん利益・収入も懸念事項ではありますが、「売上」があってこそ、その結果の先が利益・収入ですので売上、そしてその周辺のお金の話をします!

お店を始める時は、

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妄想食堂

妄想食堂

『私の店舗物件の選び方』で書きましたが、こういう物件だとこんなお店はどうかなとか、この街にはこんなお店があったらどうかなと日々妄想に励んでいます。
余談ですが、先日、銀座の森岡書店さんで開催されたトークイベントの中で、奈良の「くるみの木」の店主・石村由起子さんも、日々そんな妄想をしているとおっしゃっていました。妄想ってワクワクしますよね。その思いが強ければ実現する可能性は高くなります。妄想大事!

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あんバタートーストから考える店舗運営の話

あんバタートーストから考える店舗運営の話

1 ROOM COFFEE の代名詞的存在となったあんバタートースト。2013年のOPEN当初からトーストはメニューにあったのですが、あんバタートーストを始めたのは、今から約3年前の2016年9月頃でした。

美味しいもの、お客様に喜んでいただける商品を提供したい。

と、常々考えていることは大前提ではありますが「あんバタートースト」を始めたのはけっこう簡単なノリでした。9月、気温も徐々に夏のピー

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12月4日(水)トークイベント「暮らしを変える仕事」開催のお知らせ】

12月4日(水)トークイベント「暮らしを変える仕事」開催のお知らせ】

1 ROOM COFFEEの内山です。
開業を目指している皆さん、あるいは既に開業をしている方でも、私達がお互いの経験や、今考えていることを話すことで、
何か皆さんの気づきがあったり、きっかけになったり、
また一緒に考えることで違う何かが生まれたら良いなと思い、トークイベントを開催することにしました。今回はゲストにand CURRY 阿部由希奈さんをお迎えします。

単純にトークを聞くのではなく、

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席とテーブルと客数と

席とテーブルと客数と

【席の話】

1 ROOM COFFEEの席はテーブル席が5つ。壁にテーブルを付け、壁に向かって座る一人がけの席が3つ。テーブル席を2名がけとカウントした場合は計13席となります。2名がけテーブル席の両端も壁からかなり余裕を持って配置しています。
旧店舗でも同じような配置をしておりました。旧店舗でも入れようと思えば、あと2つはテーブルが入りました。新店舗においては、あと10席以上でも簡単に作れるス

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私の店舗物件の選び方

私の店舗物件の選び方

今現在の店舗は今年2019年7月に移転オープンしましたので、物件の探し方・選び方がまた違いますので、移転前の店舗、独立開業した際の時の話をします。

自分がコーヒーショップという業態を開業するならば絶対に満たしたい物件の条件はこの3つでした。

①最寄駅が中板橋駅であること
②店舗面積が10坪までであること
③天井が高いこと

自分が払って行けるであろう家賃の目安や、駅からの所要時間など、特に優先

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看板のない店 【1st season】

看板のない店 【1st season】

OPEN からしばらくの間は店頭に看板を置きませんでした。
例えばコーヒーがいくらかとか、トーストがいくらかとか、
そもそもどんなメニューがあるのか外からは全く分からない。
屋号ですら扉に貼ったカッティングシートの「1 ROOM COFFEE 」だけ。
そこを見て想像力を働かせるか、扉を開けて聞かない限り、
何のお店か良く分からないお店でした。

「なぜ看板を置かなかったのか」

それは誰でも良い

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KUSA.喫茶さんの珈琲豆を使う理由

KUSA.喫茶さんの珈琲豆を使う理由

1 ROOM COFFEEで使用している珈琲豆は、千葉県内で唯一の村、九十九里浜の海沿い、長生郡長生村にあるKUSA.喫茶さんで焙煎して頂いた珈琲豆を使っています。KUSA.喫茶さんを知ったのは10年以上も前、「自休自足」という季刊誌でした。今ではもう無くなっている雑誌です。
田舎暮らしや、地方への移住、地方創生、その暮らしぶりをとても素敵に切り取っている雑誌でした。今思えば田舎暮らしをしたからと

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