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アイドリッシュセブンと同人と装丁 ※サポートは受け付けておりません

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わたしが大好きな”アイドリッシュセブン”を、もっとみんなに知ってほしい

2019年12月17日、AM8:30。師走のこの忙しい時期にも関わらず、あまりにも疲労困憊が過ぎてしまったがゆえに有休をとった。自然にふれてリフレッシュでもするか~~~と思っていた私の目覚ましになったのは、窓をたたく雨の音だった。なんだ雨かよ!!!せっかく取れた休みなのに!!!海!!行きたかったのに!!!なんてことだ!!!すでに不機嫌マックスになって不貞腐れてTwitterをみたらこれが目に入った。 わたし「雨になったから(?)渋谷行きたい。車出すから」 友達「ヨッシャ行こ

    • アイドリッシュセブンと生きる、鮮やかな日々 ――ムビナナ感想文

      月末のルーティンとしてクレカの明細を確認したところ、軽く眩暈がした。最近迷惑メールでクレカ会社を名乗る迷惑メールは大量に届くがそりゃこんな使い方してたら本当にクレカ会社だって送りたくなるだろう。 アプリって本当に怖い。ワンタップで映画のチケットが買えてしまう現代の進歩に感謝しつつ、こんなに見たんだなぁとしみじみしてしまう。 2023年5月20日・21日 劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD  <DAY1><DAY2> 公開から

      • 同人メンタル相談室の回答まとめ

        去る10/21同人メンタル相談室というのをやりました。(にゃおさんと一緒に)なかなか面白かったので、今年の活動報告としてお悩み相談の返答まとめます。 大変申し訳ないのですが、録音を行なっていなかったため、文字でまとめさせていただきました。だいぶ記憶から飛んでいるのでポイントだけご回答させていただきます。 少しでも同人活動をする皆様の手助けになれば幸いです。 大前提として ・全ての回答に「ただし締切に余裕がある時に限る」という枕詞がつきます  ※締切前はとにかく入稿するこ

        • 同人誌を誰にも手に取ってもらえなかった同人オタクの話

          唐突だが、わたしは教訓じみた話はあまり好きじゃない。若い頃の苦労は買ってでもしろと言うけれど、そんなもん知るかと言う話だし、自分がそう言う教訓めいた話をするのも嫌だ。 だからこう言うタイトルはどうなのかなぁと思いながら書いている。だってどうしたって、このタイトルは同人女の道徳の教科書になってそうだもんな。 だからこれは私の単なる昔話だ。教訓でもなければ、何かを学べとも強制できない。 それでも今、悩んでる人がもしいるとしたら、このnoteのタイトルに惹かれて読む人がいたらこう

        • 固定された記事

        わたしが大好きな”アイドリッシュセブン”を、もっとみんなに知ってほしい

          新刊会議備忘録【同人スペースまとめ】

          あなたはこれまで同人誌を何冊作ってきただろつか? 私はよくわからないが多分60冊くらい出している。年間4〜5冊くらいのペースで発行している計算だ。仕事しながら徹夜して、仕事終わったら原稿をして本当に何してんだろうな………となること数知れず、しかし、今では年に最低3回はイベント出ないと生きられないくらいの根っからの同人野郎である。 ……が、実は今年、3冊しか同人誌を作っていない。 今年3冊しか作ってなくてさ〜〜〜マジですくな〜〜〜!!!と愚痴ったところ「そんだけ出せば十分だ

          新刊会議備忘録【同人スペースまとめ】

          アイドリッシュセブンに、特別なことは何もない

          2022年度も折り返しを迎えようとしている。 日本人のさがというか、1年の始まりはどうしても年度の始まりである4月になることが多い。 自分の手帳は4月始まりなのでまだ文房具店の手帳コーナーには縁遠いが、誰かにとっては切り替えの節目の時期であることは間違いがない。 いわゆる『ソシャゲ』がオタクの一大ジャンルを築いてからというもの、そういった節目の日が増えた。 リリース日はソシャゲのお誕生日であると共に、その一年を無事迎えられたというおめでたい証明の日でもある。 ソシャゲが生ま

          アイドリッシュセブンに、特別なことは何もない

          アイドリッシュセブンは終わることができるコンテンツであることを選んだ

          先日、久々に英語の文章に触れた。拙い英語で文面を考えながら、英語の文法について考える。SVOの順番とか、文章の最初を大文字にするだとか、英語の初歩の初歩だ。 そういえば、英語のテストで減点を受けた時、ピリオドをきちんとつけるように指導されたことを思い出す。 ピリオド。終止符。何かの終わり。文章には終わりがあって、大文字で始まってピリオドで終わるのが、ルールである。 始まったら、終わりがある。当たり前すぎて、普段は気付かないようなことだ。人もいつか死ぬし、物語は終わる。コ

          アイドリッシュセブンは終わることができるコンテンツであることを選んだ

          原作を1㎜しか知らない人間のあんさんぶるスターズ‼︎Road to Show‼︎感想

          高校時代の友人と集まると「生きてるだけでエンターテイメントなのよ」という話をする。 各々があまりにもクレイジーな人生を歩んでいるからであるけれど、それ以上に、自分の身に起きた愚痴も理不尽も、もちろん喜ばしいお話も何ひとつ無駄にすることなく、面白おかしく語れるというのは一種の才能だと思う。 この「生きているだけでエンターテイメント」、身内の中では結構ネタ的に言われていたのだが、先日見た映画の主題歌で、こんな風に歌っていた。 「人生は、エンターテイメント!」 「Life i

          原作を1㎜しか知らない人間のあんさんぶるスターズ‼︎Road to Show‼︎感想

          アイドリッシュセブンに夢を見た――Op.7を終えて、無邪気な夢を思い出す

          あなたは、覚えているだろうか。初めて好きという感情を覚えた日のことを。 おぼろげながら覚えているのは、くすぐったくて、恥ずかしくて、誰にも教えたくないような自分だけの秘密だった。 好きな子に好きだといいたいけど、いえない。だけど誰かに知ってほしいみたいな、そんな甘酸っぱい思い出だ。 あれから数十年が経って、周りには好きなものが増えた。 大人になるにつれ、好きなものは増えていったけど、同時に、世間からみたその「好き」が受け入れがたいことであることも増えていった。 好きにグラデ

          アイドリッシュセブンに夢を見た――Op.7を終えて、無邪気な夢を思い出す

          お返事。(長くてごめんね😭)

          ※このnoteはnote主が発行したアイドリッシュセブン非公式同人誌「ライ・ライ・ライラ」の感想(マシュマロ)へのお返事となります ※いただいたマシュマロの仕様上、「花巻すみれのblog」の形式をとっておりますので、ご理解いただけた方のみご閲覧お願いします。 ~~~~~~~~~~~ こんばんは🌸 涼しくなってきたかと思ったら、 また今暑くなってきましたね💦 暑かったり、寒かったり・・・ みなさん体調管理大丈夫ですか~?? わたしはね~ うーーーーーん げん

          お返事。(長くてごめんね😭)

          『何者でもない』アイドリッシュセブン ~二次元アイドルのこれからを考える

          2021年8月20日。未曽有の感染症拡大の中、五輪も終了し、後に残るのは謎の空虚感と先の見えない未来だ。昨年は「さすがに来年になれば」と軽い気持ちで考えていたことが、何一つ変わっていない。会いたい人に会えず、行きたい場所に行けないストレスは、この時代、多かれ少なかれ誰もが抱えているものだ。 そんな中でも、月日は確実に流れていくし、アイドリッシュセブンは6周年を迎えた。5周年で書きそびれてしまったnote。ソシャゲアプリで5周年という節目を迎えた日から一年が経って、こうした久々

          『何者でもない』アイドリッシュセブン ~二次元アイドルのこれからを考える

          『推しカプクラスタ』からちょっとだけ距離を置いた同人女が思うこと

          いつのまにかまた春がやってきて、出会いと別れがありました。 春は妙に感傷じみてしまうのはなんでだろう。桜の散り際がいつも寂しいからなんでしょうか。今年はそんな感慨にふけることもなく、桜の写真を撮ることもなく春が過ぎようとしています。 さて出会いと別れの季節ということで、大したことない同人女の別れと失敗の話をします。 突然の物騒なタイトルで申し訳ございません。 昨年、推しカプクラスタからちょっとだけ離れました。 離れました、というとすごい強い言葉なので補足すると、同人女と

          『推しカプクラスタ』からちょっとだけ距離を置いた同人女が思うこと

          アイドリッシュセブンってアイドルだったんだと気付いた

          (超絶今更ながら昨年のラビチューブの感想が出てきたのでリサイクルがてら載せさせてください。以下、昨年の下書きで放置していたものです) ------ 2020年が明けた。相変わらず仕事の休みは取れないが、アイドリッシュセブンのマネージャー業もおろそかにはできない。兼業はなかなかつらいものだ。今日は久々に時間が取れたのでnoteに独り言でも書こうと思う。 …などとnoteにあるあるなクリエイター書き出しをしてみたところで、あるが今回も言わせていただきたい。アプリゲーム『アイ

          アイドリッシュセブンってアイドルだったんだと気付いた

          『変わらない10年』だったのかもしれない、『私の10年』

          「10年前、何をしていましたか」 今日この日、たくさんの問いかけがあったことばではないだろうか。10年前のあの日に想いを馳せていた方も多かろう。もしかしたら、このnoteを読んでいる方で物心がついていなかった方もいるかもしれない。 本来ならこのnoteの記事は、アイドリッシュセブン のオタクとして、同人屋として、オタクとして何かものを語るべきなのだろうけど、この日ばかりはご容赦いただきたい。東北出身の私にとっての3.11は特別な意味合いを持つ日だ。どれだけ遠く離れても、1

          『変わらない10年』だったのかもしれない、『私の10年』

          「恋星男子」は創作と現実を区別する

          どうして私たちはフィクションの物語を求めるのだろう。 それは娯楽のためであったり暇つぶしのためであったり、得られない興奮や感動を得るためかもしれない。 一方で、作品というものがひとたびこの世に出れば、プロアマ問わずに読み手が存在することになる。 何か迷いを抱えて、自分のままならない現実から目を逸らしたくて、書籍のページを捲る人もいるだろう。 たとえば叶わぬ恋をしていたら。胸の苦しさを誰にも打ち明けることができずにいる思いを、フィクションという世界の中でだけでも共感を得ようとし

          「恋星男子」は創作と現実を区別する

          萌えの効率と要領のいい現代のオタクと、取り残される古の私

          自粛生活でいろいろと物思いにふける夜も多い。 新たにふれたコンテンツについて思いを巡らせる時間も多くなった。 そんなわけで、アイドリッシュセブンだけでは足りなくなり(?)、最近図書室のネヴァジスタをプレイしたのだけど、これは本当にすごいゲームだった。 正しく創作同人活動というのを体現しているゲームだと。 同人活動というものは縛るものが何もない自由な活動だ。 商業レーベルであると、大人の事情だとかいろんなあれこれでできないことを、同人活動は自己責任という括りでできる。 「図

          萌えの効率と要領のいい現代のオタクと、取り残される古の私