2022上半期、美味しかった外食45品と酒14杯。東京、神奈川、福岡。
この上半期もそれなりに外食をした。
大体100軒くらい。3/4が新規開拓で、1/4が何度も行ってる店って感じだった。
ここ最近は知らない料理を食べる欲が強い。そんなお年頃。
いつもの事だけどまとめnoteは長くなるので、気になる所だけ見たり、流し見してね。
・知ってる人は飛ばして欲しいザックリ概要
俺が半年の間に行った特に美味しかった料理のまとめです。
一品ずつ紹介しますので、複数品入ることもあるし、コースは素晴らしかったけどなんか印象に残らなかった。という理由で出てこないのもあります。そこはまぁ価値観は多種多様って事で。
美味しさの基準は人それぞれですが、コレは完全に俺の趣味と偏見です。
これまでのこのシリーズで書いたのは一応かぶらないようにしてるつもりです(たまに被る時もあるけど)
ジャンルは幅広く、和洋中はもちろんスイーツ、和菓子、ドーナツ、エスニック、南米、ビリヤニ、昆虫なんてのもある。
そんでもって値段もばらばら。
ワンコインのランチもあれば、ビシッとネクタイ絞めていくような店もある。
値段が高いから良いとか、安いから悪いとか、そう言うんじゃ無いのが料理の良いところ。
そりゃ高い方が美味い物に出会える率は高いけどね。
参考までに一昨年のと去年のです。
年々趣味が広くなってる気がするな。
・料理の趣味の変動的な話し。
食の好みは年々変わっていくし、良さを理解できるようになるまで時間がかかるってのも多々ある。
食べるのも味わうのも経験だからね。
何年か前、中華は町中華しか行ったこと無かった俺に友達から『○○一緒に行かない??』って誘いが。
ただその頃の俺の経験値では楽しめない気がしたのでパスしたことがある。
けど、今なら絶対行く。
いまなら楽しみ方もわかる。
町中華のランチ50回分はするけど、その価値をなんとなく分かって楽しめると思う。
そういう物ありますよね。
フレンチの経験無い状態でいきなり高級フレンチ行ってもその価値を理解できないと思うしさ。
まぁだからといって勉強!勉強!!って食べて楽しめないのはなんかつまらんから、ちゃんと楽しく食べてたまに学ぶくらいで良いと思ったりもする。
昔から1人でフラリと遠くに行くのが好きなので活動範囲はあまり変わってないけど、入る店の幅は広く深くなったと感じている。
気付けばビリヤニ専門店、おにぎり専門、高級かき氷、ペルー料理、羊肉専門、棒寿司屋、昆虫食、、、みたいな数年前は入らなかったなぁと思うようなマニアックなお店に行くようになった。
初めは回転寿司だったのが、気付けば町寿司、カウンター寿司、そして棒寿司や押し寿司もいくようになる。
広くなったり深くなったり、楽しいもんです。
それと以前より酒が好きになったので、飲むお店も行く事が増えた。
酒が豊富な料理屋も、飲み屋も、バーもスナックも、そういうとこへ少しずつ行くようになった。気がする。
ま、講釈ばかり垂れてるとつまらんので本題に入りましょう。
スタートです。
・和食17品
まずは和食系、寿司うどんなんかも和食のくくりです。
大崎駅からすぐにある、いわし料理専門店。
メニューのほとんどがイワシ、アジ、サバなどの青魚という青魚好きにはたまらない感激物。
中でもここの薄造りは絶品。
華美すぎないけど美しい盛り付けっていいよね。
冬のイワシはそんな良いイメージが無かったけど、ここは凄かった~
サバの竜田揚げもイワシつみれも美味かったなぁ。
初夏に行くのも良さそうだなぁ。
また行かねば。
はい、大好きなトンカツ。
並ぶけどそんなん気にならんくらい好き。
塩が合うトンカツでありながら、上品すぎないガツンとした感じもいい。
肩ロースは揚げ具合が超絶妙で、ギリギリ火がはいってるくらい。
豚の美味さがこれほど活かされてるトンカツはそうそうお目にかかれないので、急に蒲田まで食べに行く。
ここの豚汁も美味いから好き、豚汁はとんかつ屋さんの陰の主役。
そろそろ行きたいな。
噂の高級和食店。
龍吟という超有名和食店(もはや和食で括れない世界か?)の料理長が独立した新店で期待が相当高まってた。
けど、流石、その想像以上に美味かった。
どれも美味しかったのはもちろんだけど、鴨がやばかった。
人生最高の鴨かもしれん。
リストランテ山崎、レフェルヴェソンス、イチリンハナレ、伯雲。この4店で食べた鴨がトップ争いをしてるんだけど、ここのが1番シンプル。
そりゃ和食だからそうだろうけど、鴨の美味しさと火入れの絶妙さがストレートにくる。
サクッとした皮にギリギリまで閉じ込めた肉汁が溢れ出て、、、幸せだった~~山ほど食べたい。
伯雲の途中で出てくる一品。
赤貝、北寄貝、アオリイカ、数の子、をこのわたで和えた料理。
潮の香りが弾ける料理。
塩気や旨味がしっかりしたコースの中に塩気の淡い一品があるってのは良い。
フレンチのグラニテ的な口直しというか、いったんコースの中間にこういう料理を挟むとリセットされる的な?
最近はあまり見ないよね、こういうの。
口に含むとこのわたのクセのある香りがきて、食べる具によって味や食感が違い楽しい。
良い料理だ~
一汁五菜というお手頃な割烹料理屋。
4000円前後で和食のコースが楽しめるという、なんとも素敵なお店。
和食コース行ったこと無い!って友人を連れて行ったんだけど、和食の入り口にもピッタリ。
前菜4点、茶碗蒸し、お造り、揚げ出し、酢の物、ヒレカツ、食事、甘味。
の構成で、高級では無いが質の良い食材で作られており、カツ専門店にいた経験もあるだけあってカツも美味い。
若者向けの和食っぽい印象を受けた。
中でも美味しかったのは揚げ出しゴマ豆腐。
揚げ出し豆腐も、ゴマ豆腐もどっちも家で作るのが大変な料理だから嬉しいし、正直ゴマ豆腐を揚げるなんてもったいなくて出来ないけど
こりゃあ一本取られた。うめえわ。
和食コース食べてみたいけど、敷居が高いって人は是非。
良いもんです。
テレビや雑誌などでも引っ張りだこの料理人、野崎さんの店。
和食屋さんでここまで知名度のある店は少ないだろう。
俺自身も野崎さんの本を2冊持ってて
面白いなぁ…と思っていたが行く機会が無くてやっと行けた。
3階建てのお店で有名店な事もあり、接客もしっかりしているからか、外国のお客さんも多い。
伝統的な和食をベースにしつつも外国人ウケもよさそうなちょっと崩した料理。
中でもこの鮎飯がとても美味かった。
少し硬めの炊き上がり、鮎の脂と独特な香りと苦味。そしてピリッと辛い蓼の葉。
鮎とタデという最強のコンビ。
そりゃ合うわな~
味付けも絶妙に優しくて、みんなおかわりした。
最後少し残ったのをおにぎりにして渡してくれたのも嬉しかった。
そういう和食屋さんっていいですね。
鯉を料理する機会があったので、その予習を兼ねて鯉を食べに千駄木へ。
鯉こくと鯉の洗いが入った鯉定食を。
洗いも美味かったけど、こいこく美味かった。
鯉の鮮度や身質もだけど、まろやかな味噌がよかった。
クリーミーな感じ。
鯉の独特な香りは白っぽい味噌のミルキーさで和らげるんだね。
この店はウナギもドジョウもあるからまた行きたいな~
川魚は面白い。
ドジョウ鍋の老舗。飯田屋。
どじょう鍋はもちろん美味いが、この日はナマズ唐揚げが美味かった!!
ムチップリッとした筋肉質の身に甘めの味付け、薄めの衣が合う~~
ほんのり川の香りがして、それが醤油と合うのよ。
こういう料理には昔ながらの加熱処理ビールが合うのよね~
イベントでおにぎりを握ってからというもの、おにぎりの世界を知りたいと思い行った。人気すぎて寒空の下2時間並んだ…
上の写真は一緒に行った友人ので、俺が食べたのは下の写真。
この具の多さもですが、空気の含み方がすんばらしかった~
とっても独特な握り方なんだけど、アレが大事なんだろうなぁ~
具もめちゃめちゃよかった。
どれもおにぎりに合わせる為に作られているのかな、かぶりつくための美味しさ。幸せ。
特にそぼろ美味かったなぁ、そぼろ丼で食べても100点の美味しさだろうけど、おにぎりにする事で120点になる感じ。
けど二時間並ぶのはキッツいから次はテイクアウトしようかな、全種類食べてえな。
料理人の町、合羽橋で人気の棒寿司屋さん。
468と書いてヨーロッパと読みます。クセが強い!!
握り寿司屋が多い関東においてこのクオリティーの棒寿司があるとは!!
サバはシャリに海苔が隠れており、サバの上には白板昆布。
ぐじ(甘鯛)はシャリにシソ、上にはおぼろ昆布。
シャリは甘めで柔らかめなので時間が経っても美味くて、巻き加減も絶妙に優しい。
食べるまでに時間のかかる棒寿司だからこその工夫がすごい。
あとから知ったがここは穴子が美味いらしいので、リベンジしなくては。
次はテイクアウトじゃなくて飲みに行きます。名物の芋吸いも食べたいなぁ~
ほどよく現代に合った江戸前鮨。
シャリは江戸前らしく赤酢を効かせているが、赤酢100%では無いのでクセはあるけど食べやすい。
ランチだったからってのもあるけど、スピードが速い。
一巻ずつでてくるが、ポンポンくるので待ち時間は無い。
寿司はファストフードであることを再認識させられる。
コハダや煮穴子なども良かったが1番は煮ハマグリ。
適度な歯応え、旨味、磯の香り、シャリとツメとの相性、すんばらしかった!!
次は夜に行きたいな。しっぽり呑みてえな。
小田原で食べる小田原の地魚鮨。そりゃあ美味しいよね。
ネタはヒラメ、ワラサ、イカ、キハダマグロ、春子鯛、生しらす、アジ、そして漬けや塩辛の細巻き。
この日はこれに太巻きも追加。
一貫ずつ出てくる高級な寿司屋もいけど、こういう町寿司の魅力に惹かれてやまない今日この頃。
推しはやっぱりアジ。俺が好きって言うのもあるけど、
小田原の名産だからね!
この日は生しらすもよかった。というか全部良かった。
シャリはほどよく赤酢のまざったパンチのある味で、それに負けない美味いネタとのバランスが良い。
あとこの細巻き類がすごい、塩辛や酒盗などの珍味やアテが巻かれてるんだけど、シャリの主張が強いからいい塩梅に食えて最高の肴。
突然の福岡県、博多。
5月に福岡に行ったので、行くなら寿司は外せないよなと思ってね。
最近は赤酢を混ぜるお店が多い中、白酢一本でやっているのがそえ島。
ここの名物は溢れんばかりのとろたく。
写真で見る以上に巻いてます。
『そんな巻けるんですか!?!??』って聞いちゃったくらいマグロどっさりです。
マグロが多すぎるんじゃ?と思う方もいると思うけど、意外にもマグロがサッパリしてるし、タクアンの歯応えやシャリの酸味でサクサク食べれちゃいます。うわ~お贅沢。
江戸前ならぬ博多前と称される博多のお寿司、ここはそのどちらの要素もありつつオリジナリティーがある。そえ島前です。
同じく福岡。県内に数件あるモツの専門店“煮こみ”
友人の料理人からオススメされたら行くしか無いよね。
ハツ、血管、センマイ、酢モツの4種。
氷の入ったボールの上に皿をのせるスタイルなので、ゆっくり食べてもぬるくならない。
酢モツやセンマイもよかったが、特に美味かったのは手前のハツと血管。
鮮度がよく、シャキシャキした血管、濃い旨味とコクがあれどサッパリ食えるハツ。美味しかったなぁ~
流石は福岡、モツの質が高い!
こういう飲み屋が近所に欲しいな。
博多にいることをTwitterで話したら、前からちょくちょく話す魚博士から食事に誘われてトントン拍子で魚を食べに。
色々と食べたあとだったのですが、そういえばゴマサバを食べてない!!と気づきここへ。
一見普通の海鮮居酒屋なんだけど、地域柄かな?どの魚も想像以上に美味かった。
特にゴマサバは凄い!
コリッとしたサバにねっとりしたゴマだれ、ワサビや海苔が合うんじゃ。
幸せの味でした。
魚博士と会えたのはもちろん嬉しかったのですが、ホウボウの煮付けを頼んだ時にお互いが目玉をしっかり食べてたのなんかよかった。
福岡の美味しい物をたくさん教えて貰ったのでハッピーでした。
ありがとうフナさん。
福岡は姪浜港からフェリーで10分。すぐ行ける離島として有名な能古島にその店はある。
ここは福岡に行ったら絶対行くと決めていた店で、地魚がどっさり食べれる店だ。
ただやってるかどうかが着くまで分からないので賭けでフェリーに乗った。
やっててよかった。本当に。
雑魚定食は、小鉢、前菜、刺身、煮付け、潮汁、ごはん。という盛りだくさんのメニュー。ビールを片手に食うべさ。
刺身は8種、説明などはないので確信は無いが、サバ、チヌ、太刀魚、ヒメジ、はいたと思うが他は分からん。
でも種類が分からなくても美味い物は美味い!!
煮魚は九州らしいサラッとした甘め、タイとニベかな?
めっちゃ美味しかった~、なんつーか魚らしい味なのよね。
磯臭さとかも少しあるんだけど、これぞ地魚って感じがする。
そう、あと魚のフライがめっちゃ美味かった。
フライなのにこんな身がプリプリなの??ってくらい美味い。
鮮度がいいのかな~、また絶対行く。福岡に行ったら是非!!
さて、神奈川に帰ってきた。
場所は田園都市線のたまプラーザ駅、一見入りにくいお店だけど入れば天国です。
元々ホテルのレストランの料理人だとかで和食は専門外だったそうだが、こんなクオリティーの刺し盛りを出すなんて本当に衝撃的。
カツオ、小肌、黒ムツ、クエ昆布〆、トビウオ叩きの5種。
お皿のセンスも、盛り付けも、もちろん魚の質も良い。
こりゃ~良いお店だ。各シーズン事に行きたいなぁ。
ここを行きつけってできるような大人になりたいですね。
・和食以外20品
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