【天職は探さず育てる話】キャリアアドバイザーが天職になった瞬間
いつも訪れてくださりありがとうございます。
今日は私の過去記事『「やりたいこと」はなくて大丈夫』の
具体例として私がやりたいこと・天職を「育てた」
エピソードを紹介させてください。
私は今キャリアアドバイザーが
天職(calling)だと思っていますが、
最初から「やりたい」とは思ってなかったです。
もともとは人見知りですらあったので、
沢山の人と話すお仕事。
しかもアドバイスするお仕事って
一般的な意味においての
「向いてる」では絶対になかったです。
なぜ楽しいと思えたのか?
「自分がやる意味」を見出すことができた。
これが一番大きいです。
最初にまず感じたのは、
これくらいのことで感謝してもらえるのか?
でした。
これだけだと誤解を招きそうですね。
もうすこし分解すると、
自分が就活に苦しんだ経験、
それから自分の弱みだと思っていることを
直すためにしてきた努力。
が目の前の学生さんの悩みを解決するために、
役に立っている実感がもてました。
実際に自分が就活に苦しんだ時、
それから自分の弱みと向き合った時、
その時間はとても苦しいものでした。
ただ、苦しみ抜いたからこそ、
自分なりの対処方法が生み出せてもいます。
そして、
キャリアアドバイザーとして
学生の一人ひとりと向き合い、
私が苦しんできたことは、
完全な私固有のものでなく、
似ている悩みを持っている方が沢山いる
ということに気づきました。
であれば、ということで、
「私はこうやって乗り越えましたよ。」
と、相談を受けた学生にお話しすると、
私の想定以上に、
学生さんの目が輝いたり、
安心した顔をしたり、
安心が過ぎて涙を流したり
な学生さんが沢山出てきました。
過去の自分の負の感情・体験が
誰かの負を解消することに繋がったのです。
シンプルに
「あの苦労は全く無駄ではなかった」と
自分の人生を肯定できた気持ちでした。
そして次に、この仕事は他の人以上に
学生の悩みを解決するための材料としての
負の体験が沢山ある
「自分がやる意味がある」
という思いを強く持つことができました。
これがキャリアアドバイザーが志事が
「やりたいこと」「天職」になった瞬間です。
過去記事の通り、
私はやりたいことを探していません。
選択したものが結果的にやりたいことに、
天職になったのです。
一つの仕事に一生捧げるという価値観は、
今の時代にふさわしくないと思います。
一方で、キャリアにすぐに結果がわかる
インスタントな正解もないとも思います。
選択肢という種が芽吹き、
稲穂が垂れるまで選択肢を「育てる」感覚を、
持つことが大事なのではないでしょうか。
いつも最後まで読んでくださりありがとうございます。
一人でも多く、働くを楽しむ社会に。